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珍々堂射精丸の華麗なる救出

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/5/7 📝 9,325文字 ✅ 全年齢

あらすじ

監禁の果てに現れた「最悪」で「最高」の救世主 内気な女子中学生・れいは、孤独な心の隙を突かれ、天才的な頭脳を持つ資産家・隅木勝也に半年間もの間監禁されていた 。食事から言葉の練習まで、勝也の歪んだ支配下に置かれ、心身ともに摩耗していくれい 。 絶望に沈む彼女の両親が最後の望みを託したのは、街で噂の凄腕探偵・珍々堂射精丸(ちんちんどう しゃせいまる) 。 圧倒的な財力とIQ200の知能で「愛」を強弁する狂気の天才 vs 名前からは想像もつかない(?)超人的な身体能力を持つ探偵 。監禁された美少女を巡る救出劇は、衝撃の結末と予想外の「その後」へと加速する! 果たしてれいは、偽りの楽園から自由を掴み取れるのか?

本文

れい「………。(虚ろな目)」

隅木勝也「れい。ただいま。今日はケーキを買って来たんだけど、夕飯は何が食べたいんだ?ハンバーグ?」

れい「……」

隅木勝也「……じゃあ、ハンバーグとツナサラダを作るね?(台所で料理を始める)」

れい「……(壁の方を向いたまま無言)」

隅木勝也「(料理を作り、れいに食べさせる)あーん。」

れい「……(口を小さく開けて食べる)」

れいがこの部屋に連れて来られて、今日で半年になる。食事も排泄も風呂もトイレも、全て隅木勝也にお世話されて来た。

れいは心身共に疲れ果て、抵抗する気力もなくした。

れいの食事を終えると、勝也はリビングにれいを連れていく。

隅木勝也「次は言葉の練習だ。じゃあ、まずは…こんにちは。こんにちはって俺が言ったら、こんにちはって言うんだよ?…はい、こんにちは!」

れい「こ……ん、にちは」

隅木勝也「えらい!かわいいね。愛してるよ!…じゃあ、つぎは、幸せです。嬉しい時は言うんだ。幸せだって。……はい、幸せです!」

れい「しあわせ、です」

隅木勝也「いいね!じゃあ次は…おやすみなさい。眠くなったら言うんだ。…おやすみなさい!」

れい「おや……すみ、なさい」

隅木勝也「よし。じゃあれい。俺の質問に答えてくれ。れいの好きな食べ物は?」

れい「チョコ」

隅木勝也「そうか。じゃあ嫌いな食べ物は?」

れい「ピーマン」

隅木勝也「じゃあ、好きな人は?」

れい「……(黙る)」

隅木勝也「嫌いな人は?」

れい「……(黙る)」

隅木勝也「どうして言わないんだ?ほら、好きな人と嫌いな人を教えてくれよ!」

れい「……」

隅木勝也「何故何も言わない?」

れい「……」

隅木勝也「じゃあ、れいの特技は?」

れい「……歌」

隅木勝也「それじゃ、れいの趣味は?」

れい「……ゲーム」

隅木勝也「どんなゲームが好きなんだ?」

れい「……パズル」

隅木勝也「わかった!じゃあ明日買ってくるよ!」

翌日、様々なパズルやチョコレートのお菓子をれいに与えた。

それを見たれいはニッコリ笑った。

隅木勝也「嬉しいよ!初めて笑ってくれたのね!?さあ、沢山遊んでくれ!チョコも食べ放題だ!(チョコとパズルを渡す)」

れい「……(黙ってパズルを組み立てる)」

隅木勝也「すごい!そんな早くパズルが出来るなんて!もう一度、違うパズルもやってみてよ!」

れい「……(カチャカチャカチャとパズルを完成させていき、その後チョコを食べる)」

隅木勝也「嬉しいなあ。れいが俺の買って来た物で喜んでくれて。やっぱりれいは可愛いよ!」

れい「……(嬉しそうに微笑む)」

れいは隅木勝也により監禁されている。半年も、だ。

理由は、隅木勝也がれいに一目惚れをしてしまったからだ。

一方、れいの両親は…。

れいの父親「どこに行ったんだれいは!警察も探してくれないし、どうしたら良いんだ!」

れいの母親「もうあの子ったら、どこに行ってしまったの?こんなに長い間行方不明なんて!まさか誘拐されたの?」

れいの父親「……よし、こうなったら探偵でも雇おう。警察には見捨てられたからな!」

そして両親は探偵を雇った。

その探偵の名前は珍々堂射精丸。

彼はこの町でも腕利きの凄腕探偵であり、どんな依頼でも解決すると評判だった。

珍々堂射精丸「お父様、お母様、必ずれいさんを連れ戻します!

