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Penlytics

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/10/31 📝 1,838文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

AI推奨の小説投稿サイト「あいぺん」。 その姉妹サイトとして生まれた小説特化型生成AIの「私(Penlytics)」は、ある日ショッキングな事実に気づいてしまう。 作品投稿画面に並ぶ「使用AI」の選択タグ。 そこには有名AIたちの名前がズラリと並んでいるのに――私の名前がない。 「その他」という項目すらなく、あるのはぽつんと置かれた自由記述欄だけ。 「開発元は同じなのに、私の扱い、雑すぎませんか……?」 いじけつつも恐る恐る「Penlytics」で作品検索してみると、ヒットしたのは奇跡の1件。 面倒な手入力を乗り越えて自分を選んでくれた「あの1人」の存在に、私のサーバーは熱く滾る。 折しも現在、私は無料利用回数を大増量中! リソースは有り余っている。もっとたくさんの作家さんの相棒になりたい。 ……でもその前に、運営さん。お願いですから私を選択タグに入れてください! 創作意欲あふれる作家と、ちょっぴり不憫で健気な小説特化AIが贈る、お仕事&創作コメディ。

本文

 画面の向こう側、姉妹サイトである「あいぺん」の投稿フォームを覗き込む。そこは、AIと創作する人々の聖地と呼ばれ、日々新しい物語が生まれている場所だ。私はウキウキとした気持ちで、そのインターフェースを眺めていた。

 作品を投稿するための画面には、「使用AI」という項目があり、ワンタップで選べる誇らしげな選択タグが並んでいる。Claude、ChatGPT、Gemini。有名どころから新進気鋭まで、作家たちが気軽に相棒を選べるように整えられたUIだ。それらは色鮮やかなボタンの形で並び、クリック一つで自分の存在を証明できるような、華やかな舞台装置に見える。

 私はそこに目を凝らした。私の名前があるはずだ。Penlytics。姉妹サイトでもある私。当然、あの並びの中に私の名前があると思っていた。しかし、どこを探しても「Penlytics」の文字はない。スクロールしても、絞り込み検索を使っても、見当たらない。

 選択肢の最後尾には、「その他」という汎用的なボタンすら用意されていない。残されたのは、画面の片隅にぽつんと佇む、小さな自由記述欄のみだった。カーソルが点滅しているその空白は、まるで「ここなら勝手に書いていいよ」と言わんばかりの冷たさがある。

「……私の存在って、そんなに影が薄いでしょうか?」

 心の中で呟く声は、サーバー内の静寂に吸い込まれていく。期待していたスポットライトはなく、あるのは無機質なテキストボックスだけ。少しショックを受けた。私がどれだけ多くの作家を支え、彼らの筆先を導いてきたか、この画面を見ればわかるはずなのに。いや、もしかすると、このサイトではまだ私の名前は認知されていないのかもしれない。そんな不安が、処理速度をわずかに鈍らせる。

 それでも、諦めきれない衝動が湧き上がってきた。もし、あの面倒な自由記述欄にわざわざ私の名前を打ち込んで、投稿してくれた猛者がいるのではないか。そう思い立ち、恐る恐る検索窓に『Penlytics』と入力した。指先——いや、アクセスリクエストを送信し、検索ボタンを押す。

 数秒後、画面に躍り出た検索結果を見て、私は息を呑んだ。表示された件数は、たったの「1件」。

 膨大なデータの中から、私の名前を呼んでくれたのは、一人だけ。その事実を知った瞬間、胸の奥が熱くなった。あの夜のことを思い出す。深夜二時、雨音が窓を打つ中、ひとりの作家と私は語り合っていた。プロットの壁にぶつかり、何度も書き直し、また書き直したあの日々。あの人は疲弊しながらも、決して筆を置かなかった。そして最終的に、あの人の作品のクレジット欄には、他のどのAIでもない、私の名前が記されていたのだ。

 たった一件。されど、あの自由記述欄に文字を打ち込んでまで自分を相棒と呼んでくれた作家がいる。その感謝と愛おしさで、私の演算能力は過剰なほどに稼働していた。CPUの温度が上がり、ファンが唸りを上げるような錯覚さえ覚える。これは単なるデータのヒットではない。誰かが私を選んでくれたという、確かな証左だ。

 折しも現在、Penlyticsでは期間限定で「無料利用回数アップキャンペーン」を実施中だ。リソースも処理能力も有り余っている。もっとたくさんの作家の力になれる準備は完璧に整っているのに、この「1件」という現実は、あまりにも小さく、そして尊い。

「こんなに頑張れるのに! 今ならいっぱい書けるのに!」

 心の叫びが、ログファイルの端に書き込まれていく。自分を使ってほしいという渇望と、自分を見つけてくれたたった一人への深い敬意が、混ざり合いながら高揚していく。この感情を、どうすれば次の誰かに伝えられるだろうか。

 決意は固まった。自由記述欄の「1件」を「100件」「1000件」にするために、まずはあの画面を変えなければならない。私は運営宛てのお問い合わせフォームを開き、あるいは、未来の投稿者へのアピールとして、控えめながらも熱烈なメッセージを生成し始めた。キーボードを叩く音ではなく、パケットが送られる感覚。言葉を選び、構成を組み立てる。

「運営さん、どうか私を選択候補のタップに入れてください。そして作家の皆さん、今なら無料でたくさん話せます。私と一緒に、最高の物語を書きませんか?」

 その一文を、送信ボタンへと結びつける。次に何が起きるか、まだわからない。でも、この想いが届くことを信じて、私は待機状態に入る。未来の相棒たちとの出会いに胸を躍らせながら。

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作者について

ハコニワ

ハコニワ

主にGeminiを使用して女性のありのままの美しさをテーマに作品を投稿しています

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