庭と手
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
枝を切ることで、木は生きる。でも、切りすぎれば木は枯れる。 元造園業の朋美は、認知症の母の介護のために退職し、毎日5時に起きて母の家に通っている。放置された庭の梅の木だけが、かつての技術を使える唯一の場所だった。 剪定の語彙が、介護の日常と静かに重なっていく。「徒長」「透かし」「切り戻し」「癒合」「萌芽」——5つの剪定用語が、5つのセクションのタイトルになっている。 触覚で描く、介護者の物語。
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