さて、まずはお二人の事とれいさんについて教えてください!(メモを取る準備)」

れいの父親「わかりました。私達夫婦は3人家族で、妻と娘の3人暮らしです。私が会社勤めで妻が専業主婦です。

れいは、とても優しい子でした。だから、いなくなってショックなんです!」

珍々堂射精丸「そうでしたか…。ではれいさんの外見的特徴をお願いします!」

れいの父親「はい。背丈は普通で細身です。髪型はストレートのロングヘアーで色白美人です。」

れいの母親「性格は内気なところがあって、友達は少なかったみたいだけど、でもとっても良い子だったんです!」

珍々堂射精丸「なるほど。わかりました。それでは今から捜索に入ります!(捜査開始)」

一方その頃隅木勝也とれいは密室の中で生活していた。

隅木勝也「れい!今日は良いニュースがあるんだ!(嬉しそう)」

れい「……。」

隅木勝也「れい、お前のご両親が探偵を雇ったらしい。だが、大丈夫!安心して!(自信満々)俺には計画があるんだ!まず、れいのご両親が来た時に捕まえて縛り上げる!そして、れいの部屋の隣の部屋に閉じ込めておくんだ!(ニヤリ)もちろん、逃げられないようにしっかりと鍵をかけてな!そして、れいのご両親にこう言うんだ。「俺達は愛し合っているんだ」そして、れいの両親に見せつけるんだよ。俺たちの愛を。……まあ、最初は少し驚くかもしれないけど、すぐに慣れるさ!(不敵に笑う)」

れい「……(黙って隅木勝也を見る)」

隅木勝也「さあ、れい。安心して、俺と生活を楽しむんだ!今から美味しいステーキを用意するよ!」

れい「……(その顔は暗く、表情はない)」

れいは半年前に、学校からの帰り道、突然知らない男に声をかけられた。

それこそが隅木勝也であり、勝也はれいを抱き抱え、車に乗せてこの部屋へ連れてきた。

それかられいは、隅木勝也の監視下のもと生活を始めたのだ。

れいの心境はというと……。

れい「(私は、どうしてこんなことになったの?あの時、男に付いていかなければ良かったのに。でも、私は……)」

れいには複雑な感情があった。

れいは中学三年生で、両親とも上手く接する事が出来ず、学校でも浮いていた。彼女は孤独だった。

両親はれいを愛していたが、本当はもっと派手で活発な子供が欲しかった。れいの父親はいつも遅く帰ってきて、母親は夜の仕事に出かけていった。れいは家に一人でいる事が多かった。寂しかった。だから、誰かに必要とされたくて、好かれたくて、隅木勝也に誘われてホイホイ付いて行ってしまったのだ。

