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歩むひととせ - 厳冬

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/3/24 📚 シリーズ: 遥かな旅路、雲間の彼方 📝 276文字 ✅ 全年齢

あらすじ

故郷の村を発った見習い魔術師のロットは、師である老魔術師のルタと共に各地を巡る旅をしていた。 旅の中で様々な出会いと別れを経験しながら、ロットは少しずつ成長していく。 ファンタジー世界を舞台にした連作短編集。 全32パートです。

本文

 一歩先すら判別できない、純白の闇が視界を埋め尽くす。

 雪深い山中の道なき道を、レイリとフィアは黙々と歩み続けていた。

 やがて二人が辿り着いたのは、一面が氷に閉ざされた白銀の針葉樹林。

「……どうやら、当たりだったみたいね」

「それじゃ、師匠。あれが……?」

「ええ。村を襲った、異様な寒波の元凶はこいつらよ」

 吹きすさぶ吹雪の中で、青白い毛皮を纏った氷狼の群れが二人を取り囲んだ。

 震える指で木剣を握り締めるフィアに、レイリが檄を飛ばす。

「初めての実戦よ。覚悟はいいかしら、フィア?」

「も、もちろんです!!」

「その意気やよし! さあ、気張っていくわよ!!」

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作者について

古代かなた

古代かなた

ネットの片隅でひっそり生きるへっぽこ物書き。生息地はPixiv。

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