屋根(Gemini改稿版)
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
先日公開した屋根をGeminiに良くしてもらいました
本文
「私も偉くなったものだ」 ざあざあと地面を強く叩く驟雨を眺めながら独りごちる。 吾等が今よりも尊大で愚かであった頃。為す術も見えぬ誇大な空言を遂げてやるのだと、互いの夢を肴に安酒を呷ったあばら家の瓦棒葺き屋根は、梅雨のしとしとと落ちる雨粒すらうるさいほどであった。というのに、この本瓦葺きの屋根では、軒下まで降りてこねば雨音すら耳に障らない。
思えば、あの頃の吾等はいつまでも燻り続けていられた。長き雨の果てには、吾等の芽は力強く息吹き、灼熱を迎えるのだと共に信じた。 しかしいつ降り止むかも分からぬ雨に、私は流された。いや、吾等は共に流されたのだ。いざ灼熱を迎えたとき、果たして我が身を焦がさずに済むだろうか、焼け焦げてしまわぬかと私は怯え、世に諂った。一方、友はいつ訪れるやも分からぬ灼熱を欲し、ひたすらに急いた。このとき吾等の道は分かたれた。
まもなくこの喧しさも、雲とともに去るだろう。この雨が過ぎれば、残されていた暑さも去り秋を迎える。かつての友は暑さを覚えることもなく、一足先に冬を迎えた。 吾等が望んだ灼熱とはならずとも、それなりの暑さに汗を拭うことができた私も、これから白秋を迎える。まだ暑さは残るが、そろそろ冬備えを始めよう。冬にはまた共に安酒を浴びよう。今度は、静かな石葺き屋根の下で。驟雨瓦棒葺き
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