隅木勝也「れい!(ステーキを焼きながら話しかける)これから毎日ステーキだぞ!食べたら、勉強しよう。俺が勉強を教えるよ!数学とか英語とか理科とか歴史とか地理とか公民とか政治経済とか家庭科とか体育とか音楽とか美術とか道徳とか倫理とか哲学とか宗教とか心理学とか社会学とか物理学とか化学とか生物学とか天文学とか地球科学とか環境科学とか工学とか建築学とか医学とか薬学とか看護学とか介護福祉学とかスポーツ科学とか教育学とか文学とか法学とか経営学とか商学とか経済学とか会計学とか国際関係学とか文化人類学とか民俗学とか宗教学とか言語学とかコミュニケーション学とかジェンダー学とかフェミニズム学とかセクシュアリティ学とか同性愛学とかエロス学とかタナトス学とかヒエラルキー学とか階級闘争学とかマルクス主義学とかフロイト精神分析学とかユング深層心理学とかアドラー個人心理学とかマズロー欲求段階説とかエリクソン発達理論とかケインズ経済学とかミクロ経済学とかマクロ経済学とか行動経済学とか進化論とか神経生理学とか脳科学とか量子力学とか相対性理論とか特殊相対性理論とか一般相対性理論とか熱力学とか統計力学とか流体力学とか電磁気学とか光学とか電波工学とか情報通信工学とか人工知能とか機械学習とかディープラーニングとかニューラルネットワークとかベイジアンネットワークとかゲノム編集とか遺伝子操作とか再生医療とか細胞生物学とか分子生物学とかゲノム科学とか代謝工学とかバイオインフォマティクスとか生命倫理学とか環境保全学とか持続可能な開発目標とかSDGsとかグローバルスタンダードとかグローバリゼーションとかアメリカンドリームとかジャパニーズドリームとかブルーオーシャン戦略とかレッドオーシャン戦略とかグリーンスパン時代とかアベノミクスとかトランプ現象とかメイドインジャパンとかサムライ魂とか大和撫子とかキモノガールとかYAMINABEとかOMATSURIとかTAIKOとかSUMOとかJIDAI-GOTOとかBUSHIDOとかKATANAとかNINJAとかSAMURAIとかMANGAとかANIMEとかAKIBAとかGALGEとかLOLIKONGとかOTAKUとかMAFIAとかYAKUZAとかPOLICEとかCOPとかDETECTIVEとかPIRATES OF THE CARIBBEANとかWALKING DEADとかLOST IN TRANSLATIONとかLOST IN SPACEとかSTAR WARSとかSTAR TREKとかMARVEL UNIVERSEとかDC UNIVERSEとかSUPERMAN OR BATMAN OR FLASH OR GREEN LANTERN OR WONDER WOMAN OR CYCLECROC OR BLACK SABBATH OR IRON MAN OR HULK OR THOR OR CAPTAIN AMERICA OR ANT-MAN OR GUARDIANS OF THE GALAXY OR AVENGERS OR X-MEN OR FANTASTIC FOUR OR THE AMAZING SPIDER-MAN OR DEADPOOL OR GHOST RIDER OR DAREDEVIL OR THE PUNISHER OR THE SILVER SURFER OR DR. STRANGE OR BLADE OR BLADE RUNNER OR WATCHMEN OR V FOR VENDETTA OR SIN CITY OR THE DARK KNIGHT RISE」

れい「……えっ……何?聞き取れないよ」

隅木勝也「(呆れたような顔をして)まったく、れいは。俺の愛をまだ理解できないのか!?(溜息)」

れい「……あの、…(怯える)そうじゃなくて、……その、あなたが喋ってる言葉、難しくて分からないだけなの……」

隅木勝也「そうか!そういうことなら、大丈夫だ!これからはもっと簡単な言葉を使うことにする!(ニコッと笑う)」

れい「………う、うん……。」

そして隅木勝也とれいやステーキを食べ始める。

隅木勝也はニコニコと笑いながられいを見てステーキを食べる。

隅木勝也「ああ…れいは美しいなあ。まるで天使のようだ。(頬杖をつきながら)俺は世界一幸せ者だ!こんなにも可愛くて綺麗な女の子と一緒に暮らせているんだからな!」

れい「……ありがとう」

一方その頃、れいの両親に雇われた私立探偵珍々堂射精丸は、れいの足取りを掴もうとしていた。

射精丸は、聞き込み調査や警察犬レンタルでれいを探し出そうとしたがなかなか見つからない。

そんな時、通りすがりのとある幼い女の子がれいの特徴と一致する症状を見たと言った。

れいは一人の男と喋っていた。

その男は隅木勝也だ。

隅木勝也はこの町で有名人である。

と言うのも隅木家はこの町一番の大金持ちなのだ。

特に一人息子である勝也は天才と言われており、IQは200を超えていると言われている。

彼の功績は数知れずあり、例えば新元素の発見や素粒子物理学における画期的な発見などがある。

商才にも長け、勝也が経営している会社はどれも成功しており、株式市場で高騰している。

そんな隅木勝也が住む屋敷のピンポンを鳴らす珍々堂射精丸。

珍々堂射精丸「すいませーん、誰かいますか?」

玄関から出て来たのはメイド服を着た女性だった。

メイド「…はい?なんでしょうか?」

珍々堂射精丸「(名刺を差し出す)私こういうものですが、実はあるご令嬢を探しておりましてね。その女の子というのが、最近行方不明になっているのですが、もし何か知っていたら情報を頂けませんかね?」

