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第十三話 シャドウライガーとカレイナの話

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あらすじ

異世界配信スローライフ ~原価10円のポップコーンでボロ儲け! 現代ガジェットで悪徳商人を論破します~ - 第十三話 シャドウライガーとカレイナの話

本文

カレイナさんにもお肉を焼いてあげることにした。

「わらわは長く生きてきたがこのような肉は食べたことないぞ」

「私もそう。なんでこんなお肉が出せるの?」

 シャドウライガーは普通に話すこともできるらしい。

 うーん。話してもいいけど信じてもらえるのかな?

 まあいいか。

「俺はこことは違う世界から来たんです。そして元の世界の物をお金を払ってこの世界に持ってきてるんです」

「ユウキ、すごい」

「なるほど。ぽっぽこーんもその世界から持ってきたんですか?」

「いや、ぽっぽこーんはこの世界の物だけど元の世界にあったから知識として作れたんだよ」

 ルルとクリスの話に相槌を打つ。

「そうだよな。俺たちにはない発想を出す人だと思っていた」

 コビーさん達もうんうんと頷いている。

「わらわは、お主が初めてこの森に来た時から見ていたぞ。こことは違う匂いがすると思っていた」

 シャドウライガーは匂いをかぎ分けて悪意を持っている人間かわかるらしい。

 ルルが襲われた獣人狩りを殺した後、どうするか考えていたが悪意のない俺が来たのでちょうどいいと任せたらしい。

 Sランク美少女のカレイナさんはバルクの街でうわさを聞きつけて、俺たちを空から追ってきたようだ。

「話を聞いて思った。この世界に発展をもたらした古の賢者とそっくり」

 その古の賢者は魔法使いで、様々な制度や国を作った偉人らしい。

 俺は配信してるだけだけどなあ。

 コメント欄は俺たちの話を聞いて、考察に入っている。

 よくある感じだと、古の賢者は転生者か?

 ユウキは魔法使いじゃないけどお金を稼いでスキルを得ることができるからそうなれるかもな。

 ユウキも偉人になるんじゃね?

 俺は全く成り上がるつもりはないけどなあ。

 ムカつく商人とか貴族はとっちめるつもりだが、まあ国を作るなんてことは考えたくない。

 まあ俺は俺のやりたいようにするだけだよ。

「シャドウライガーとカレイナはどうするんだ?」

「わらわはお主たちの身の安全を守ろう。その代わり、美味い物を食わせてくれ」

「私はエルフの里の使命で古の賢者を探していた。だから一緒に住む」

 何か押しかけてきた女房みたいだな。

 ルルとクリスはまだ緊張しているみたいだが、俺は慣れた。

「ちゃんとカレイナさんにも手伝ってもらいますよ? いいですか」

「もちろん」

 俺の言葉にコビーさん達がざわつく。

「すげえ、Sランクの冒険者を顎で使ってる」

「命知らずね」

 どうやらSランクの冒険者は権威があり、王様ともタメで話せるくらい偉いらしい。

 だが勝手についてきたのだ。俺は使えるものは使う主義だ。

 ご飯も炊けたので、俺は飛騨牛のサーロインステーキを食べながら、ご飯をかきこむ。

 うーん。飛騨牛の脂とジューシーさが溜まらん!

 米とよく合う!

 それを見てゴクリと喉を鳴らすルルとクリスとコビーさん達。

 ちゃんとご飯もあるから、お肉は残しておいてね、って言ったのに完食してたらしい。

「ユウキ、お肉とコメ? 頂戴」

「もう異世界のお肉は出せないぞ?」

「ベーコンが食べたい」

「しょうがないなあ。クリスとコビーさん達にもあげますよ」

「やったあ!」

 夕方になった神聖の森に声が響く。

 そういえばシャドウライガー以外魔物が寄ってこないよな? と聞いてみたところ。

「わらわがおれば他の魔物は寄ってこんぞ」

 なるほど、シャドウライガーはこの森の生態系の頂点らしい。

 ベーコンを焼きながら、ご飯を渡すと皆は恐る恐る食べ始める。

「何だこの白いのは! ベーコンとやらの肉と合うぞ!」

「お腹に溜まりますわ~」

 コビーさんとキルリアさんが嬉しそうに声をあげる。

 日本の国民食だからな。気に入ってくれて嬉しい。

 俺たちはワイワイ言いながら、ご飯を食べた。

 後、どうやら異世界の物を食べるとステータスにバフがかかるらしい。

 コビーさん達が手合わせをしていたがみんな強かった。

 ルルとカレイナはいい勝負をしていたが、カレイナが強すぎた。

 夜はシャドウライガーが見張りをしてくれるようだ。

 カレイナのテントも立ててあげたのだが、何故かこちらのテントに寝袋を持ってきた。

「こっちで寝る」

「ダメです!」

「ダメ、ユウキと寝るのは私だけ」

「それもダメです! ルルちゃんと寝るのは私です」

「じゃあ、私がユウキと寝る」

 カレイナとクリスとルルが言い争ってる。

 俺の意思はないのか、俺の意思は。

 コメント欄は俺が爆発すればいいのに、という怨嗟の声が響いている。

 カレイナがいきなり俺に抱き着いてきた。

 ちょっと、ルル越えの柔らかい感触が俺に伝わってくる!

 何故か、ルルも嫉妬して抱き着いてきた。

 嬉しいんだけど、クリスのジト目が怖い!

「ユウキ、このまま私と寝よ?」

「ルルが一緒に寝るの!」

「分かりました。ここは、私が間を取ってユウキと寝ます」

 何故かクリスが参戦してきたよ⁉

 もうやめて、この寝袋に入りきらないから!

「じゃあ、でかい寝袋を買ってくださいよ」

 クリスの余計な一言で場が鎮まる。

 俺はクリスの圧力に負けて、大きな寝袋を探す。

「四人用のやつがあるけど……」

「もっと大きい物がいいですけど、それで許します」

 四人用って高いんだぞ⁉

 ママゾンって何でもあるなあ(遠い目)。

 二万円くらいした。

 俺は諦めて真ん中に入る。

 ルルとカレイナが抱き着いてくる。

 クリスはぶつぶつと胸のサイズについて文句を言っているが知らんぷりだ。

 だって、クリスはまな板だからな。

「おやすみ!」

「……ブツブツ」

「クリスも早く寝る!」

「ふにゃ~、寝袋って暖かい」

 四人とも別の事を言っているが寝ることにした。

 俺は悶々とした夜を過ごしていたが、流石に夜の運動会をしたらヤンチューブはBANされるので我慢した。

 次話、神聖の森で拠点つくり!

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マロン64

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