第二話 ステータスは開かない
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
<p>どうやら、夢ではないらしい。それに気づくまで、たぶん数日かかった。</p><p> たぶん、というのは、俺に時間の感覚がほとんどなかったからだ。明るくなる。暗くなる。腹が減る。泣く。抱かれる。眠る。また明るくなる。それを何度か繰り返しているうちに、さすがに分かってきた。</p><p> これは長い。夢にしては長すぎる。そして何より、腹が減る。夢の中で腹が減ることはあるかもしれない。だが、ここまで容赦なく、腹の底から「今すぐどうにかしろ」と突き上げてくる空腹は、夢にしては生々しすぎる。</p>
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