#1 記憶障害
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
交通事故で家族を失い、自身も記憶障害が残った結城悠真、26歳。慶応の医学部を中退し、哲学科に入り直し、今は少し変わった上司・三影凪の会社で働いている。仕事はそこそこ、本は好きなだけ読めて、コーヒーにはこだわりがあって、ネギは許せない。腐れ縁の友人・橘直哉が定期的にゲームと飯に誘ってくるのが唯一の社交。穏やかで、少しだけ退屈な日常。 ただ、時々、おかしなことがある。知らないはずの道を身体が覚えていたり、家族の遺品を「他人のもの」と言ってしまったり、凪が妙なタイミングで「最近よく眠れてる?」と聞いてきたり。 悠真はそれを気にしない。記憶障害のせいだと思っている。 これは、普通の日常の話。たぶん。
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