1章:白き深淵の主
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
夕日で赤く染った公園 別れを惜しむ2人 再開にと渡した宝物…… 2人の行く末は…… こちら正規ENDとなります。 ifも書こうかなと。 ⚠️注意⚠️ ☆文章の直しはAIがしてくれてます ☆アイディア、作成は作者がしています ☆AIと相談しながら作ったためこの小説はAI作成にしていますがシナリオはオリジナルです 表現と文章の補助のみ使用 こちらBLとなりオリジナル作品となっています 軽い裏表現がありますが想像で楽しんでください。キツイ表現はそんなにないかもですが ホラー寄りのシリアスです。イジメなどの表現もあるので苦手な方は読まないようお願いします。 pixivとエブリスタには搭載してます。 こちら完結しております。if作成中
本文
零羅が亡くなってから、葬儀までの記憶はひどく断片的だった。
ニュースで流れた「飛び降り自殺」という無機質な言葉。周囲が囁く「酷いいじめ」という原因。けれど、崚だけは知っていた。あの日、最後の一押しをしたのは、既読を付けたまま放置した自分のスマホだったことを。
葬儀場は、不気味なほど静かだった。
崚は、金メダリストとして、あるいは「親友」として、参列者から同情の視線を向けられていた。それが何よりも耐え難かった。偽善者のように焼香を済ませ、棺の中に横たわる彼と対面する。
零羅は、驚くほど白く、そして小さかった。
小6の春、夕焼けの中で手を繋いだ時の温もりは、もうどこにもない。
(ごめん、零羅。……ごめん)
心の中で何度叫んでも、零羅の唇は二度と動かない。
棺に花を添える際、崚の震える指が零羅の冷たい頬に触れた。その瞬間、頭の奥で「既読」という文字が、赤く点滅したような気がした。
火葬場の煙が空に溶けていくのを、崚はただ呆然と見上げていた。自分が吸い込んでいる空気が、彼を焼いた煙なのだと思うと、吐き気がした。
目まぐるしく過ぎていく日々
地獄のような一年が過ぎた。
親友の死、返さなかったメッセージ
誰にも言えない
言えるはずがない
所詮人間……責められるのが怖い
自分は任から逃げたのだ。
「どうして……か……」
そうしてあの日聞いた幻聴を口にする
「ほんと、どうして……だよな……」
零羅の墓の前で小さく呟いた。
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一回忌の法要を終え、心身ともに疲れ果てた崚が、逃げるようにベッドに潜り込んだその夜。
ついに、現実の境界線が崩壊した。
――気づけば、彼は奇妙な空間に立っていた。
上下も左右も判然としない、ただ果てしない「白」が支配する世界。足元には境界線がなく、まるで雲の上か、あるいは何もない無の深淵に浮いているような感覚。
「……ここは、どこだ……?」
自分の声が、どこまでも吸い込まれていく。
その時、背後に巨大な「影」が落ちた。
「おや、まだ生きてる魂なんて珍しいですね。……貴方は、誰ですか」
心臓が跳ね上がった。
振り返ると、そこには自分を遥かに見上げるような、圧倒的な体格の男が立っていた。
漆黒の、夜を切り取ったような衣を纏い、そびえ立つようなその男は、自分より優に二十センチは高い。見上げる首が痛くなるほどの絶大な身長差。
その顔立ちには、どこか記憶の底にある少年の面影が混じっているような気がした。だが、目の前の存在はあまりにも巨大で、その瞳は氷のように無機質だ。
「……っ、誰……だよ、あんた」
「私の名はクレラ。死んだ魂を導く、『死の理』です。人間が崇めてる神みたいなものです。
ところで貴方、ここは死者が来るところ。生者が迷い込むような場所ではありませんよ?」
クレラは一歩、歩み寄った。それだけで空間の空気が凍りつき、圧倒的な威圧感が崚を押し潰す。
クレラにとって、崚は単なる「不快なノイズ」でしかない。
彼はその大きな掌を伸ばすと、怯える崚の細い首を、まるで小動物でも扱うように容易く掴み上げた。
「……が、あっ、……ぁ……!」
足が宙に浮く。
大人一人の質量を軽々と支える、暴力的な腕力。
自分を吊り上げるクレラの腕は太く、その力は抗うことなど到底不可能なほど絶大だった。
「不快だ。貴方に触れたところが、酷く熱い。……生きた人間の体温など、ここには必要ないというのに。貴方が何者であれ、今の私には目障りなだけです」
クレラは、苦しげに顔を歪める崚を、名前も知らない「侵入者」として冷たく見つめた。そして、そのまま力を込めて、崚を白き深淵の床へと叩きつける。
「……っ、げほっ、……はぁ、……っ!」
激痛と酸欠で視界が点滅する中、クレラが冷酷に笑い、崚の顔を覗き込んだ。
「おやすみなさい、名もなき迷い人。……絶望がお望みなら、いくらでも与えてあげましょう」
耳元に響いた、深淵のような低い声。
直後、意識は急速に遠のき、世界は暗転した。
「……っ!!」
次に目を開けたとき、崚は自分の部屋のベッドの上にいた。
心臓が激しく脈打ち、冷や汗が止まらない。
ただの夢だと思いたかった。だが、洗面所の鏡に映った自分の首には、あの男に掴まれた跡が、どす黒い指の形となって、くっきりと刻まれていた。
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