名字限定戦隊 タナカレンジャー
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
熱い王道展開とギャグのギャップが好きな方 世界の存亡を賭けた限界突破の覚醒バトルで熱く燃え上がった直後、一転してくだらない日常会話や内輪揉めで笑わせてくれる、王道の熱血×コメディの黄金比を楽しみたい方に最適です。 愛すべきポンコツヒーローたちの群像劇が読みたい方 個性が強すぎる「タナカレンジャー」の面々をはじめ、独自すぎる美学を貫くスズキライダーやプリティーサトーなど、人間味あふれる愛くるしいキャラクターたちの掛け合いに癒やされたい方にお薦めです。 サクッと読めてスカッと元気がもらえる作品を探している方 テンポの良いストーリー展開とカタルシス抜群の必殺技、そして最後は誰も傷つかない平和でクスッと笑える結末で、読後に明るく晴れやかな気分になりたい方にぴったりです。
本文
第1話:爆誕!名字限定戦隊タナカレンジャー
「助けてくれぇぇぇッ! 俺はまだ死にたくない、ロケ弁の唐揚げすら食べてないんだぁぁッ!」
悲鳴は、腐臭と埃が立ち込める廃工場の高天井に虚しく木霊した。
鉄骨の錆びた匂いと、オイルの焦げた臭気が鼻腔を刺す。薄暗い工場内に響くのは、金属が軋む不気味な音と、二人の男の荒い吐息だった。
崩れかけたコンクリートの粉塵が舞う中、巨大な影が立ちはだかっている。 それは、全身を鋼鉄のパイプと錆びたギアで固めた怪人『鉄屑魔獣ギガラント』であった。赤いツインアイが怪しく発光し、蒸気を噴射しながら巨体を揺らす。
「フハハハ! テレビのロケごときでこの廃工場に足を踏み入れたのが運の尽きだ! 人間ども、我が鉄屑の底露と化すのだ!」
ギガラントが掲げた丸鋸状の巨大な爪が、鈍い音を立てて高速回転を始めた。火花が散り、壁のコンクリートを削り取る。
その凶刃の前で、二人の男が腰を抜かしていた。 ——お笑いタレントのココ(ピー)田中。 もう一人は、その相方である遠(ピー)であった。
「ひぃぃっ! 田中、どうするんだよこれ! 警察は!?警備員は!?」 「遠(ピー)さん、落ち着いてください! 大丈夫、きっと誰かが……誰かが助けてくれますから!」
ココ(ピー)田中は恐怖にガクガクと膝を震わせながらも、必死で相方の前に立ちはだかろうとしていた。心臓が肋骨を内側から突き破らんばかりに打ち鳴らされる。額から流れる冷や汗が目に入り、強い痛みを伴った。
「無駄だ! 誰も来ん! 死ねい!」
ギガラントの鉄の腕が振り下ろされる。死の風圧が二人の前髪を激しく吹き散らした。 遠(ピー)は固く目を閉じ、ココ(ピー)田中は最期の覚悟を決めて歯を食いしばる。
次の瞬間——極彩色の爆炎が、工場の壁を突き破って炸裂した。
ドッゴォォォォォンッ!!
「何事だ!?」
赤、青、緑、黄、ピンク。色鮮やかな煙が、廃工場の重苦しい空間を一瞬にして塗り替える。 煙の奥から響くのは、耳を突くほどに無駄に洗練されたヒーローの変身音、そして重厚な足音であった。
煙が晴れると、そこには洗練されたスタイリッシュな五人組が並んでいた。 頭部を包むのは、鋭利で洗練されたゴーグルデザインの超絶カッコいいヘルメットマスク。 しかし首から下は、全身にピタリと密着した全身タイツ。胸元には、黄金に輝く幾何学的な『田』の文字が、圧倒的な主張を伴って刻まれていた。
スタイリッシュなマスクの奥から響くのは、地鳴りのように重く、そして無駄に熱を帯びた声であった。
中央の赤い戦士がキレのあるポーズをバシッと決め、朗々と声を張り上げる。
「ココ(ピー)田中は助けても遠(ピー)は助けない。名字限定戦隊タナカレンジャー!!」
「タナカレッド・アレクサンダー・大輝!」 「タナカブルー!」 「タナカグリーン!」 「タナカイエロー!」 「タナカピンク!」
一瞬の静寂。 ギガラントも、ココ(ピー)田中も、遠(ピー)も、呆然と息をのんだ。
クールでスタイリッシュなマスクを被り、胸の『田』を強調しながら大真面目に名乗りを上げた五人。 あまりにも完璧に洗練された外見と、名乗りの前半で言い放たれた凶悪な理不尽さ。現場に流れる空気が瞬間凍結する。
「……え?」
遠(ピー)の口から、間抜けた声が漏れた。