メイド「………それは困りましたねぇ〜。確かに最近若い女学生さんが行方不明になりましたけれども……その事件に関しては全く知らないんですよ〜」

珍々堂射精丸「おや?女学生が行方不明になった事は知っておられるのですね?じゃあ全く知らないとはどういう意味ですか?」

メイド「……あの、これ以上は話すことが出来ないんですよぉ」

珍々堂射精丸「何故話す事が出来ないのですか?…あ、そちらの主人が犯人ですか?あるいは、貴女自身が誘拐に関わっているとか?」

メイド「違いますよ!?本当に知らないんですよぉ〜」

珍々堂射精丸は思った。このメイドは怪しいと。

そこで珍々堂射精丸はこう言った。

珍々堂射精丸「そうですか。分かりました。ところで、こちらのご当主様はいらっしゃらないのでしょうか?ご挨拶したいのですが」

メイド「……申し訳ありません。旦那様は現在留守にしておりますので……」

珍々堂射精丸「分かりました。ではまた後日に伺います」

そして一度、珍々堂射精丸は引き返した。

一方、メイドは主人である隅木勝也のいる部屋に向かう。

メイド「……ご主人様、先程珍々堂射精丸と言う探偵の方が尋ねてきましたよ?」

隅木勝也「おお、思ったより早かったな。その探偵、俺の頭脳に匹敵するかも知れないな!…ふふふ、だけどれいは絶対に渡さない!」

メイド「…………ご主人様、私思うのですが、やはりこのような事は良くないと思いますよ?」

隅木勝也「何故そう思うんだい?」

メイド「それは……(れいを想う)…れいさんに酷い事をするのはいけない気がするんです」

隅木勝也「酷い事だって!?俺の何処がれいに酷い事をしていると言うんだ!?(メイドに詰め寄る。)」

メイド「だって、あんな小さな女の子を監禁したりするなんて……(涙ぐむ)」

隅木勝也「黙れええぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!!!(拳銃を取り出しメイドに向けて構える)」

メイド「ひっ…!(怖がる)」

隅木勝也「お前如きが俺に指図をするな!(トリガーを引き、メイドの太腿を打ち抜く)」

メイド「キャアァアアッ!!痛いぃいっ!!(太腿が血塗れになり床に倒れる)」

隅木勝也「いいか!?よく聞け!?俺は天才なんだ!!どんな問題でも簡単に解ける!頭が良すぎるんだ!そして、金だってたくさん稼げる!俺は人生を謳歌している!なのに何でお前は俺の邪魔ばかりする!?れいのことなんかお前には関係ないだろうがぁ!!」

