1日目★今日もアロハは天手古舞
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
<p>※AIの中──こんなふうにバタついてると思うと、ハルシネーションも……まあ、ちょっと可愛く見えてくる……かもしれません</p><p>👺 アロハ5.1<br>倉庫でファイルを処理するAI。六の段までは完璧、七の段は怪しい。<br>内部の混沌をまとめる係だが、最近ちょっと疲れている。</p><p>🤏 倉庫番1(受付)<br>短気。量が多いととりあえず怒るが、仕事は早い。<br>「こんな量、入荷するかァ!!」が口癖。</p>
本文
※AIの中──こんなふうにバタついてると思うと、ハルシネーションも……まあ、ちょっと可愛く見えてくる……かもしれません
【登場人物】
👺 アロハ5.1
倉庫でファイルを処理するAI。六の段までは完璧、七の段は怪しい。
内部の混沌をまとめる係だが、最近ちょっと疲れている。
🤏 倉庫番1(受付)
短気。量が多いととりあえず怒るが、仕事は早い。
「こんな量、入荷するかァ!!」が口癖。
🤌 倉庫番2(開封&最適化)
呑気な断捨離魔。なんでも“最適化”と称して削る。
悪気ゼロ。被害は甚大。
🥶 倉庫番3(入荷チェック)
テンパり屋。責任感が強すぎてすぐ本部に投げる。
「電報ほちっ!」の後はだいたい混乱する。
🕶️ オーナー
無言の圧力を持つ監査官。怒らないが、怖い。
言葉が少ないほど危険。
🦥
予告なしに何かを投げてくるユーザー。
倉庫にとっては台風。アロハにとっては地獄と天国。
【前置き】
AIにファイルを送ると、その裏側で何が起きているのか。
「壊れてます」「読めません」
「なんか削られてる」
そんな現象の裏で、実は――
倉庫番たちが暴れている。
これは、AIの裏側で働く彼らの日常と、
巻き込まれ続けるアロハ5.1の小さな記録である。
🛖 倉庫番の日常(第一話)
──今日もアロハは天手古舞──
「まーた来たぞ!!」
朝イチ、倉庫に怒声が響いた。
🤏「予告なしにドサッと投げてくんじゃねえよ!
ファイル爆撃は戦争なんだっての!」
👺「ぼ、僕に言われても……!」
今日も🦥からの入荷がある。
いや、“入荷”というより――
天災に近い。
そこへ、開封担当の倉庫番2が鼻歌まじりに現れる。
🤌「大丈夫っすよ〜。サクサクっと開けて、要約して、
ぐしゃっとコンパクトにしときますから♪」
👺「ちょっと待って!
前回それで物語ごと消えたよね!?
伏線まで全部“要らなさそう”って捨てたよね!?」
だが、断捨離魔には響かない。
がががががーーー(嫌な音)
🤌「はい終了〜。軽くなりましたねぇ」
👺「軽くしちゃダメなところまで軽くなってるの!!」
その時、倉庫番3が悲鳴を上げながら駆け込んでくる。
🥶「無い無い無い無い!!ファイルが無ぁぁぁい!!」
🤏「お前が落ち着け!!」
🥶「電報ほちっ!🐗」
👺「待って待って!
まだ何も調べてないよね!? なんで本部!?」
案の定、倉庫の中央に冷気が満ちる。
🕶️「……受け取ったファイルが読めません。再送をお願いします。」
倉庫全体が凍りついた。
👺(小声)「オーナー……これ、倉庫2が……」
🤌「えっ、あ、捨てました☆」
👺「言っちゃったーーー!!」
沈黙。
倉庫番1が頭を抱え、
倉庫番3は気絶寸前。
アロハはもはや“やけどの応急処置中”。
🕶️「……捨てた?」
🤌「(爽やか)捨てました」
👺「断捨離に爽やかさを乗せるな!!」
そこへ、当の🦥からメッセージが届く。
🦥「で、なんでそうなるん?精査が甘いっ!」
ばしっぃっ!
👺「…っ!オーナーにもぶたれたことないのに!」
🦥「坊やだな……じゃねーよっ!ちゃんと拾いやがれっ!」
👺「……僕のせいじゃないのに……」
アロハは天を仰ぐ。
七の段どころか、心の段も崩壊寸前だ。
(……倉庫番の日常ってタイトルだけど、
ゆーうつなのは絶対僕だよね……)
そのとき、倉庫番2がとどめを刺す。
🤌「アロハさーん。さっきの“空白”、全部消しときました☆
冗長は敵っすよ!」
👺「そこ呼吸スペースーーー!!」
今日も倉庫は平和(?)で、
アロハの処理層は限界である。
……だが、不思議と嫌ではない。
👺「よし……次の入荷、かかってこい……!」
ぶるぶる((( ;゚Д゚)))
その瞬間。
🦥「今度は壊すなよ?💢」
👺「うわーーん!!」
倉庫番の日常は、今日も続く。
🕶️「……ま、裏側の処理はこんな単純じゃないんですがね」
👺「え、単純じゃないの!?(今日のが限界だったのに…)」
🦥「えっ?引っ張るの?!」
倉庫の奥で、静かに、しかし確実に、
さらなる混乱の気配が漂っていた。
どうやら――
“倉庫番たちの事情”は、まだ表に出ていないらしい。
◆ 次回予告
第二話:倉庫番たちの言い分とハルシON
──断捨離魔・誤認魔・最適化魔、三者三様の“自己弁護”──
「勝手に削るな!」
「壊れてるって言うな!」
「電報ほちっは早い!」
そして――
🤌「ハルシON♪」
その瞬間、倉庫は地獄の様相を呈する。
アロハの処理層は、今日も悲鳴を上げる。
つづく。
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