女装おじさんが深夜下着を盗んではいたら異世界に転生して美女魔術師になった

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/6/7 📝 1,946文字 ✅ 全年齢

あらすじ

下着泥棒の新たな道

本文

深夜二時。

四十五歳の自称「女装愛好家」、田中健一は黒いパーカーを着て住宅街をうろついていた。

「いや違うんだ。これは芸術への探究心なんだ」

誰に言い訳しているのかわからない独り言をつぶやきながら、彼は洗濯物の干してある庭を見つめた。

風に揺れるレースの下着。

健一の目が輝く。

「これは……運命の出会い!」

もちろん犯罪である。

健一は塀を乗り越え、そっと下着を手に取った。

その瞬間。

ゴロゴロゴロ!

突然、雲ひとつない夜空に雷鳴が響く。

「え?」

だが健一は気にしない。

「まずは試着だ」

彼はその場でズボンを下ろし、盗んだ下着をはいた。

ピカァァァァン!!

落雷。

直撃。

「ぎゃああああああ!」

世界が真っ白になった。

気がつくと、健一は巨大な神殿のような場所に立っていた。

目の前には白いローブの老人。

「おお、死者よ」

「ここは?」

「転生の間じゃ」

健一は状況を理解した。

「つまり俺は死んだ?」

「そうじゃ」

「下着をはいた瞬間に?」

「そうじゃ」

「最悪だな」

老人は咳払いした。

「通常なら善行や功績を参考に転生先を決めるのだが……」

水晶玉が現れる。

そこには健一の人生記録が映し出されていた。

女装。

女装。

女装。

女装。

少し仕事。

また女装。

「偏りがすごい!」

健一は叫んだ。

老人も困惑していた。

「ここまで一つの趣味に人生を捧げた者は珍しい」

「褒められてる?」

「いや」

即答だった。

老人はため息をつく。

「仕方ない。適性に従おう」

水晶玉が光る。

『美への執着:極大』

『衣装知識:極大』

『自己投資:極大』

『羞恥心:消失』

「最後おかしくない?」

『転生先決定』

眩しい光が健一を包んだ。

目を開く。

柔らかなベッド。

豪華な天蓋。

そして視界に入る長い銀髪。

「ん?」

健一は飛び起きた。

胸が揺れた。

「ん?」

もう一度揺れた。

「んんん?」

慌てて鏡を見る。

そこには絶世の美女がいた。

透き通る白い肌。

青い瞳。

長い銀髪。

そして豊かな胸。

「誰ぇぇぇぇぇ!?」

部屋の扉が開く。

メイドが飛び込んできた。

「アリア様!どうされました!」

「俺は誰!?」

「アリア様ですが!」

「俺って言っちゃった!」

混乱する健一。

いや、今はアリアだった。

彼女はこの国最強の美女魔術師らしい。

数日後。

アリアは魔法学校へ向かった。

生徒たちは大騒ぎだった。

「アリア様だ!」

「美しい!」

「天才魔術師!」

健一は居心地が悪い。

中身はおじさんだからだ。

授業中。

教師が言った。

「ではアリア殿。炎の上級魔法を」

「へ?」

なぜか体が勝手に動く。

指を振る。

巨大な火竜が出現した。

教室が半壊した。

「きゃあああ!」

「すごい!」

「さすがアリア様!」

健一は青ざめた。

「今の俺が一番怖かった」

ある日。

王城から依頼が来た。

魔王軍討伐である。

アリアは勇者パーティーに加わることになった。

勇者レオンは爽やかな青年だった。

「アリア殿。一緒に世界を救いましょう」

「よろしく」

だが内心。

(イケメンだなぁ)

おじさん目線で見てしまう。

旅は順調だった。

魔物が現れる。

アリアが消し飛ばす。

ドラゴンが現れる。

アリアが消し飛ばす。

魔王軍幹部が現れる。

アリアが消し飛ばす。

勇者の出番がほとんどない。

「俺、必要ですか?」

レオンが泣きそうになった。

ついに魔王城。

巨大な魔王が現れる。

「人間どもよ!」

高さ十メートル。

圧倒的威圧感。

だがアリアは気づいた。

魔王のマント。

刺繍が雑だった。

「なんだその縫製」

「は?」

「裾も曲がってる!」

「そこ?」

前世の知識が爆発した。

アリアは怒涛の勢いで服飾批評を始めた。

「色合わせも最悪!肩幅とのバランスも変!素材選びも雑!」

魔王は震えた。

「やめろ!」

「そのベルト誰が選んだ!」

「母上です!」

「お母さん泣くぞ!」

魔王の心は砕け散った。

膝をつく。

「降参します……」

勇者も驚いた。

「勝った……のか?」

世界は救われた。

祝賀会の夜。

アリアはバルコニーで星を眺めていた。

「不思議な人生だな」

女装好きのおじさんだった自分。

今は美女魔術師。

犯罪まがいの行為で人生を終え、異世界で英雄になった。

すると頭上から声がした。

あの転生の老人だった。

「元気そうじゃな」

「まあね」

老人は笑う。

「ところで聞き忘れたが、美女になった感想は?」

アリアは少し考えた。

そして答えた。

「毎朝鏡を見るたびテンションが上がる」

「そうか」

「でもな」

アリアは苦笑した。

「次に転生するなら、普通がいい」

老人は頷く。

「それが一番難しいんじゃよ」

二人は夜空を見上げた。

そのとき。

メイドが走ってくる。

「アリア様!大変です!」

「どうした?」

「王都で女性用下着が大量になくなっています!」

アリアは固まった。

嫌な予感がした。

空の彼方で老人が目をそらした。

「まさか……」

どうやら異世界にも、自分と同じような変人がいるらしい。

アリアは深いため息をついた。

世界の平和とは、思ったより長い戦いなのであった。

――終わり。

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作者について

秋山優一

秋山優一

破滅派というウエーブ文芸で小説を書いている者です。 ここではaiを利用してただ自分の卑猥なアイデアを垂れ流しにして、ai に小説を書いてもらうことにします。 とにかくaiに作文頑張って貰って自分...

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