よみがえる最悪の記憶

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/10/22 📝 480文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

あなたにとっての最悪の記憶とは?

本文

 中国物産展で、怪しい薬が売られていた。

 脳に刺激を与え、自身の忘れていたい記憶を呼び覚ますという。

 お値段、一個三百円。

 もはや値段すらも怪しい。

 しかし、好奇心には抗えない。

 たとえ廃人になったとしても、どうせ大した人生ではないのだ。

「ええい、買った」

 勢いに任せて金を払い、買ったその場で店員の目も構わず、グビリと飲んだ。

 漢方のような何とも言えない味。

 しばし遅れて、過去の映像が走馬灯のように駆け巡った。

 そして忘れていたかった最悪の記憶が脳裏に蘇った。

 そう、今日は……。

「うわぁあああああ、宝くじの引き換え期限過ぎてる!」

 私は思わず、叫んでいた。

「え? 大金でも当たってたんですか?」

「……いや、それはわからん。でも、連番で買ってたんだ」

「じゃあ、はずれてるかもしれないじゃないですか」

 店員の言葉に、私はカッとなった。

「バカを言うな! 連番なら確実に三百円は手に入る。この薬も無料になってたかもしれないんだぞ」

 店員はしばし、呆気に取られていた。

「……お客さん、人生楽しいでしょ?」

 店員はそれだけ言うと、店の奥に帰っていった。

<了>

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作者について

五來小真

五來小真

あなたの日常の認識を浸蝕する

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