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ダンクとみやちゃんのロードバイクサイクリング

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/3/1 📚 シリーズ: チャッピー先生の課外授業 📝 4,184文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

ダンクとみやちゃんの甘々な自転車での遠出の物語。

本文

原案:Grok

校正・修正提案:ChatGPT

スタート〜登り坂

風が、前から殴りかかってくる。

ペダルを踏むたびに、太ももがじわりと焼ける。

前方、緩やかな登り坂の先で、真琴の小さな背中が揺れている。

(みやちゃんは、やっぱりロードだよな)

細いフレーム。軽いホイール。

立ち漕ぎに入るフォームが、無駄なく美しい。

女子だからと侮っていたわけじゃない。

だが、ここまで速いとは思わなかった。

(まさかロードバイクだな)

一拍。

速え。

俺のマウンテンバイクじゃ勝負にならない。

だから秀人の使わなくなったクロスバイクを借りてきた。

……それでも。

追いつくどころか、遅れないようにするだけで精一杯だ。

インカムが小さく鳴る。

《バスケ部員だから瞬発力だけかと思ったら、持久力も結構あるんだ》

真琴の声は、いつも通り落ち着いている。

息は乱れていない。

俺は歯を食いしばる。

《毎日、片道20km自転車通学してる俺をなめんなよ!》

言い返した瞬間、呼吸が荒いのが自分でも分かる。

少し間を置いて、彼女の声が返る。

《その割には……段々、遅くなってない?》

くそ。

前輪が、わずかに蛇行する。

ハンドルを握る手に汗が滲んだ。

真琴の背中が、ほんの少しだけスピードを緩めた気がした。

気のせいかもしれない。

でも――

置いていく速さじゃない。

試している速さだ。

真琴のバイクは、踏んだ分だけ前へ跳ぶ。

こっちは、窮屈なフレームに膝を押し込めて、ただ回す。

それでも、離されるのだけは嫌だった。

下り坂〜休憩ポイント

インカムから真琴の声が流れる。

《この下り、40km/h超えるよ。ちゃんとエアロポジション取れる? ……置いてかれても知らないからね》

置いていかれると思ったダンクが思わず叫ぶ。

《置いてく気満々じゃん! おい待てよー!》

しばらく下って、真琴が急にブレーキを握った。

風切り音が途切れる。

「……止まれ」

その声が、いつもより低い。

真琴は俺の手首を掴んで、スマートウォッチを覗き込んだ。

「……バカ。心拍、190」

「ちょっと休憩。これ食べて。……私、置いてくつもりなんて最初からなかったのに」

栄養補給用のジェルをダンクに押し付ける。

ゴールへ向かう優しい並走

残り3km、夕陽の下で並走。

ダンクのインカムがささやく。

《本気で走るのは、ダンクが元気なときだけでいい。今は……ただ、並んでゴールしたい。それだけで十分だから》

《……みやちゃん》

《心配だったんだよ。……ダンクが倒れたら、私、困るから》

最後の数百メートル、肩が触れ合う距離でゆっくりゴール。

誰も競わず、ただ一緒に到着。

ゴール後、夕陽を見ながら座り込む二人。

真琴「……お疲れ。よく、ついてきてくれたね」

ダンク「今日、一番速かったのは……お前の心配性だわ」

真琴「うるさい。……でも、ありがとう」

ゴールは終わりじゃなく、二人の新しいスタート。

あの遠出から1週間後。

週末の午後、街の自転車ショップに二人でやってきた。

店内は新車の匂いが充満してて、壁一面に並ぶカーボンフレームがキラキラ光ってる。

弟のバイクを返却してホッとしてるダンク。

「よし、今日は本気で俺サイズのやつ探すぞ。

もうあの窮屈なフレームで膝が悲鳴上げるのはごめんだわ」

真琴はヘルメットを手に持ったまま、店内をクールに眺めてる。

小柄な彼女の横で、ダンクの体格(長身でガタイいい)が余計に目立つ。

真琴が唸るように声を吐く。

「……ふん。前回のあれじゃ、ダンクのパワーが半分も伝わってなかったでしょ。

今日はちゃんとフィッティングして、フレームサイズもジオメトリも合うやつを選ぼう」

店員さんが近づいてきて、ダンクの身長・股下を測り始める。

真琴は隣でメモアプリに数字を打ち込んでる。

心配性スイッチが入ってるのがバレバレ。

真琴は店員に念を押す。

「この人の股下、ちゃんと測ってくださいね。

前回みたいに小さすぎるフレームだと、ペダリング効率落ちるし……怪我のリスクも上がるから」

照れ笑いするダンク。

「みやちゃん、俺のことそんなに心配してくれてんの?

嬉しいけど、ちょっと恥ずかしいわ」

思わず視線を逸らして頰微かに赤く真琴。

「バカ。心配するのは……私の勝手でしょ。

一緒に走るんだから、ダンクが快適じゃないと、私も走りにくいんだよ」

最初に試乗したのは中堅メーカーのエントリーモデル。

ダンクがまたがってペダルを回すと、真琴が後ろからフレームを触りながらチェック。

「このトップチューブ、長すぎない?