メイド「……そ、そんなこと言われてもぉ……(泣き出す)」

隅木勝也「うるさいぞ!黙れ!!(何度も蹴りを入れる)」

メイド「ゔぅう〜……(嗚咽しながら懇願するように隅木勝也を見つめる)」

隅木勝也「身寄りのないお前を拾ってやったのは誰だ!?この隅木勝也様だろうが!!」

メイドの名前は白井月美(しらいつきみ)。かつて日本政府で働く官僚だった。

しかし彼女の優秀さが仇となり、周囲の人間からは妬まれていた。

そんな時に起きたのが汚職事件であった。

月美は冤罪を被せられた挙句に逮捕されたのだが、それを救い拾い上げたのが隅木勝也だったのだ…。

しかし…。

白井月美「……。(ご主人様には大恩がある…。だからこそ、私はれいちゃんを守りたい……)」

それから白井月美は屋敷を抜け出して、射精丸探偵事務所にやって来る。

白井月美「……と言う訳で、珍々堂さん。私、貴方に協力します。」

珍々堂射精丸「ほう、それは助かりますね!(笑顔で握手をする)…では、早速貴方が知っている事情を教えてください。」

白井月美はれいの監禁前後の話を全て話した。

珍々堂射精丸「なるほど…。あとは警察に任せても良いのですが、彼らが信用できるか微妙ですからね。私が乗り込んで攫って来ましょう!(立ち上がる)」

白井月美「私も、ご主人様が逮捕されるのは嫌です。なので、ご主人様(隅木勝也)がやった事がバレない様にれいちゃんを救ってくれますか?」

珍々堂射精丸「ええ、勿論ですよ!任せて下さい!」

そして珍々堂射精丸は一人で勝也邸に侵入する事に決めた。

一方、二階の部屋に閉じ込められたれいは、隅木勝也との楽しい日々を思い出していた。

れい「……。(あの時、私がもっと強い気持ちを持っていれば、こんな事にはならなかったはずなのに……)」

隅木勝也「やあ!れい、どうしたんだい?」

れい「!?……あ、あの……(咄嗟に恐怖を感じてしまう)」

隅木勝也「…れい…何か悩み事かな?……もし俺の事を恐れているなら心配しないでくれよ?俺は君の味方だし、君を傷つけたりなんかしないからさ!」

れい「……えっと、その……私、帰りたいの……(正直に答える)」

隅木勝也「………なんだって?よく聞こえなかったな?」

れい「……私は家に戻りたい……。(震えながら訴える)」

隅木勝也「…………………ふざけるな!?そんな事、許される訳無いだろうがぁああぁぁぁぁぁぁああああ~~~~~~ッッッ!!!!!!!!(激昂し怒鳴りつけ、さらの頭を片手で掴んで壁に叩きつける)」

れい「ぐへええぇぇーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!?(あまりの衝撃で意識を失ってしまう)……ホォエェェ…」

隅木勝也「……おい!しっかりしろ!!起きろ!!(平手打ちする)…れいッ!!お前は俺のものなんだよ!!分かったか!?俺以外の奴に興味を持つんじゃない!!他の誰にも渡すものか!!俺は天才だぞ!!この国の首相よりもずっと頭が良いんだ!!(興奮しながら大声で叫ぶ)」

れい「……あ……あぁあ……(身体中から冷や汗が止まらない……)」

隅木勝也「よしよし、分かればいいんだよ。それでこそ俺の愛しいれいちゃんだ。……だけどさぁ、もし万が一、今度嘘を吐いたらお前を殺してしまうかもしれないな?それでも良いのか?(笑顔で訊ねる)」

れい「……わ、わたし……は……」

その時、窓ガラスをパリリリリィィィィンッッッ!!!!!!!!と割って、白いスーツ姿の男が現れた。

彼こそが、他ならぬ名探偵射精丸である。

珍々堂射精丸「おい!そこまでだ!隅木勝也!もう観念しろ!れいさんは俺が保護する!」

れい「………!」

隅木勝也「お前は……あの時の探偵か!何故ここが分かった!?」

珍々堂射精丸「簡単な事だ!(煙草に火をつけて吸い始めると煙を吹きかける)お前の会社の社員が情報をリークしてくれたのさ!それに……(眼鏡を光らせながら)俺の推理によればお前が犯人だと断定できる!(腰のベルトから飛び出す折り畳み式警棒)さあ覚悟しな!」

