雪降る街の恋人たち
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
機械と魔法の季節、少し恋とか友情とか。 ひとことレビューしてくれると喜びます。
本文
冬祭りの夜。
雪の灯りが通りを照らす中、アリアは一人、噴水の前で立ち止まった。
恋人のレオンが戦地へ旅立ってから、三か月。
彼がくれた魔法の指輪が淡く光を放つ。
――"約束の日、雪が降ったら会いに行く"
信じて待つことがこんなに痛いとは思わなかった。
そのとき、背中に温もりが触れた。
「……待たせたね」
振り向けば、雪を背負った彼が立っていた。
傷だらけの手、疲れた笑み。それでも優しい。
アリアは泣きながら抱きついた。
「嘘つき……もう会えないと思ってたのに」
「雪が降ったら帰るって言っただろ」
二人の笑い声が白い街に溶けていく。
夜空から降る雪が祝福するかのように降り注いだ。
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