『さんぽ』

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2025/11/1 📝 1,081文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

つなの一次創作、R18GBL▶︎BOXシリーズをAIに二次創作してもらい、気に入ったモノを保管していきます。 【BOX】 不器用で愛が痛いシュートと、包容力MAXの茶太郎のスラムでのドタバタな日常の記録。

本文

澄んだ秋の空気が、京都嵐山の竹林を通り抜けていく。

「シュート、シド、行くぞ」

茶太郎の声は低い。しかし、シドニーという名のゴールデンレトリバーの穏やかな吐息と、シュートが発する小さな頷きに、そのぶっきらぼうな響きはかき消された。

茶太郎はいつものデニムに、古着のざっくりとしたニット。シュートは茶太郎が選んだ落ち着いた色のパーカーに身を包んでいる。シドニーはシュートの隣を、その大きな体をゆったりと揺らしながら歩いていた。

二人が暮らすのは、この竹林から少し離れた、古い京町家を改装した家だ。茶太郎がデザイナーの仕事を自宅でフリーランスとして請け負うようになってから、東京の喧騒を離れ、この静かな場所を選んだ。シュートのためだ。

「ちゃた、きれい」

シュートが竹林を見上げながら、短くつぶやく。

「そうだな」

茶太郎は、スマートフォンで仕事のメールをチェックし終えたばかりで、すぐにポケットにしまい込んだ。

二人はシュートが14歳の時に東京で出会った。シュートは養護施設育ちで、茶太郎はボランティアとして施設を訪れていた。茶太郎のぶっきらぼうな優しさは、孤独を知るシュートに初めての安らぎを与えた。18歳で茶太郎に引き取られ、養子縁組こそしなかったが、里親と里子の関係になった。そして、今は恋人だ。

シュートは虐待の後遺症で、人混みや大きな音が苦手だ。だから、この静かな田舎の暮らしが心地いい。シドニーは、そんなシュートのサポートをするために、家族に迎え入れられた。

シドニーはシュートの足元から少しも離れず、時折シュートの手の甲に鼻先をこすりつけてくる。

「シド」

シュートはしゃがみ込み、シドニーの頭を優しく撫でた。シドニーは嬉しそうに尻尾を振る。

「ちょっと、腰を上げるぞ」

茶太郎はシュートに手を差し伸べる。シュートは茶太郎の手に自分の手を重ねた。その手がぎゅっと握られただけで、シュートは安心したように微笑む。

竹林を抜けて、二人は渡月橋へと向かう。桂川の流れは、秋の日差しを浴びてキラキラと輝いている。

橋のたもとにある茶屋の前に着くと、シュートが立ち止まった。

「ちゃた、おれ、みたらしだんご、すき」

茶太郎は財布を取り出すと、ぶっきらぼうに言った。

「わかってる。買ってやるよ」

団子を頬張りながら、シュートは嬉しそうに笑った。その顔は、竹林の静けさにも、川の流れにも負けないくらい、穏やかな光を放っていた。茶太郎はその様子を、黙って見つめていた。

「ちゃた、これ、おいしい」

シュートは茶太郎に団子を差し出す。

「お前が食え」

茶太郎は、そう言いながら、シュートの手にそっと口づけを落とした。

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つな(DD)

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