「ちょっと待て……名乗りの時点で俺が見捨てられてるんだけど!? あと赤以外は急に普通のコードネームになったな!?」
タナカピンクが、顔全体を覆うクールなマスクのまま(表情は一切読み取れないが、声のトーンだけで不機嫌さが伝わる)、深いため息をついた。
「ちょっとレッド……またその本名名乗ったの? 生粋の純ジャパニーズのくせに、両親がノリでつけたキラキラミドルネームをカッコいいマスク越しにドヤ顔で名乗るの、本当に恥ずかしいからやめてくれない?」 「黙れピンク! 『田中』という王道の器に『アレクサンダー』という覇者の名! これ以上に熱い組み合わせがどこにあるというのだッ!」 「いや、痛いわよ。顔がどれだけゴーカイジャーみたいにスタイリッシュでも、中身が地味な田中なの隠せてないから」
ピンクは冷徹な毒舌を吐き捨てると、全身タイツ越しに自分の胸元と腰回りを撫で下ろした。彼女のスタイルは平均的。マスクで素顔が見えない分、ボディラインの地味さが余計に際立って見える。
その隣で、タナカイエローがカッコいいマスクをグッと持ち上げるように(※脱いではいない)男勝りに拳を握りしめた。
「いいじゃない、名前なんてどうでも! 大事なのはこの引き締まった肉体と、ウエストの機能美よ! 見なさいこのクビレを! 無駄な脂肪なんて一切削ぎ落とされた、これぞヒーローのラインよ!」 「誰も体型のアピールなんて頼んでないわよ、イエロー」
ピンクが吐き捨てる。 最年少のタナカグリーンは、クールなバイザーの奥から無邪気そうな声を響かせた。実家が米農家である彼は、フレッシュな20歳の雰囲気を漂わせている。
「まあまあ二人とも! それより目の前に怪人がいますよ! あ、でも僕の実家の田中米を食べたら、怪人さんも改心するかもしれませんね!」 「グリーン、怪人に米は効かないわ」
そして、腕に装着された最新鋭の青いデバイスを高速で操作していたタナカブルーが、スタイリッシュなマスクのバイザーを光らせた。
「無駄話はそこまでだ。ターゲットの確認に入る」
五人のやり取りを、ギガラントは呆気にとられて見ていたが、やがて沸き立つ怒りに震え上がった。
「貴様ら……何者だ! この俺の神聖な破壊活動を邪魔する気か!?」 「問答無用!」
タナカレッド・アレクサンダー・大輝が指を突きつける。
「悪の手から全国の田中を守るのが我らの使命! ブルー、救助対象の確認を!」 「了解」
タナカブルーの腕のデバイスから、青い光線が放たれ、崩れかけた壁の影に身を潜めていたココ(ピー)田中と遠(ピー)を走査した。 ピピッ、という電子音が静かな工場内に響く。
「データベース照会開始……全国百三十万の『タナカ』データを照合中……照合完了」
ブルーの青いマスクのバイザーが、冷ややかに発光した。
「手前の男、氏名:田中直樹。漢字表記:田中。完璧な『田中』だ。救助優先度:極A。——だが、後ろの男」
ブルーの指線が、遠(ピー)を指した。
「氏名:遠(ピー)。漢字表記:遠(ピー)。データ該当なし。名乗り通り、救助対象外と判定」
「……は?」
遠(ピー)は耳を疑った。
「え、ちょっと待って? 名乗りのジョークじゃなかったの!? 本当に救助対象外!?」 「言葉通りの意味だ」
ブルーはマスクの奥から、一切の感情を交えず淡々と告げた。
「我らタナカレンジャーの行動規範第一条。『救うべきは田中のみ』。貴様は田中ではない。よって、我々の保護対象には含まれない」 「はあぁぁぁぁッ!? 名乗りで堂々と『遠(ピー)は助けない』って宣言すんなッ! 目の前に困ってる人間がいるんだぞ!?」
遠(ピー)が叫ぶが、レッドはゴーカイ風のクールなヘルメットを誇らしげに揺らし、深く頷いた。
「そうだ! 我らタナカレンジャーは、全国の田中の平和を守るために結成された限定戦隊! 田中以外の平和など、知ったことではないッ!」 「威張って言うことじゃねえだろッッ!!」
絶叫する遠(ピー)を余所に、レッドは俊敏な動きでココ(ピー)田中の手首を掴んだ。
「大丈夫ですか、田中さん! 今、お助けします!」 「えっ、あ、はい! ありがとうございます! ……って、え!? 遠(ピー)さんは!?」
ココ(ピー)田中が困惑して叫ぶ。しかし、レッドはマスク越しでも伝わる爽やかな声調で答えた。
