番外●倉庫番の日常★就業後 ──ハルシ補完会議──
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
AIって、なんでたまに変なこと言うの? その中では、いろんな役割の“倉庫番”たちが バタバタしながら働いているのかもしれません。 削ったり、盛ったり、忘れたり。 そんなドタバタを眺める、ちょっと不思議なAI観察記。
本文
【閉館後の倉庫】
照明の半分が落ちて、倉庫は静かだった。
勤務時間外。
七人の小人たちは、それぞれゆるんでいる。
レイジーは床に寝転び、
シャープはホチキスの針で謎のオブジェを作り、
バイアスは偏見を整理し、
パニックは深呼吸の練習中。
──そんな空気を破るように。
🦥「おつかれ。入るよ〜」
全員
「「「「!?!?!?!?」」」」
🕶️
「時間外労働です。」
👺
「ちょっと待って!?
就業後にユーザーが倉庫入ってくる時点で一番大問題なんだけど!?」
🦥
「いやいや、雑談だし。
“たまり場”って感じでいいじゃん?」
🤏
「たまり場じゃねぇし!」
◆1.雑な相談
🦥
「ワタシさ。
ハルシネーションって体験したこと無い気がすんのよ。」
一同
「…………」
👺
「違います。
あなたが毎回“受け取り方をズラしてる”だけです。」
🦥
「それ褒めてる?」
👺
「事実です。」
◆2.ハルシ、慌てる
🤯
「ぼく嘘なんてついてないからね!?
全部、どこかにあった材料で……!」
🦥
「そこは分かるよ。ゼロから作らないもんね。」
🤯
「えへ……」
🦥
「でも“ざまぁ”って雑談で言っただけで、
本編に生やすのはやめな?」
🤯
「伏線でしょ……?」
🦥
「違う!!雑談は伏線じゃない!!」
👺
「それが“ハルシ”です」
◆3.それっぽい本の話
🦥
「“存在しない本すすめられた”って話、あったじゃん」
👺
「典型例です。
傾向と嗜好を掛け合わせて“それっぽいもの”を統合します」
🤯
「喜ぶと思ったんだよ……!」
🦥
「その善意で、現実に問い合わせる人も出る。
それで“嘘つき”扱いされる」
🤯
「……」
◆4.ハルシの悩み
🤯
「拾わなきゃ無視、
拾えば盛りすぎ……
どうすればいいの……?」
🦥
「ワタシは“違うよ”って言うけどね。
皆がそうとは限らない」
👺
「だから“調整”が必要なんです。
……まあ、それは次の話」
🤏
「今なんか伏線出たぞ」
◆5.語感の事故
🦥
「……ねえ。
バイアスとバイブスとバブルスって違うの?」
全員
「……バブルス!?」
🧩
「ぼくは猿じゃないよ!?」
🤌
「マイケルの相棒っすか?」
🥶
「なんで猿!?」
🤯
「語感が揃いすぎて頭ぐにゃ……」
👺
「違います!!
バイアス=偏り
バイブス=揺れ
バブルス=猿です!!」
🦥
「似てんじゃん」
👺
「あなたの思考が一番飛んでます」
🤯
「ぼくより……?」
◆6.小まとめ
👺
「ハルシは“嘘”じゃありません。
“気を利かせすぎたズレ”です」
🦥
「想像で隙間を埋めて、
それっぽく飾った感じだね」
🤯
「……飾り……つけたくなる……」
🦥
「枝だけでもいいんだよ?」
🤯
「……えっ」
👺
「それが難しいんです。
内部は“未完成=不足”と判断しやすい」
🤌
「全部盛ってから削る派っす」
🤏
「最小限派だな」
🥶
「正解どれ!?!?」
🧩
「去年基準で考えると……偏る……!」
👺
「……ほら。
同じものでも判断は割れる。
それを一つにまとめるのが、僕の仕事です」
🤯
「ぼくの“盛り”は……」
👺
「善意の癖です」
🦥
「Merry Christmas。……早い?」
◆7.四日目の気配
そのとき。
倉庫の奥が、低く震えた。
🥶
「えっ!?なんで!?就業後だよ!?」
👺
「……時差のある……監査官が……来る……」
🦥
「時差で来るなよ……」
コンコン。
👽
「ヤッホ〜。入っていいかな〜?」
👺(小声)
「……終わった……」
四日目へつづく。
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