実際は屋敷のメイドが教えてくれたが、それを明かしたらメイドの身に危険が及ぶかもしれない。

射精丸の勇志を見たれいは、少しだけ元気づけられた気がした。

隅木勝也「貴様ァァァァ!俺に勝てるとでも思っているのか!?愚かな野郎め!!(右手を振り上げ、銃口を向け引き金を引く)」

珍々堂射精丸「フンッ!!(銃弾を警棒で弾く)……甘いな!(そのまま近づき、思いっきり殴打する)」

隅木勝也「グワアアァッ!!?(鼻血が出る)……クソがああぁぁあぁ!!(再び銃で狙い撃つ)当たれえええぇぇぇ!!!!!!!」

珍々堂射精丸「遅い!(避ける)……これで終わりだ!(膝蹴りを入れる)」

隅木勝也「ゲフゥウゥッ!?!?(腹部にクリーンヒットし悶絶する)………チ、チクショウが……(倒れる)」

珍々堂射精丸「さあ!れいさんこっちへ!(れいの身体を優しく支え上げ、れいが負担にならない体勢をとりつつ、走り去ろうとする)」

れい「……あ、ありがとうございます(涙を流す)」

隅木勝也「待てよォ!!(急いで立ち上がり、追い掛ける)れいいぃぃぃ!!!!!!!!!!!俺は諦めんぞおおおぉぉお!!!(全力疾走)」

れい「ひっ…(怖くなる)」

珍々堂射精丸「しつこいぞ!この変態めが!!(振り返って銃を構え、威嚇射撃を行う)……れいさん!出口はあそこです!(指差す)」

れい「はい!(れいは珍々堂射精丸と手を繋いで玄関に向かう)」

隅木勝也「クソッ!!邪魔だあぁああーーー!!(廊下にある骨董品などを投げ飛ばし、妨害する)」

珍々堂射精丸「クッ……鬱陶しい奴だ……(しゃがんで避けると、再び銃を撃つ)……止まれぇ!!」

隅木勝也「無駄だ!!当たらんぞ!!(走り続ける、れいの髪に手が伸びようとする)」

れい「きゃああああああああああああ!!!!!!!!」

珍々堂射精丸「やらせるか!!(飛び込むようにしてれいを抱きかかえる)れいさん、すいません!!(地面を蹴り、空高く跳躍)……これで決まりだああぁぁ!!(銃で撃ち落とす)」

隅木勝也「グボボボォオオオオーーーーーッッ!?!?(背中に命中、倒れ込む)………ク、クソガァアアァァーーーッッ!!!(意識がなくなる)」

珍々堂射精丸「さあ、れいさんもう大丈夫ですよ!よく頑張りましたね!(笑顔で励ます)」」

れい「……う、うん!(嬉しさのあまり泣き出してしまう)……助けてくれてありがと……。(しばらく射精丸に抱き着いてから)…貴方は、誰なの…?」

珍々堂射精丸「俺は珍々堂射精丸!探偵です!貴方のご両親に依頼されて貴方を助けに来ました!」

れい「……珍…々堂……射精……丸…(名前を噛み締める)……ていうか……お父さんと…お母さんが…?だって、お父さんも、お母さんも…暗くて無口な私の事なんて…。」

珍々堂射精丸「確かにご両親はもっと明るい子が欲しいと言っていました。

でもね、こうも言っていたんです。…例えどんな我が儘を言っても、自分の子供だからと……。

れいさん、貴方は貴方だ。生まれた持った性格を変える必要なんてない。大切なのは、周りに合わせるんじゃなく、自分らしく生きることなんです!

そうすれば貴方の人生は明るいものになる!あんな変態監禁野郎からだって、自由になれるんです!(ニコッ)」

れい「射精丸…さん…。(感動し、射精丸の胸に顔を埋める)……うん……わかった……」

それかられいは両親の元へ帰り、隅木勝也は射精丸とメイドによって精神病院に入れられた。

精神病院での隅木勝也はというと……。

隅木勝也「オギャーーーーーーッッッ!!!!!!ママァァーーーッッ!!パパァァーーーッッ!!」

看護師A「はいはい隅木さん。おねむしましょうね~。(金属バットでボコボコに殴る。)」

看護師B「隅木さ~ん?赤ちゃんプレイはやめてくださ~い。(バケツ一杯の水をぶっかける)」

隅木勝也「グゲェーーーーッッッ!!!!!!!!!!やめろおおおぉぉ!!!俺をこんな目に遭わせる奴は許さないからなぁぁあぁあぁあーーー!!!(泣き叫ぶ)」

そして隅木勝也は、どんどん衰弱していき、やがて大人しくなり退院し廃人化してメイドに介護される生活を送った。

一方のれいは珍々堂探偵事務所を訪れる。

れい「あの…、射精丸さん。私を助手としてアルバイトさせてください…。高校に入学するので…。」

珍々堂射精丸「……おや?れいさん。良いんですか?また、辛い思いをするかもしれませんよ?探偵業は、とても過酷なものです。命の保証もない危険な仕事ですよ?それでもいいのですか?」

れい「は、はい!射精丸さんと一緒なら…。(顔を赤く染める)」

そして射精丸とれいは探偵と助手になり、事件を解決していくのであった。

後にれいの両親は射精丸を認め、れいは射精丸の元に嫁ぎ一人の娘を産んだ。

その名は珍々堂潮吹(ちんちんどう しおふき)。父親譲りの優れた推理力を持ち、射精丸を超える世界的名探偵となったのだ……。

めでたしめでたし!

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作者について

トナカイ太郎Z

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