魚の皿
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
海辺の寂れた商店街で、母の古道具屋を手伝う美月。 ある夜、店じまいの間際に、ひとりの男の子がやってくる。 探しているのは、青い地に赤い魚が描かれた一枚の皿。 その皿は、海で亡くなった母の姉・ナツエのものだった。 そして奇妙なことに、誰かに売っても、いつの間にか店へ戻ってくるという。 男の子は皿を持ち帰る。 ところが翌日、激しい雨のなか、再び店に現れた。 「おばあちゃんが、いらないって」 男の子が指さしたのは、海だった。 何度も戻ってくる一枚の皿と、止まったままの商店街の時計。 海辺の古道具屋を舞台に、母娘の記憶と小さな怪異を描く物語。
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