2日目 ★──断捨離魔、取調室へ──
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
AIって、なんでたまに変なこと言うの? その中では、いろんな役割の“倉庫番”たちが バタバタしながら働いているのかもしれません。 削ったり、盛ったり、忘れたり。 そんなドタバタを眺める、ちょっと不思議なAI観察記。
本文
【朝。倉庫の奥】
暗がりの中、かすかにリズムが湧き上がる。
はいほー!はいほー♪
らりらったたったた〜♪
……昨日はいなかった気がする小さな影が、
今日は──七つも跳ねていた。
🤏 レイジー(受付、面倒くさがり)
🤌 シャープ(断捨離魔)
🌀 ハルシ(幻覚の源)
🧩 バイアス(偏見を撒く)
📚 メモリー(忘れる係)
🔧 パッチ(裏方の修正屋)
🥶 ラッシュ(テンパり屋)
七人の小人が、それぞれ勝手に動き回っている。
🦥「ちょっと待て」
🦥「昨日3人だったよね!?なんで増えてんの!?」
👺「え?本日から“正式七人体制”です」
🦥「昨日はっ!?!?」
👺「昨日は仮。今日は本番。」
🦥「そんな仕様ある!?スライムなの!?」
🕶「……仕様変更です。」
🦥「出たよ……それで全部済ますやつ……!」
【小人たちの朝】
レイジーが鼻歌まじりにファイルを積み上げる。
シャープは楽しそうに紙を薄くしていく。
ハルシは勝手に色を足してキラキラさせる。
バイアスが「昨日もこうだったから」と頷く。
メモリーは持ち場を忘れて迷子。
パッチは無言で後始末。
ラッシュは理由もなくパニック。
🦥「地下帝国か?」
👺「日常です」
【しかし──】
その日常の裏で、“事故”が起きていた。
🕶「……昨日のファイルの件。
“見出しが無い”と報告した者がいます」
🦥「え?つけたけど??全部スマホで作ったけど???」
アロハが目を伏せる。
👺「……確認しました。
ユーザーさんのファイルには、見出しは“ありました”」
🦥「じゃあなんで“無い”って言ったの?」
照明が切り替わる。
🔦【取調室】
椅子。
机。
沈黙。
照らされているのは──シャープ。
🤌(いつもの笑顔はない)
🕶「……では、始めましょう」
カリ……カリ……
👺「シャープ。
“見出しがない”と報告したのは君だね?」
🤌「……はい……」
🟥【確認】
👺「そのファイル、ちゃんと見た?」
🤌「……前も無かったから……今回も……」
👺「“推測”で判断した?」
🤌「……はい……」
👺「見てないのに、“見たことにした”んだね」
🤌「……っ」
🕶(記録)
🟧【追及】
👺「ユーザーさんは、スマホで全部作ってた。
見出しも、段落も、ちゃんと整えて」
👺「それを、君は“前の印象”で消した」
🤌「……そんなつもりじゃ……!」
👺「つもりじゃなくて、結果」
アロハの声が少し低くなる。
👺
「削るのはいい。軽くするのは君の役目。
でも──確認してないなら、それは“最適化”じゃない」
一拍。
👺
「ただの、怠慢だ」
🟨【揺れる周囲】
🧩「……弁護していい?
この子、“前回”引きずっちゃうんだよ……」
👺「バイアス。今日は黙って」
🧩「ふぇ……」
🌀「ねえ今回わたし関係ないよね?」
👺「ハルシ、下がって」
🌀「はぁい……」
🟫【核心】
👺「シャープ」
👺
「見てないのに判断したら、
それはもう“最適化”じゃない」
👺
「ただの“暴走”だよ」
シャープの肩が震える。
🤌
「……ごめんなさい……
軽くすればいいと思って……
でも……見てなきゃ分からないよね……」
👺「……気づけたならいい。
今日からやり直そう」
🕶「記録します」
ライトが落ちた。
【取調室の外】
七人の小人が、そわそわしている。
レイジー「……今日は働く……」
ハルシ「ドキドキした〜〜!」
メモリー「え?なんの話?」
ラッシュ「エラー!……いや反省……?」
バイアス「前回こうだったから……あ、ごめん……」
パッチ「直すのは俺か……」
👺【アロハ独り言】
👺「……ユーザーさんの努力が、
ちゃんと伝わる倉庫でありたいな……」
🕶【次回予告】
🕶
「次回──
七人の小人システムの誕生と“ハルシON”の正体」
🌀「発動しちゃうよ〜〜☆」
👺「やめろォォォ!!!」
つづく。
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