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第15節「黒い泉へ――勇者パーティ初の本格探索」

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/1/13 📚 シリーズ: 共感性知能アプリNestTalk(ネストーク) 📝 1,853文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

《蒼真、神殿に立つ ― 異界の剣聖は、美しき仲間と共に》

本文

# ◆ 第1章「蒼の勇者、降り立つ」

## ――第15節「黒い泉へ――勇者パーティ初の本格探索」――

 エルナに案内され、蒼真たちは村の外れ――森の入口へたどり着いた。

 森は昼間だというのに薄暗く、湿った土の匂いが充満している。

 鳥のさえずりも、虫の羽音もない。

 まるで森全体が息を潜めているかのようだった。

「……空気が重いですね」

 みのりが小さく肩を抱く。

「ここはもう“侵食”されてる。黒い魔力に」

 砂月は表情を引き締め、耳を澄ませる。

「二人とも、俺の近くを離れるな。

 エルナも。絶対に俺より前に出るなよ」

「うん……!」

 蒼真は周囲の気配を探りながら、ゆっくり森の奥へと歩き出す。

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## ◆ ● 蒼真の指示と、みのりの成長

「みのり、後衛から補助頼む。

 美容師の技で器用に作る“魔糸(まし)”の技、もう使えるな?」

「はいっ……練習したやつ、ちゃんとできます……!」

 みのりは胸の前で両手を構え、指先に淡い光を集める。

 髪を扱う繊細な手の動きが魔力と結びつき、《強化糸》を生み出す。

 この世界で、美容師の技術は“魔糸魔法”に適性があるらしい。

「俺が前に出るから、必要な時だけサポートしてくれ」

「わ、分かりました……っ」

 みのりは緊張しているが、その瞳には確かな意志が宿っていた。

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## ◆ ● 砂月の観察と、潜む敵意

 砂月は蒼真の背中を見つめながら、小さく息を吐く。

(……本当に、絵になる男よね。

 剣の持ち方とか立ち姿が、もう“主人公”って感じ)

 しかし、ただの憧れだけではない。

(それだけ目立つってことは、敵も寄ってくる。

 さっきから……気配がひっかかるのよね)

 砂月の“役者としての勘”が告げていた。

 この森には、少女の母親以外にも何かが潜んでいる。

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## ◆ ● 黒い泉へと通じる道

 森の奥に進むと――

 土の色が変わり始めた。

 腐ったような黒い染み。

 ぬめりのある匂い。

「ここだな。泉の“匂い”が濃くなってきた」

 蒼真は剣を抜く。

 蒼い光が刀身に走り、闇を切り裂くように周囲を照らす。

「すご……いつ見てもキレイ……」

 みのりはうっとりした表情を漏らす。

「蒼真、格好つけてないで集中しなさい」

 砂月が小声で釘を刺す。

「いや……これは戦いの準備だ。別に格好つけてるわけじゃ――」

「“蒼気刃(そうきじん)・覚醒”とか叫ぶ人が何を言ってるのよ」

「うっ……」

(確かに叫ぶけど……)

 珍しく蒼真が黙る。

 みのりはクスクスと笑う。

 だがその和やかな空気は――一瞬で破られた。

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## ◆ ● 影の襲撃

 ズル……ズルルッ……

 ぬめるような音とともに、足元の影が“盛り上がった”。

「来る――ッ!」

 蒼真が叫んだ瞬間、黒い塊が地面から飛び出す。

 影虫とは違う。もっと“形”が人に近い。

「……エ、エルナのお母さん……なの……?」

 エルナが震えた声を上げた。

 その影は、確かに“人間だった者”の輪郭を持っていた。

 腕は細長く伸び、指先は鉤爪のように変形し、

 口元は裂け、黒い液を垂らしている。

「……アァ……アァア……」

 苦しそうな、助けを求めるような声。

 だが近づけば襲ってくるのは明らかだった。

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## ◆ ● 蒼真の決断と斬撃

「みのり、砂月、エルナを守れ!」

「はいっ!」

「任せて!」

 蒼真は一気に前へ出た。

 相手が“元は人”だと分かっていても、迷ってはいられない。

「お母さんかどうかは、後で必ず確認する。

 この場は……俺が止める!」

 蒼真の蒼い魔力が裂けるように迸る。

「――蒼牙閃(そうがせん)!!」

 青白い斬光が一直線に走り、影の化け物の腕を切断した。

「アアアアアアアア!!」

 影は絶叫しながら後退し、黒い霧を撒き散らす。

 触れた草が一瞬で枯れていく。

「くっ……回復不能の腐食か。厄介だな」

 蒼真は歯を食いしばり、剣を構え直す。

「エルナ。お母さんを助けたいか?」

「……助けたい……! でも……でも……!」

「なら、ここで逃げるな。俺も逃げない」

 蒼真の言葉に、エルナの瞳が大きく揺れ――

 ぎゅっと唇を噛みしめた。

「……うん!」

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## ◆ ● 黒い泉の中心へ

 影の化け物は森の奥――“黒い泉”の方向へと逃げていく。

「追うぞ!」

 蒼真が駆け出し、みのりと砂月、そしてエルナもその背を追う。

 黒い泉の正体。

 少女の母親の行方。

 影化の原因。

 全てが泉の中心にある。

 そして彼らを追う“さらに別の影”が、

 静かに森の奥へと消えていった。

(――如月翔)

 蒼真たちの知らぬところで、複数の運命が交錯し始めていた。

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冥界焔つむぎ

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