シャッフルパニック

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/10/17 📝 839文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

心と体が入れ替わってしまった。さあどうする?

本文

「入れ替わってる!?」

 飼い犬が、目の前でそんなことを叫んだ。

「犬が喋った?!」

 なぜ犬が喋るのか?

 入れ替わってるのが正しいとして、声帯がどうなってるのか? この場合魂が肉体を凌駕するのか?

 犬が喋るのは置いておいて、こういうのって普通自分と誰かが入れ替わって言うセリフじゃないの?

 もしかして自分が入れ替わったのかと思ったが、その場合自分が見えているだろう。

 いや、この場合の自分とは入れ替わる前の自分で。

 気になって手を見てみるが、どう見てもわたしの手だ。

 犬が喋ったわけだから、本当に入れ替わっているとするなら、少なくとも喋れる相手ということになる。

 しかし近くにいるのは、わたしだけだ。

「ワンッ」

 ガシャン。

 忘れていたもう一匹の存在が、鳥かごの枠に足をかけて主張してきた。

「お前か」

 もう一匹のペット、オウムだ。

 いや、待って。

 そう結論づけるのは、まだ早い。

 こいつは、犬の鳴き声も真似するからなあ。

 信用ならん。

 実は入れ替わってない可能性がある。

 検証するなら犬の方だろう。

 ああ、中身がどっちかはともかく、体が犬の方。

 どうにもややこしいな。

 早く検証しないと。

 犬に注目して見守っていると、犬はやがて口を開いた。

「いや、待って」

 ……うん、これではっきりした。

 やっぱりお前、オウムか。

 しかしなにがきっかけで、入れ替わったんだろう?

 衝突がきっかけでってのは王道だが、鳥かごが落ちた様子はないし。

 ……まあ、大した問題ではない。

 どっちも愛するペット。

 体と心は入れ替わったかも知れないが、両方揃って欠けはない。

 ドッグフードも、オウム用の餌もある。

 愛し方は変わらない。

「ワンッ」

「はいはい、ドッグフードをあげますからねぇ」

 オウムにドッグフードを与えかけて、真顔になる。

「……逆かな。いやでも、中身からすると……」

 栄養的には鳥にドッグフードはないだろう。

 しかし当の本人は食べたそうにしている。

 うーん、やっぱりややこしいかも知れない。

 <了>

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作者について

五來小真

五來小真

あなたの日常の認識を浸蝕する

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