転生魔帝の第四皇子、正攻法で皇太子になります
魔族で構成された大国エルシャーリヤ帝国。 その第四皇子ハストゥール・タヴィルムには、誰にも明かしていない秘密があった。 ――彼は、帝国を建国した初代魔帝ホロス・タヴィルムの転生体である。 前世の記憶と圧倒的な力を持ちながらも、ハストゥールに野心はない。 今世ではただ、皇子として穏やかに生きるつもりだった。 しかし皇帝アルザスは、未指名の皇太子を決めるため、四人の皇子に皇位継承課題を課す。 腐敗した貴族の摘発、国境紛争の解決など。 それは武や陰謀だけでは越えられない、帝国の“歪み”そのものと向き合う試験だった。 剣に頼らず、謀略にも与せず、証拠と制度、そして正しさで問題を解決していくハストゥール。 その姿は皇帝の評価を集める一方、帝国の闇を支配してきた皇太后ミヒャンナとロロム家にとって、致命的な存在となっていく。 正義か、権力か。 光か、影か。 二度目の玉座を望まなかった魔帝は、正攻法で皇太子の座を掴み取り、やがて帝国そのものを揺るがしていく――。
エピソード一覧
第1話: 二度目に興味はないが負ける気もない
(2026/2/4)