★『竜の姫と絆のユニゾン:断罪の前奏曲』ここまでのあらすじ 第2回(第16話〜第26話)
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あらすじ
《重厚ファンタジー戦記》【交響詩】竜の姫と絆のユニゾン:断罪の前奏曲(プレリュード) ~処刑寸前の軍師を竜姫が略奪!十二年待った『我の夫となれ』の言葉。亡国の逆境を焼き尽くし覇道を往く~外伝① - ★『竜の姫と絆のユニゾン:断罪の前奏曲』ここまでのあらすじ 第2回(第16話〜第26話)
本文
リリア:
第2部、そして『断罪の前奏曲』完結となる第26話までの物語です。
カインの悪意が、ヒカル様を少しずつ追い詰めていく過程は、私にとって本当に辛い記憶です。本編ではカインの罠によってヒカル様が処刑台に立たされる場面から始まりましたが、その裏側でどれほど執拗な心理戦が展開されていたのか、この外伝で全貌が明らかになります。
レヴィア:
我にとってもよ。人間界でヒカルが教団の神童として頭角を現す一方で、竜の国ではヴァルキリア姉様が古王の洗脳を受け、幼いシェイドが心を殺してじっと耐えていた。
本編でシェイドがどれほど重い孤独を抱えていたか、これで証明されたわね。そしてシエルとアクアが氷の隠れ里で、勝率0.3%の反攻の機会を待ち続けた絶望的な6年間だったわ。
リリア:
はい。ヒカル様は、無意識の奥底に残る紅い残像のせいでどうしても竜に止めを刺すことができず、竜殺さずの英雄と呼ばれました。
ですが、そのあまりにも純粋な優しさをカインに妬まれ、偽造書簡によってヒカル様は大逆罪人として処刑の危機に瀕してしまいます。カインは最初から、ヒカル様の優しさを自分の支配下に置くための口実として利用しようとしていたのですね。
レヴィア:
あの日、右腕の布から伝わるヒカルの鼓動が絶望に染まって消えかけた。我はシエルの制止を振り切って、単独で人間界へ飛び立ったわ。
1600の仲間の命を危険に晒すと分かっていても、あの人の命が消えるのを待つなんて絶対にできなかった!
本編で我がどれだけアクアの理性に反発しようとも、ヒカルへの愛だけは絶対に譲らなかった理由はここにあるのよ。
リリア:
そして、あの雨の夜。処刑前夜に私がヒカル様を連れ出し、逃亡した末の断崖絶壁での出来事ですね。グレイズ率いる追撃部隊に追い詰められ、私はヒカル様を護るために、自らの命を投げ出して谷底へ身を投げました。私が暗殺者として育てられた過去と、ヒカル様への恩義が交錯する瞬間でした。
レヴィア:
……あれを見せられて、我がどれほど打ちのめされたか分かる?
我は12年も待ったのに、貴女は一瞬で命を差し出した。人間のメイドである貴女の狂気的な覚悟には敵わなかったわ。
だからこそ、我が本編で貴女に対してだけは、どこか一目置いているような態度を取っていたのよ。
リリア:
レヴィア様……。もったいないお言葉です。
でも、あの瞬間に私が命を懸けたからこそ、ヒカル様の絶望は極限に達し、貴女の炎の降臨が真の救済としてあの方の心に届いたのです。私の一瞬の覚悟と、貴女の12年間の執念が交差したからこそ、あの方は救われたのだと信じています。
レヴィア:
だからあの瞬間に我は決めたの。この男は、我の命に代えても守り抜くってね。
それが、本編第1話の「我の夫となれ」という言葉に繋がったのよ。
強制契約によってヒカルの絆の共感者の異能が目覚め、ここからあの壮大な本編へと繋がっていくのよ! 私たちがどんな地獄を越えてあの本編の絆にたどり着いたのか。さあ、次はリリア、いよいよ貴女が主役の物語の幕開けよ!
【第2回(第1部 フェーズ2)のポイント】
・洗脳と潜伏の6年間: ヴァルキリアが古王の精神汚染を受け、シェイドがその傍で反撃の時を待つ。氷の里ではアクアたちが0.3%の勝機を計算し続ける。
・カインの陰謀と大逆罪: 竜を殺せない神童ヒカルを排除すべく、カインが密書を偽造し、彼を大逆罪人に仕立て上げる。
・悲死の逃亡と救済: 逃亡の末、断崖絶壁でリリアが自らの命を投げ出してヒカルを守る。絶望するヒカルの前にレヴィアが降臨し、強制契約を交わす。
作品統計
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