八月の底
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
<p>外は地吹雪で、二重窓の向こうは完全な白だった。</p><p> FF式の石油ストーブが低い唸りを上げ、設定温度二十五度の温風を部屋の隅まで吐き出し続けている。北海道の冬の室内は、半袖のTシャツ一枚で過ごせるほどに暑く、そして異常に乾燥していた。</p><p> 喉が渇き、火照った身体が無性にアイスを求めていた。 私は迷わず台所へ向かい、冷凍室の引き出しを勢いよく引いた。買い置きのバニラモナカが残っていたはずだった。</p>
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