「彼は田中ではありません! よって見捨てます!」 「見捨てるなよッ! おいレッド! アレクサンダー! 助けろよッ!」 「誰がアレクサンダーだ! 気安くミドルネームを呼ぶな!」
「貴様らぁぁぁッ! 俺を無視して揉めるなーッ!」
置き去りにされていたギガラントが限界を迎えて噴火した。 回転する丸鋸の腕を振り上げ、レッドとココ(ピー)田中へ向かって躍り出る。
「死ねぇぇ、田中どもッ!」 「危ないっ!」
ココ(ピー)田中が悲鳴を上げる。だが、レッドの動きは迅速だった。ココ(ピー)田中を小脇に抱え上げると、凄まじい脚力で後方へバックステップを切る。
「ブルー! グリーン! 田中さんの安全を確保しろ!」 「了解!」
グリーンがカッコいいマスクのまま軽快にココ(ピー)田中を受け取った。
「大丈夫ですよ、田中さん! 僕たちがしっかり守りますからね! あ、ちなみに遠(ピー)さんは余波で怪人の攻撃に巻き込まれて潰されるかもしれませんけど、運命だと思って諦めてくださいね!」 「声は爽やかだけど恐ろしいこと言うなッ!」
遠(ピー)は必死で逃げ惑う。ギガラントの振るう爪が、遠(ピー)の足元を削り取り、砕けたコンクリート片が彼の顔を掠めた。
「ひぃぃっ! 助けて! 誰でもいいから助けてくれぇぇ!」 「安心しろ、遠(ピー)!」
レッドが叫んだ。遠(ピー)の瞳に一瞬、希望の光が宿る。
「俺たちが田中さんを無事に連れ出したら、警察に通報くらいはしてやる! それまで死ぬなよ!」 「見捨ててんじゃねーかッ! あと通報はもう警察来てんだよッ!」
そう、廃工場の外からは、すでに「ウーウー」と騒がしいサイレンの音が近づいてきていた。 現場に駆けつけたのは、警視庁の機動隊および警察官たちであった。
「全員動くな! 警察だ!」
メガホンを持った警察官が、崩れた壁の隙間から現場を覗き込み、スピーカー越しに叫んだ。
「……って、なんだあのスタイリッシュなヘルメットと全身タイツの集団は!? またお前たちか、タナカレンジャー!」 「現場の警察官殿! ご苦労様である!」
レッドが堂々と胸を張る。警察官はメガホンを叩きつけるようにして怒鳴り散らした。
「ご苦労様じゃないんだよ! お前ら、また名乗り通り『田中』しか助けないつもりか!? 奥にいる遠(ピー)さんを早く救出させろ!」 「断る!」
レッドは即答した。
「彼は遠(ピー)だ! 田中ではない! 我々の管轄外だ!」 「管轄とかそういう問題じゃないんだよ!! マスクだけゴー◯◯ジャーみたいにカッコよく決めやがって! ヒーローなら目の前の人間を全員助けろッ!」 「警察官殿、それは価値観の押し付けというものだ!」
ブルーが論理的な口調で割り込む。
「我々のリソースは有限だ。日本全国に存在する『田中』の安全を優先するためには、非『田中』の救助に割くエネルギーは皆無と言わざるを得ない」 「屁理屈こいてんじゃねえよッ!」
警察官の血圧が限界突破する。避難していたロケスタッフたちも、物陰から叫び声を上げた。
「おい、あの赤いの、ココ(ピー)田中だけ抱えて避難しようとしてるぞ!」 「遠(ピー)さんが放置されてる! 誰か助けてやれよ!」 「ていうか、あのマスクはめちゃくちゃカッコいいのに、イエローって子の胸は平らすぎない?」 「静かにしなさいよ! クビレはすごいのよ!」
「聞こえてんのよ、外のギャラリーッ!」
イエローがマスクのバイザーをギラリと光らせて叫び返した。
「私のクビレは国宝級なの! 無駄な肉がないだけよ! 文句があるならあんたたちもタイツ着てみなさいよッ!」 「イエロー、落ち着きなさい」
ピンクが呆れたようにため息をつく。
「外の一般人にキレてどうするの。それよりレッド、早くこの田中さんを安全なロケバスに運ばないと。今日のロケ、アン(ピー)ルズの田中さんも呼ぶ予定だったらしいけど、スケジュールが合わなくて来られなかったみたいよ」
その言葉に、遠(ピー)が涙目で食いついた。
「えっ!? アン(ピー)ルズの田中さんが来られなかった!? 助かったぁぁぁ……! もしあいつまで来てたら、現場に『田中』が二人になって、俺だけますます雑にあしらわれて死んでたわ!!」 「人の心配より自分の心配をしなさいよ!」
ピンクが冷たく言い放つ。
その時である。
「ガァァァァァッ! いい加減にしろぉぉぉッ!」
