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ヴェルナの街の昔話

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/4/5 📚 シリーズ: クラゲが空を泳ぐ街 📝 440文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

ほのぼのとした、ちょっと幻想的なファンタジー掌編集です

本文

 むかし、ヴェルナの海の底に、龍が住んでいた。

 大きな龍だった。街ひとつを尾で囲えるほどの。嵐が来れば波を鎮め、岩礁を砕き、船を導いた。ヴェルナはその龍のおかげで、今日まで海に飲まれずにいる。

 龍は街が好きだった。人が好きだった。

 龍は人の声を聞いていた。笑い声や、怒鳴り声や、子供の泣き声。市場の喧騒や、夜の静けさ。海の底からそれを聞いていた。もっとそばに行きたかった。海の外がどんな景色か、見たかった。

 でも龍は海を離れられなかった。

 龍は気持ちだけを、海面から空へ放った。その気持ちがクラゲになって、ヴェルナの空を漂っている。龍の目になって、街を見ている。それが、ヴェルナの街の、言い伝え。

 だからクラゲを粗末にしてはいけない。龍の気持ちを踏みにじることになるから。

 だからクラゲを大切にするといい。龍はいつまでも、この街を守ってくれるから。

 ヴェルナの子供たちは、そう聞かされて育つ。

 本当かどうかは、誰も知らない。ただ、海はいつも穏やかで、空には今もクラゲが泳いでいる。

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作者について

夕月ねむ

夕月ねむ

夕月(ゆうづき)ねむです。 よろしくお願いします。 とりあえず登録してみました。

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