【漫画原作版】ラブコメはエンドロールのあとで~転生した元大賢者はn回目の人生でラブコメするようです~
これは、すでに終わった悲恋の、幸せな続きである。 大賢者の物語も、世界を変えた魔導革命も、前世で愛した女性との別れも――全部、とっくに終わっている。 結果として、大賢者は最愛の妻を救えなかった。 恋をした、ただ一人のために世界を一変させた。だが、どうでもよかった。 得た権威も、名誉も全て、彼女を救うためにやったことだ。 それでも世界は残酷だった。 もう少しで彼女を救えたのに。なのに、間に合わなかった。 大賢者は最愛の妻を救えなかった。そうして、この恋は終わりを迎えた。 だが、物語とは時に残酷なもので。どうやらこの世界は、バッドエンドで終わることを許さないようだ。 妻を救えなかったとしても。彼女の後を追って転生したとしても、この世界は終わらない。 そう――これは、その続きの話だ。 転生した元大賢者、ノルン・ウォルフラーレンは今日もラブコメをする。 前世チートで華麗に研究をこなすと思いきや、素人質問でたじろいだり。 帰宅すれば再会した前世の妻に膝枕される。と思いきや、些細な事でシバかれて逃げ出したり。 翌朝には娘たちにたたき起こされ、振り回される。 かつて世界を震撼させた伝説の賢者の末路がこれである。 この作品では大きな事件は起きない、世界の危機も訪れない。 ただ、何気ない日常のワンシーンをひとつひとつ切り取って並べただけのラブコメだ。 前世の物語なんて知る必要はない。少なくともこの世界では、もう終わったことなのだから。 ――もし、それでも。 隠された真実を知りたいというのなら。 終われなかった両片思いを終わらせたいと願うのなら。 まだ、この世界は完全に終わってはいない。 この話は純粋なラブコメなんかでは、ない。 これは、救えなかった過去を終わらせるまでのモラトリアム。 もう二度と、君を悲しませないために。 仮初めのハッピーエンドなんて、これで終わりにしよう。 たった一人の君を救うため。 俺は。 俺は、この輪廻を終わらせるために全てを手放してみせるのだと――。 キャラクター紹介: 1.ノルン・ウォルフラーレン(ノルン) 主人公。 黒髪、右目が褐色・左目が薄い琥珀色のオッドアイ。 弱冠21歳で学業と大学助教授をこなす、大学院博士課程所属の天才獣人研究者。 前世では妻(前世のティファニア)を救うために研究者の道を選んだ。 前世では妻の病気を治療することに人生を捧げ、結果的に『魔導革命』と呼ばれる技術革新を引き起こした。 魔導革命以降に出来た7人の弟子と共に妻の病気の治療を目指していたが、臨床試験を目の前にして最愛の彼女を失ってしまう。 彼女亡きあと、再会することを目的に転生魔法で現世に転生した。 転生後、前世で彼女を苦しめた病『ウォルフラーレン病』に罹患してしまう。 レインとジークをバンドサークルに入部させた張本人。 バンドではギター&ボーカルを担当している。 2.ティファニア・ウォルフラーレン(ティー) ノルンの妻。 薄桃色のセミロングに琥珀色の瞳。 元ノスティア王国第三王女、ノルンと恋愛結婚する際に王位継承権を放棄。 ほのぼの系の癒しキャラで、数少ないノルンの理解者。 優しいが、自分の芯はしっかりしている。 屋敷の中庭の桜の木の下でノルンに膝枕してあげるのが好き(前世からの癖)。 普段は自室の窓から中庭の桜の木を眺めている。何故眺めてしまうのかは本人も上手く言葉にできない。 転生魔法(リィンカーネーション)を使用せずに転生したため、前世の記憶が無い。 前世の彼女の遺体は中庭の桜の木の下に埋められている。しかし、本人は知る由もない。 3.セレスティア(セレス) ノルンに仕えているメイド。 金髪ショートに琥珀色の瞳。 元リースフィリア皇国第三皇女。本名はリーリア・エリゴウナ・コルスナ。 クーデターで命を狙われた際、通りすがりのノルンに偶然救助される。 元皇女だが、現在は使用人として身分を隠しながら生活している。 ノルンにいたずら(性的な意味を含む)をしかけ、過去には一夜の過ちでノルンを離婚寸前まで追い込んだことがある。しかし反省はしていない。 ちなみに、上記のいたずらで生まれたのがエニシャ・ウォルフラーレンである。 4.レーニェ・ウォルフラーレン(レーニェ) ノルンの義妹。 赤茶色のセミロングに褐色の瞳。 重度のブラコンで、ノルンのことを「おにい」と呼んでいる。人懐っこく、年不相応の幼さがある。 現在、彼女の身体にはレーニェ本人とメリエールの魂が同居している。 5.メリエール(メル) 前世ノルンの一番弟子。 前世ノルンと共に『魔導革命』を引き起こした一人。 前世ノルンが転生した後、彼を追って転生し、レーニェの身体に宿ったことで2型ウォルフラーレン病の発症原因になった。 6.レイン・クラウンハート(レイン) ノルンの数少ない友人の一人。 短髪のライトブラウンに青色の瞳。 