完全に蚊帳の外に置かれていたギガラントが、全身の蒸気を爆発させた。 屈辱と憤怒で赤いツインアイが血走っている。
「俺は悪の組織の刺客だぞ! 怪人だぞ! 苗字がどうとか、クビレがどうとか、知ったことかぁぁぁッ! 全員まとめて細切れにしてやるッ!」
ギガラントが地面を蹴り、巨大な丸鋸を回転させながら、タナカレンジャーと遠(ピー)目がけて突進してきた。凄まじい風圧が吹き荒れ、廃工場の鉄骨が悲鳴を上げる。
「危ない!」
ココ(ピー)田中が叫ぶ。 しかし、タナカレッド・アレクサンダー・大輝は慌てる素振りすら見せなかった。ココ(ピー)田中をしっかりと抱え直すと、スタイリッシュなマスク越しに静かに告げた。
「任務完了だ。撤退する」 「えっ!?」
「タナカレンジャー、退避ッ!」
「「「「ラジャー!」」」」
五人は見事な連携でジャンプ一番、崩れた天井の隙間から夜空へと飛び上がった。 ココ(ピー)田中を完璧に保護した状態で、鮮やかに脱出を果たしたのである。
「あ……」
工場内に残されたのは、突進する巨大怪人ギガラントと、腰を抜かしたまま取り残された遠(ピー)。 そして——外に待機していた警察の機動隊であった。
「あ、置き去りにされた」
遠(ピー)がぽつりと呟いた瞬間。
「全隊、放水および一斉射撃開始ッ!」
現場の警察官の容赦ない号令が響き渡った。
ドドドドドドドドドドッ!! バシャァァァァァッ!!
「グガァァァァッ!? な、何ごとだぁぁぁッ!?」
機動隊の装甲車から一斉に放たれた高圧放水と、特殊徹甲弾の集中砲火がギガラントを襲う。 タナカレンジャーの理不尽なやり取りに付き合わされ、すっかりフラストレーションの溜まっていた警察官たちの怒りの火力が、すべて怪人へと向けられたのだ。
「調子に乗るな怪人め! こっちはタナカレンジャーの対応で頭が破裂しそうなんだよッ!」 「射て! 射ちまくれぇぇぇッ!」
「へ……ヘブッ! 理不尽なのはあいつらだろぉぉぉ……ッ!」
高圧水流で全身の錆を洗い流され、徹甲弾で装甲を蜂の巣にされたギガラントは、反撃の余地すらなく崩れ落ちた。
ドガラガッシャァァァンッ!!
「怪人……撃破……」
機動隊員がハァハァと荒い息を吐きながら報告する。 煙が晴れた廃工場の中には、全身ビショビショになりながら奇跡的に無傷で生き残った遠(ピー)が、魂の抜けた顔で座り込んでいた。
「……助かった……のか、俺……?」
「遠(ピー)さーん! ご無事ですかー!」
工場の外から、タナカレンジャーに抱えられて戻ってきたココ(ピー)田中が走ってきた。
「田中……! お前、俺を置いて……!」 「すみません遠(ピー)さん! でも僕、あの赤タイツの人に『田中という苗字の宝』って言われて、なんか断れなくて……!」 「お前が宝なら俺はゴミクズかッ!」
遠(ピー)の怒号が響く中、遠くのビルの屋上に立つ五つの影があった。 夜風に全身タイツをなびかせ、洗練されたゴーカイ風のマスクに月光を反射させるタナカレンジャーである。
「ふっ……今日も一つの『田中』の平和が守られたな」
タナカレッド・アレクサンダー・大輝は、胸の『田』を誇らしげに手で擦った。
「レッド、次の現場の要請よ」
ピンクがスマートフォン(※カバーに大きく『田』と書かれている)を確認しながら告げる。
「明日は隣町で怪人が暴れているわ。被害者のデータが上がってきているけれど……」 「ほう、どんな田中だ?」 「それが……」
ブルーがデバイスを操作し、マスクのバイザーをくもらせた。
「『田仲』だ。人偏(にんべん)がついている」
「……何だと?」
レッドのスタイリッシュなマスクがぴくりと動いた。
「人偏だと……? それは果たして、我々が守るべき『田中』なのか……!?」 「現場で1時間は議論が必要ね」
ピンクがため息をつく。 イエローはくびれた腰に手を当て、力強く言い放った。
「迷ってる暇はないわ! 人偏の真実を確かめに行くわよ!」 「ああ! 行くぞ、タナカレンジャー!」
「「「「「おーッ!」」」」」
月夜の屋上から、五人のスタイリッシュなマスク&タイツ集団が跳躍する。 『田中』以外のすべてを置き去りにしながら、彼らの理不尽な戦いはまだ始まったばかりであった。
(第2話へ続く)
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