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第14節「白蒼重奏 ― 女神を斬る理由」

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/3/1 📚 シリーズ: 共感性知能アプリNestTalk(ネストーク) 📝 1,695文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

《蒼真、神殿に立つ ― 異界の剣聖は、美しき仲間と共に》

本文

# ◆ 第4章「みのり救出編 ― 白銀の夢路を駆ける者」

## ――第14節「白蒼重奏 ― 女神を斬る理由」――

 空間が、静止したかのように感じられた。

 影の幾何学は裂け、

 女神の領域は不完全なまま揺らいでいる。

 それでも――

 セレスは立っていた。

『……見事です』

 その声は、もはや敵意だけのものではない。

 どこか、試練を終えた者のような、穏やかさを含んでいた。

『蒼真。白の巫女。

 あなたたちは“力”ではなく、“理由”でここまで来た』

 みのりは、胸元に手を当てる。

 激しい魔力消費で息は荒い。

 薄着の衣装が上下し、そのたびに蒼真は一瞬だけ視線を逸らした。

(……戦闘中だぞ、俺)

 そう思いつつも、

 守りたいという衝動が、さらに強くなる。

「理由なら、簡単だ」

 蒼真は一歩、前へ出た。

「仲間を縛る力があるなら、

 それが神だろうと女神だろうと――俺は斬る」

『……強いですね』

 セレスは、ふっと笑った。

『いいえ。

 本当に強いのは……』

 彼女の視線が、みのりへ向く。

『恐怖の中でも、誰かと“共にある”ことを選べる心』

「……っ」

 みのりの頬が、赤く染まる。

◆ ◆ ◆

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 セレスが両手を広げる。

 影が、彼女の背後で大きく波打つ。

『ならば――

 最後は“正面から”』

 空間が収束する。

 余計な演出も、

 召喚もない。

 純粋な――

 **女神と剣士の一対一**。

「みのり」

「……はい!」

 蒼真は、振り返らずに言った。

「最後の支援だ。

 全部、俺に預けろ」

 みのりは、ほんの一瞬ためらってから、

 強く頷く。

「……全部、受け取ってください……!」

 その言葉と同時に、

 白の紋章が完全に開放された。

「スキル最終展開――」

 声は震えていない。

「**白輝全譲ホワイト・ギフト**!!」

◆ ◆ ◆

 白光が、奔流となって蒼真へ流れ込む。

 熱い。

 眩しい。

 だが――不思議と、優しい。

(……みのりの魔力……

 いや、想いか……)

 蒼真の剣が、

 蒼でも白でもない、**澄んだ銀光**を帯びた。

「……ありがとう」

 蒼真は、剣を構える。

 これ以上、スキル名はいらない。

 彼自身が、

 一本の“答え”になる。

『――来なさい、蒼真』

 セレスもまた、構えた。

 影と光が、正面から激突する。

◆ ◆ ◆

 音はなかった。

 衝撃も、爆発もない。

 ただ――

 剣が、影を“通り抜けた”。

 セレスの胸元に、

 一本の白蒼の軌跡。

『……そうですか』

 彼女は、静かに息を吐いた。

『私は……

 斬られるべき女神だった』

 影が、ゆっくりと霧散していく。

 重圧が消え、

 白の空間が、元の温度を取り戻す。

 みのりが、膝をついた。

「……はぁ……

 終わ……った……?」

 蒼真は、すぐに駆け寄り、

 彼女の肩を支える。

「無理すんな。

 よくやった」

「……蒼真さん……近い……です……」

 みのりの声は、弱々しく、

 けれど、どこか甘い。

 蒼真は、照れ隠しに咳払いした。

「……後でな」

◆ ◆ ◆

 セレスの身体は、光の粒子へと変わりつつあった。

『白の巫女……

 あなたの旅は、ここで終わらない』

『蒼真……

 あなたの剣は……多くの女を惹きつけるでしょう』

「……余計なお世話だ」

 だが、否定はしなかった。

『いつか……

 また、会いましょう』

 そう言い残し、

 影の女神は完全に消えた。

 静寂。

 そして――

 新たな物語への、余白。

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冥界焔つむぎ

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