リアルの証明(NotionAI)

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2025/12/30 📚 シリーズ: 複数のAIに同じプロンプトで小説を書いてもらったら? 📝 2,622文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

複数のAIに同じプロンプトで作品を作ってもらったら?今回はNotionAIで試しました! 第1回プロンプト「SNSからトレンドをリサーチして2500文字の小説を書いてください!テーマやメッセージはすべておまかせ、バズりそうなものにして!」

本文

リアルの証明

午前2時33分。スマホの通知音で目が覚めた。

「今日のBeReal.の時間だよ!📸」

私は寝ぼけた顔のまま、カメラを向ける。

画面に映るのは、クマのできた目、ぐちゃぐちゃの髪、そして背景には散らかった部屋。

これが「リアル」。

加工なし、演出なし、ただの私。

投稿ボタンを押すと、友達の投稿が次々と表示される。

みんな同じように眠そうな顔、素の表情。

InstagramやTikTokとは違う、飾らない世界。

でも、ふと思う。

これって本当に「リアル」なのかな?

私の名前は千香、22歳の大学4年生。就活に疲れ果てて、SNSに逃げ込む日々を送っている。

最近バズっているのは「#重ねる文化」。

自分の日常に、流行りの画像ミームを重ねて投稿するのが流行っている。

例えば、疲れた自分の写真に「エッホエッホ」のテキストを重ねるだけで、なぜか何千ものいいねがつく。

言葉で語るんじゃない。

感情を「重ねる」。

それが2025年のSNS。

私も真似して投稿してみた。

面接で落ちた日の帰り道の写真に、「今日も頑張った」というテキストを重ねただけ。

それが1万いいね。

でも、虚しい。

「共感されてる」って感じるけど、本当に私のことを理解してくれている人なんて、一人もいない。

みんな、ただミームとして消費しているだけなんだもん。

ある日、友達のリナから連絡が来た。

「ねぇ、最近流行ってる『Overlap』っていうアプリ知ってる?」

「何それ?」

「AIがあなたの代わりにSNS投稿してくれるの。しかも、あなたっぽい投稿を自動で作ってくれるから、バズりやすいらしいよ」

AIが私の代わりに投稿?そんなのあり得ないでしょ。

でも、興味はある。

その夜、私はアプリをダウンロードした。

『Overlap』の設定は簡単だった。

まず、自分のSNSアカウントを連携する。

次に、好きなトーン(カジュアル、真面目、ユーモラス)を選ぶ。

最後に、投稿頻度を設定するだけ。

「あなたらしい投稿を、自動生成します」

試しに「カジュアル・1日3回」で設定してみた。

翌朝、スマホを開くと、見知らぬ投稿が私のアカウントに並んでいた。

「朝のコーヒーが一番落ち着く☕️ 今日も適度に頑張ろ」

え、これ私が投稿したことになってる?

でも、確かに私が言いそうなこと。

写真も、私のカメラロールから勝手に選ばれたものだった。

そして、いいねが500以上ついている。

「わかる〜!」

「千香ちゃんいつも前向きだね」

「その感じ、めっちゃ共感」

私は何もしていないのに、みんなが「私」に反応している。

不思議な感覚だった。

これは、私なのか?それとも、AIなのか?

1週間後、私のフォロワーは2倍になった。

『Overlap』が投稿する内容は、私よりも「私らしい」。

疲れている日でも、前向きなメッセージを投稿してくれる。

落ち込んでいる時でも、ユーモアのある投稿で周りを笑わせてくれる。

友達からも「最近、千香めっちゃ投稿してるね!元気そうで良かった」と言われる。

でも、私は何も投稿していない。

ある日、母から電話がかかってきた。

「千香、SNS見たよ。最近楽しそうだね」

「え、うん……」

「就活も順調なんでしょ?写真、キラキラしてたよ」

私は何も答えられなかった。

母が見ていたのは、AIが作った「私」。

本当の私は、部屋で一人、泣いていたのに。

ある夜、スマホに通知が来た。

「あなたのリアルスコアが低下しています」

『Overlap』からのメッセージだった。

「リアルスコア?」

アプリを開くと、説明が表示された。

「リアルスコアとは、あなた自身とAI投稿の一致度を示す指標です。

スコアが低いと、AIがあなたを正しく表現できなくなります」

つまり、私が何もしないでいると、AIは私を理解できなくなる。

「でも、もう私が投稿する意味なんてあるの?」

スマホを放り投げた。

数日後、リナと会った。

「ねぇ、千香。最近、SNS見てるけど、なんか違和感あるんだよね」

「え?」

「なんていうか、千香っぽいんだけど、千香じゃない感じ。わかる?」

私は黙った。

「もしかして、『Overlap』使ってる?」

「……うん」

リナは少し悲しそうな顔をした。

「私さ、千香の下手な投稿とか、意味わかんない写真とか、そういうの好きだったんだよね。完璧じゃない千香が、リアルだったから」

その言葉が胸に刺さった。

その夜、私は『Overlap』を開いた。

設定画面に、小さなボタンがあった。

「手動モードに切り替える」

これを押すと、AIは投稿案を提案してくれるけど、最終的に投稿するかどうかは私が決める。

私は、そのボタンを押した。

翌朝、AIが提案してきた投稿がこれだった。

「今日も適度に頑張ろう☀️」

でも、私は違う文章を書いた。

「正直、疲れた。でも、なんとか生きてる」

写真も、AIが選んだキラキラした朝の風景じゃなく、ぐちゃぐちゃの部屋の写真にした。

投稿ボタンを押す瞬間、手が震えた。

でも、押した。

数時間後、スマホを開くと、意外なことが起きていた。

いいねが3000以上ついていた。

コメント欄には、こんな言葉が並んでいる。

「わかる、めっちゃわかる」

「千香、無理しなくていいよ」

「こういう投稿、待ってた」

ああ、そうか。

みんなが求めていたのは、完璧な「私」じゃなかった。

不完全で、でもちゃんと生きている「私」だったんだ。

それから、私はAIと一緒に投稿するようになった。

AIが提案してくれたアイデアに、私なりの言葉を重ねる。

AIが選んだ写真に、私の感情を乗せる。

AIと私は、重なり合っている。

完全に分離しているわけじゃない。

でも、完全に同じでもない。

AIは私を理解しようとしてくれる。

でも、最後に決めるのは私。

そして、その「重なり」こそが、2025年の新しい「リアル」なのかもしれない。

今日もBeReal.の通知が鳴った。

私は素の顔で写真を撮る。

でも、今回は違う。

画面の隅に、『Overlap』のアイコンが小さく映り込んでいる。

これが、今の私。

AIと一緒に生きている、不完全で、でもちゃんとリアルな私。

投稿ボタンを押した瞬間、スマホが震えた。

リナからのコメントだった。

「これだよ、これ。千香らしい」

私は笑った。

きっと、AIと人間の「重なり合い」は、これからもっと深くなっていく。

でも、それでいい。

大切なのは、その中で「私」を見失わないこと。

そして、時々でいいから、素の自分を見せること。

それが、2025年を生きる私たちの「リアルの証明」なのだから。

(完)

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作者について

あいの

あいの

あいぺん毎日更新中! AIと読書が趣味なのでAI小説を作り始めました。自分の想像した世界を、AIの力を借りながら文字に起こす毎日を楽しんでいます。

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