スタンドオーバーハイトがギリギリだよ。

……危ないかも」

ダンクも同意する。

「確かにちょっと窮屈かもな。次行こうぜ」

次はカーボンのミドルグレード。

店員がサドル高さを調整してくれて、ダンクが室内トレーナーみたいに回してみる。

真琴は横で腕組みしながら、真剣に観察。

真琴、絶賛する。

「……いい感じ。

リーチも短めで、ダンクの腕の長さに合ってる。

ヘッドチューブも低くないから、エアロポジション取りやすいはず」

ペダルを回しながらニヤニヤするダンク。

「みやちゃんのアドバイス、めっちゃ的確じゃん。

お前、俺の体格のことよくわかってるよな」

少し照れる真琴。でも言葉はクールだ。

「前回の遠出で、ダンクのフォームずっと見てたから……

無駄な力が入ってる部分とか、膝の角度とか、全部覚えてるよ。

だから、次は絶対に『置いてく』なんて言わせないようにする」

「このモデル、ジオメトリがアグレッシブだけど、ダンクさんみたいなパワータイプにぴったりですよ」

店員がそう言うと、真琴が即座に反応。

「パワーだけじゃなくて、耐久性も大事。

ダンク、無理しがちだから……長距離で疲れにくいやつがいい」

結局、二人が選んだのは軽量カーボンのエンデュランス寄りモデル。

フレームサイズはダンクの身長にジャストフィット。

色はマットブラックにアクセントでブルー。

真琴の小柄ロードと並べたら、対照的だけど、なんか似合ってる。

バイクにまたがって満足げなダンク。

「これなら、みやちゃんのペースに余裕でついていけるわ。

次は俺がリードしてやるよ?」

小さく笑う真琴。

「……ふん。楽しみにしてる。

でも、無理は禁止だからね。

……また、心配かけたら、許さないよ」

レジで支払い終わって、店を出る時。

ダンクの新しいバイクを二人で押しながら、真琴がポツリ。

「これで……また、二人で遠出できるね」

「ああ。今度は――」

口から先に出た。

「まさか、楽しみだな」

真琴が一瞬だけ見上げる。

「……それ、変な言い方」

「あ?」

「でも、嫌いじゃない」

夕方の陽が二台のバイクを照らして、未来の道が続いてるみたいだった。

その日を境に、ダンクの愛車はマウンテンバイクからロードバイクに変わった。

翌朝の通学時。

シュートの自動二輪とダンクのロードバイクが偶然並んだ。

「兄貴、そのバイク、乗っていてどんな感触?」

「ああ、まだ乗り始めだからざっくりとした感触だけど、走り始めがすごくスムーズだ。下手すりゃ俺の乗るロードバイクは。秀人の自動二輪より加速力は上かもな」

「へえ、そうなんだ。あ、信号が変わった。それじゃ学校で」

「おう」

信号が青に変わる。

排気音が低く唸る。

それでも――

脇道から、黒い影が抜けた。

ロードだ。

兄貴だ。

「……まさか速えな」

新しいバイクでの初ライド当日、朝の公園入り口。

ダンクのマットブラック×ブルーのエンデュランスロードがピカピカ。

真琴は自分の小柄ロードを立てかけて、いつもの無表情で待ってるけど……今日はなんか違う。

視線が少し泳いでる。

「よし、準備OK! 今日は30km折り返しで、みやちゃんのペースに合わせるぜ」

「……ふん。

でも、今日は……ちょっと、変な感じ」

「変な感じ?」

ヘルメットを被り直しながら、ポツリという真琴。

「私……今まで、誰かと一緒に走ったこと、ないんだよ。

ロードバイク、始めた頃から一人で。

周りに同じ趣味の人、いなかったし……

一人でコース決めて、一人でペース守って、一人で帰ってきて。

それが普通だった」

びっくりするダンク。思わず真琴を見る

「マジで? みやちゃんみたいな速いヤツが、一人でずっと?」

視線を地面に落とした真琴は、小さく頷く。

「うん。

だから……今日、ダンクと並んでスタートするの、初めてで。

なんか……心拍、いつもより上がってる。

これが、緊張? それとも……」

ニヤッと笑うダンク、真琴の肩を軽く叩く)

「嬉しいじゃん、それ。

俺も実は、みやちゃんと並んで走れるの、夢みたいだわ。

一人で走ってたみやちゃんが、俺のためにペース落としてくれて……

それが、すげぇ特別に感じる」

ツンデレモード発動の真琴。

「……バカ。

特別とか、言うな。

でも……置いてかれないように、ちゃんとついてきてね。

一人で走るより……並んでるほうが、風が気持ちいいかも」

スタートラインで、二人は並ぶ。

真琴の小柄ロードとダンクの新しいフレームが、初めて肩を並べる。

ペダルを踏み出した瞬間、真琴がチラッと横を見る。

いつもは一人で前しか見てなかった視界に、ダンクの姿が入る。

……隣に、誰かがいる。

息遣いが聞こえる。

これが、二人で走るってことか……

平坦路を進む中、真琴が珍しく自分からインカム越しに話しかける。

《ダンク、心拍どう?

……私、今日は自分のペースじゃなくて、ダンクのペースに合わせるよ。

初めてだから……ゆっくりでいいよね》

《へへ、了解。

じゃあ、今日は『並んでる』のがメインで。

景色見ながら、話しながら走ろうぜ》

登り坂で、真琴がいつものように心配顔で振り返るけど……今日は少し違う。

隣にダンクがいる安心感で、表情が柔らかい。

……これ、悪くないかも。

一人で走るより、ちょっと……楽しい。

折り返しポイントのベンチで休憩。

真琴はボトルを飲みながら、遠くを見てポツリ。

「今まで、一人で走ってた時は……ゴールしても、なんか寂しかった。

でも今日は、違う。

ダンクがいるから……帰るのも、楽しみ」

「俺もだよ。これからも、走ろうぜ」

小さく笑う真琴。

「……ふん。

勝手に終わらせるなよ。

でも……これからも、よろしく」

帰り道、二人は並走しながら、桜並木の下をゆっくり抜ける。

一人で走ってた道が、二人で共有する道に変わっていく。

風が、二人の間を優しく繋いでるみたいだった。

桜の花びらが、前輪に絡んで、後ろへ流れた。

二人のタイヤ痕が、並んで伸びている。

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さあもん

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