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第6話 家出令嬢と最強の友情 -1

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/3/2 📚 シリーズ: 八人の最狂ポンコツヒロイン、最強の絆で世界を護るらしい ~結果的にS級冒険者、でもポンコツしかおらん!~ 📝 2,344文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

八人の最狂ポンコツヒロイン、最強の絆で世界を護るらしい ~結果的にS級冒険者、でもポンコツしかおらん!~ - 第6話 家出令嬢と最強の友情 -1

本文

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1. リリアの父からの依頼

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王都アルテミスの冒険者ギルドは、いつも通りの熱気に包まれていた。だが、その喧騒を切り裂くように、ひときわ厳めしい声が受付カウンターに響き渡る。

「我が娘、リリアーナ・フォン・アークライトを捕縛し、即刻連れ戻せ!」

「……ええ?」

「これはアークライト家の名誉に関わる一大事だ。

 報酬は惜しまない。一刻も早く、確実にだ!」

厳つい顔をした騎士団長が、受付嬢エルザに高額な依頼書を突き出していた。その顔には、怒りと焦りがにじみ出ている。フィーネは、その只ならぬ雰囲気に気づき、慌てて柱の陰に身を隠した。耳を澄ませると、聞き覚えのある名前が聞こえてくる。

「リリア……?」

信じられない、といった表情で、フィーネは思わず息をのんだ。エルザは、そんなフィーネの視線に気づかぬふりをして、完璧な笑顔で依頼書を受け取っていた。

「ほほう、これはまた大層な依頼でございますね、アークライト騎士団長殿。

 承知いたしました。しかし、娘さんは……」

「何か、問題でも?」

「現在特定のパーティと行動を共にされておりまして……」

「それは、問題児として、ですかな?」

エルザの言葉は、騎士団長の苛立ちをさらに煽ったようだ。

「奴の魔力無効化など、剣の腕前は認めよう。

 だが、あのポンコツぶりでは魔法騎士の家では……恥を晒すだけだ!」

「ポンコツ……?」

「早く連れ戻し、社交界から遠ざけるのだ!」

騎士団長はそう吐き捨てると、苛立ちを隠せない様子で踵を返し、足早に去っていく。その背中からは、怒りのオーラが噴き出しているかのようだった。

騎士団長の姿が見えなくなった途端、フィーネは柱の陰から飛び出し、エルザの元へ駆け寄った。その顔は、今にも泣き出しそうなほどに青ざめている。

「エルザさん!今のはリリアの……!?どういうことですか!」

「その依頼、まさか……!」

「どうするんですか、私、親友を捕縛なんて、そんなことできませんっ!

 リリアが可哀想です!」

半泣きで訴えるフィーネに、エルザは優雅に書類を整理しながら涼しい顔で答えた。

「慌てなさんな、フィーネ。これを利用しない手はないでしょう?」

「利用……ですか?」

「ええ。彼女の親友であるあなたが動けば、確実に捕縛は成功するわ」

「でも……そんなこと、私に……」

「そして……その過程で、彼女の父親を黙らせるための『交渉材料』を手に入れればいいだけのことよ」

エルザの言葉に、フィーネの顔がハッと変わった。目にビジネスの光が宿る。

「交渉材料……!なるほど、それなら……っ!」

「そうすれば、リリアも……!」

「エルザさん、私に任せてください!

 必ずリリアを救い、そして……大儲けしてみせます!」

フィーネは力強く拳を握りしめた。その表情は、先ほどの焦燥感とは打って変わって、商売人の顔になっていた。エルザは、そんなフィーネを満足げに見つめると、口元だけで微笑んだ。

「ええ、期待していますわ、あなたの手腕に」

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2. リリアとアキナの日常

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王都の路地裏にひっそりと佇む、小さな隠れ家。そこは、家出中のリリアとアキナの秘密基地だった。散らかった部屋の中央で、リリアは地図を逆さまに広げ、真剣な顔で首をかしげている。

「この道を行けば、美味しいパン屋に辿り着けるはずなのだけど……」

「うーん……」

「あれ?さっきと道が違うわね……また、迷ったのかしら……」

ぶつぶつと独り言を呟くリリアの横で、アキナは愛用の剣を丁寧に手入れしていた。その顔には、どこか呆れたような、しかし微笑ましい表情が浮かんでいる。

「リリア、また道に迷ってんのか?」

「……うるさいわね」

「そこ、完全に逆だぞ。いい加減、地図を正しく持てよ。ほら、太陽はあっちから昇るんだから……」

「い、言われなくても分かってるわよ!」

アキナは剣を拭きながら、チラリとリリアに目をやった。床には、食べかけのパンくずや古ぼけた剣術書、そしてアキナが読み込んでいるアニメ雑誌が散乱している。二人の生活感が、この空間に独特の賑やかさを与えていた。

「フン、あなたに言われなくても分かってるわよ!」

「これは戦略的な迂回よ、迂回!私なりの最短ルートなの!」

「へえ、そうなのか?」

リリアはムッとして顔を赤らめた。見栄っ張りな彼女にとって、方向音痴を指摘されるのはプライドが許さないことなのだ。しかし、アキナはそんなリリアのツンデレな反応に慣れっこだった。

「はいはい」

「ま、なんだかんだ、どこに迷い込んでも、俺がリリアを守ってやるから安心しろよな!」

「私は別に……」

「なんたって、俺は勇者だからな!」

アキナはフッと笑って、手入れを終えた剣を鞘に収めると、自分の胸をドンと叩いた。その言葉に悪気はない。ただ純粋に、リリアを守りたいという気持ちが溢れているだけだった。

「バッ……バカ言わないで!」

「誰があなたなんかに守られるものですか!私一人で十分よ!」

「そうなのか?」

「……でも、まあ、感謝してあげなくもないわ……」

リリアはプイとそっぽを向いたが、その耳は少し赤くなっていた。アキナの真っ直ぐな言葉が、彼女の頑なな心を揺さぶっているのが見て取れる。

「そうかよ!

 ま、なんだかんだ、リリアと一緒なら、どこに迷い込んでも楽しいからな!」

「へへっ、これからもよろしくな、相棒!」

アキナは屈託のない笑顔でリリアに話しかける。リリアは小さく、しかしはっきりと呟いた。

「……ええ、そうね……」

その声は、友情という目に見えない絆を確かに感じさせていた。

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ざつ

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