お礼も感想も無し。消費され続けるクリエイターの魂
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
<p>最初の違和感は、ただの「不慣れな人なのかな」という思い込みで片付けようとしていた。</p><p>私、ぴりからしが時間をかけて、線の一本一本にまでこだわって描き上げたリクエスト作品。投稿ボタンを押し、通知欄を何度も確認する。しかし、Yからの反応はいつまで経っても「無」だった。</p><p>「描いてもらって当たり前」</p>
本文
最初の違和感は、ただの「不慣れな人なのかな」という思い込みで片付けようとしていた。
私、ぴりからしが時間をかけて、線の一本一本にまでこだわって描き上げたリクエスト作品。投稿ボタンを押し、通知欄を何度も確認する。しかし、Yからの反応はいつまで経っても「無」だった。
「描いてもらって当たり前」
そんな空気が、画面の向こうからハッキリと伝わってくる。普通なら「描いてくれてありがとうございます!」とか、ここが好きですという感想の一言くらいあるはずだ。それなのにYは、いいねもリツイートも、もちろんお礼のDMすら一言もよこさない。
それどころか、前の作品の熱が冷めないうちに、間髪入れずに次の要望が私のもとに送りつけられる。
「次はこれを描いてください」
挨拶も前置きもすっ飛ばしたその一言を見た瞬間、私の中で何かが冷たく冷え切っていくのが分かった。こっちはあなたの専属の絵師でもなければ、ましてや無料で動く作画マシーンでもない。
堪りかねて、仲の良い絵師仲間である「なるころね&ショコラ」さんにメッセージを飛ばした。
『ちょっと聞いてよ、Yの奴またお礼もなしに次のリク送ってきたんだけど。マジでクソ野郎すぎる……』
『えぇ…それは酷すぎるね…』
裏で仲間と愚痴を言い合わなければ、やっていられないレベルのストレス。
それでも暴走を続けるYに対し、私はついに一つの決断を下そうとしていた。
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