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第15節「白の巫女は、剣士の隣で眠る」

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/3/2 📚 シリーズ: 共感性知能アプリNestTalk(ネストーク) 📝 1,299文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

《蒼真、神殿に立つ ― 異界の剣聖は、美しき仲間と共に》

本文

# ◆ 第4章「みのり救出編 ― 白銀の夢路を駆ける者」

## ――第15節「白の巫女は、剣士の隣で眠る」――

 白の空間が、完全に静けさを取り戻した。

 女神の気配は消え、

 崩れていた神殿も、ただの遺跡のように力を失っている。

 残ったのは――

 二人分の呼吸音だけだった。

「……終わった、んですよね……?」

 みのりは蒼真の腕に支えられながら、

 不安そうに小さく呟いた。

「ああ。

 もう大丈夫だ」

 蒼真の声は、戦闘中とは違う。

 低く、落ち着いていて、確かな温度があった。

 その瞬間――

 みのりの足から、力が抜けた。

「……っ」

「おっと」

 蒼真は即座に、彼女の身体を抱き留める。

 華奢な体。

 薄着の衣装越しでもはっきり分かる体温と柔らかさ。

(……ヤバいな、これは)

 戦いの疲労と安堵、

 そして至近距離の異性。

 蒼真は理性を総動員した。

「無理すんな。

 魔力、ほとんど空だろ」

「……はい……

 最後、全部……蒼真さんに……」

 みのりの声は、

 微かに甘さを含んでいた。

 彼女は、蒼真の胸に額を預ける。

 距離は、もう“ゼロ”だった。

◆ ◆ ◆

「……あの……」

「ん?」

「さっき……

 “全部預けろ”って……言いましたよね……」

「ああ」

「……預けたまま……

 返してもらってない気がします……」

 みのりの指が、

 蒼真の服を、きゅっと掴む。

 無意識の仕草。

 だが、破壊力は抜群だった。

「……それは……」

 蒼真は、少しだけ視線を逸らし――

 それから、諦めたように微笑う。

「じゃあ……

 少しだけ、休んでいくか」

「……はい……」

 蒼真は、遺跡の壁際に腰を下ろし、

 みのりをそっと座らせる――つもりだった。

 だが、彼女は離れなかった。

 むしろ、

 自然な流れで蒼真の胸に身を寄せてくる。

「……ここ……落ち着きます……」

「……お前な……」

 文句の一つも言いたかったが、

 蒼真は結局、何も言えなかった。

 代わりに――

 彼女の肩に、そっと腕を回す。

◆ ◆ ◆

 しばらく、言葉はなかった。

 みのりの呼吸が、

 だんだんと規則正しくなっていく。

「……寝た、か」

 蒼真は小さく呟く。

 彼女の髪は、ほのかに甘い匂いがした。

 日本にいた頃の名残――

 美容師として働いていた、あの頃の香り。

(異世界だってのに……

 変わらないもんだな)

 蒼真は、みのりの寝顔を見る。

 無防備で、穏やかで、

 そして――信頼しきった表情。

「……守るって決めたんだ」

 それは、誰に聞かせるでもない言葉。

 だが、

 みのりは眠ったまま、

 小さく蒼真の服を掴み直した。

 まるで――

 **離さない、と言うかのように。**

◆ ◆ ◆

 やがて、遺跡の外から光が差し込む。

 新しい朝。

 新しい旅。

 そして――

 新しい“仲間”。

「……よし」

 蒼真は、みのりを起こさないように、

 ゆっくりと立ち上がる。

「次は……

 もっと賑やかになるな、これ」

 白の巫女を腕に抱いたまま、

 蒼真は遺跡を後にした。

 この先――

 女優、騎士、魔導士、商人、聖女。

 様々な日本人女性たちが、

 彼の隣に並ぶことになる。

 だが今は――

 ただ一人。

 最初のヒロインが、

 彼の腕の中で、静かに眠っていた。

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### ◆ 第4章・完 ◆

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冥界焔つむぎ

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