literalconnotation ─ なみだの魔法円から現れたのはあたしでした。

作者: 有城 砂生 | 作品数: 7作品 | 📝 連載中

夫の浮気を問い詰めた明楽メルは、勢いのまま足元の水たまりに魔法陣を描いた。 「異世界に行く」 もちろん、本当に行けるとは思っていなかった。 ところが次に目を覚ました場所は見知らぬ部屋。しかも自分の体は小学校低学年ほどに幼くなっている。 そんなメルを拾ったのは、銀髪の美青年――自称・悪魔のヴィザーゴだった。 「名前はアキラにしようか」 妙に馴れ馴れしく、人の思考を勝手に読み、肝心なことほど妙な言い回しをするヴィザーゴ。 その従者である三尾の狐ルーモと白山羊ヴェーロ。 言葉も常識も違う世界で、メル改め“アキラ”の奇妙な生活が始まる。 けれど、この世界はどうもおかしい。 消えたはずの傷。 元の自分とは異なる身体。 自分の真名を知る者たち。 ヴィザーゴが口にする「層」と呼ばれるもの。 そして、異世界へ来たはずなのに再び現れる、彼女がいた世界。 ここは本当に「異世界」なのか。 そもそも、自分は何者なのか。 ――まあ、それはそれとして。 服は欲しい。 靴も欲しい。 ご飯は食べたい。 旦那は一発殴っておきたい。 深刻になりきれないメルと、善良とは少々言い難い悪魔。 行き先のわからない二人が辿るのは、偶然でも、運命でもない。

エピソード一覧

第1話: ・prólogo≠sorto:始まりは宿運ではない (2026/8/30)
第2話: ・1/sorto≠fatale:宿運は呪縛ではない (2026/8/30)
第3話: ・2/fatale≠lot:呪縛は運否天賦ではない (2026/8/30)
第4話: ・3/lot≠fatum:運否天賦は不可避ではない (2026/8/30)
第5話: EX/Detour≒Invisible rays (2026/8/30)
第6話: ・4/fatum≠destino:不可避は目的地ではない (2026/8/30)
第7話: ・5/destino≠Fügung:目的地は因果ではない (2026/8/30)