屋根
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
ChatGPT様に↓のお題をいただきました 文体:昭和の文豪っぽい純文学調(やや古風・比喩多め・内省的) ジャンル:私小説風 テーマ:雨の日に思い出す、もう会えない友人 最低文字数:450字以上 チャッピーにはよく書けてるが私小説ではないためお題に対する回答としては適してないと76点と辛口っぽいコメントの割にかなり甘い採点をされました
本文
「私も偉くなったものだ」
ざあざあと地面を強く叩く驟雨を眺めながら独りごちる。吾等が今よりも尊大で愚かであった頃、為す術も見えぬ誇大な空言を遂げてやるのだと互いの夢を肴に安酒を呷ったあばら家の瓦棒葺き屋根は梅雨のしとしとと落ちる雨粒すらうるさいほどであったというのに本瓦葺きの屋根では軒下まで降りてこねば耳に障らない。
思えばあの頃の吾等は燻ぶり続けていられた。長き雨の果てには吾等の芽は力強く息吹き灼熱を迎えるのだと共に信じた。しかしいつ振り止むかも分からぬ雨に私は流された。いや、吾等は共に流された。私はいざ灼熱を迎えたとき果たして吾が身を焦がさずに済むだろうか焼け焦げてしまわぬかと怯え諂い、友はこのままいつ訪れるやも分からぬ灼熱を欲し急いた。このとき吾等が道は分かたれた。まもなくこの喧しさも雲とともに去るだろう。この雨が過ぎれば残されていた暑さも過ぎ秋を迎えるだろう。かつての友は暑さを覚えることもなく一足先に冬を迎えた。吾等が望んだ灼熱とはならなずともそれなりの暑さに汗を拭うことができた私もこれから白秋を迎える。まだ暑さは残るが冬備えを始めよう。冬にはまた共に安酒を浴びよう今度は静かな石葺き屋根の下で。
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