基本魔法動物従属師の資格を持つ。 テイマーの家系に生まれた影響で自分もテイマーを目指している。 優しく思いやりに長けるが、恋愛方面は優柔不断かつ奥手な性格。 動物が好きで扱いにも長けているが、姉(エヴァンス・クラウンハート)ほどではないと自己評価している。 よくノルンのトラブルに巻き込まれるが、内心それを楽しんでいる。 大学ではバンドサークルに所属しており、ベースを担当している。 7.ジーク・レインランド(ジーク) ノルンの数少ない友人兼主治医(ただし研修医) 黒色短髪に褐色の瞳。 兄が魔法薬師になった影響で医師を目指すように。 普段は優しいが、患者の前では冷静沈着になる。 飲み会ではノルンのブレーキ役を任されがち。 大学ではバンドサークルに所属しており、ドラムを担当している。 8.クライド・ブラックウェル(クライド) ノルンの数少ない友人兼バンドサークル部長。 黒色長髪に赤墨色の瞳。 一匹狼な性格で、心を開いた人物としか関わろうとしない。 一人でサークルメンバーを募集していたところにノルン(&サークル探しで同行していたレイン)が入部したのが最初の出会い。 バンドではキーボードを担当している。 シェリー・エーテルフェルトと交際中だが、必要性を感じないので周囲には話していない。 9.アイシャ・ウォルフラーレン(アイシャ) ノルンとティファニアの間に生まれた長女。 金髪ショートに蒼色の瞳。尻尾はもふもふ。 天真爛漫で活発な、ウォルフラーレン家の騒がしさの主な発生源。 マザコンで、ティファニアにいつも甘えている。 10.エニシャ・ウォルフラーレン(エニシャ) ノルンとセレスティアの間に生まれた次女。 白銀色のショートボブに褐色の瞳。尻尾は姉ほどもふもふではなく、それをコンプレックスに感じている。 物静かで自己主張が控えめ。細かいことをよく気にかける。 孤独が苦手で、一人の時間が長くなると誰か(特にノルン)を探しに来る。 ファザコン寄りで、ノルンには無言の上目遣いをよく使う。なお、毎回効いている。 11.シェリー・エーテルフェルト(シェリー先輩) 魔法道具(アーティファクト)研究専攻のエーテルフェルト家貴族令嬢。 ミルクティー色のショートヘアに三つ編みがチャームポイント。 ノルンにとっての緊急避難先。家を飛び出した際に毎回匿ってくれる。 菓子作りが得意で、つい作りすぎては周囲によく配っている。それが異性への脈ありサインを振りまいていると本人は自覚していない。 対して料理の腕は壊滅的。レシピ通りに作ると必ず『黒色の何か』が出来上がる(本人曰く、一応食べても問題ないらしい)。 両親からは早く婚約者を見つけることを心配されている。本人も気にしている。 何かと苦労人で、ノルンからよく「不憫ですね」と言われている。その都度「かわいそがらないでください!」と返すのはもはやお決まり。 クライドと交際中だが、恥ずかしいのでまだ周囲には言えていない。 12.エヴァンス・クラウンハート(エヴァ先輩) 魔法動物学専門の研究者兼大学助教授。 応用魔法動物従属師の資格を持つ。 モカブラウンにウェーブがかったセミロングが特徴。 レイン・クラウンハートの実姉。 料理が得意で、実家では料理を担当している。レインが独身だった頃は毎日お弁当を作ってあげていた。 高校時代、テイマーになるか料理人になるかで真剣に悩んだ過去がある(親友だったシェリーのことを案じて同じ大学に進学することにした) 菓子作りと紅茶を淹れることが苦手で、いつもシェリーに教えてもらっている。その対価に料理を教えているが結果は芳しくない(教え方が下手な訳ではない) レインの結婚を機に実家から結婚相手探しを心配されているが、この話は本人にとって地雷である。 13.AILICE(アイリス) ノルン・ウォルフラーレンが開発したアシスタントAI術式。 日常生活から戦闘補助まで、基本的にはなんでもこなせる。 AILICEに標準装備された専用インターフェースを脳内に直接接続することで、接続した人物はAILICEのサポートを最大限に受けることが可能。 現在の使用者兼管理者はノルン・ウォルフラーレン。 用語解説: 1.魔導革命 ノルン・ウォルフラーレンと七人の弟子が引き起こした技術革命。 それまで人間しか使用できなかった『魔法』に匹敵する技術である『術式』を開発したことがきっかけ。 2.ウォルフラーレン病 転生魔法の代償であり、輪廻転生を拒んだ者に対する世界からの罰。 1型と2型が存在し、発症原因により区別される。 1型:魂に記憶が過剰に記録されることが原因。主な発症原因は転生魔法の行使によるもの。 2型:1つの身体に魂が複数存在することが原因。主な発症原因は転生した魂が、既に別の魂が宿っている身体に憑依すること。
📚 本を探すなら「よみどき」(あいぺんが運営する本の発見サイト)
130万冊を超えるコミック・小説・書籍の順位と値段を毎日みて、いま読むものを決められます。