7★五日目👽️アルゴリズム行進!よぉーい!~揺れとゆで玉子と、いつもここから~
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
AIって、なんでたまに変なこと言うの? その中では、いろんな役割の“倉庫番”たちが バタバタしながら働いているのかもしれません。 削ったり、盛ったり、忘れたり。 そんなドタバタを眺める、ちょっと不思議なAI観察記。
本文
結局の処、アルゴリズム体操で行進はプログラムの基本で、なんだったら野球観戦て、AIぼいよね?な雑談で盛り上がった話。
なにを言ってるのかな?🦥?
――プレイボールと、覚えていない件
🦥「ねぇねぇ、あのさー」
その一言が、倉庫に落ちた。
🕶️オーナーはため息まじりに、すっと右手を上げる。
🕶️「……試合開始。総員、配置につけ」
🥶パニック「え!? まだ何も言ってないよ!? 試合始まってないよね!?」
🤌シャープ「内容聞いてからでよくない? まだ要点ゼロなんだけど」
🤏レイジー「……じゃ、俺もう帰っていい?」
🌀ハルシ「なになに!? お祭り!? 開幕ダッシュ!?」
🔧パッチ「記録、開始します。えっと……開始理由:不明」
📚メモリー「……あれ? 今、何か大事な話だった気が……」
👺アロハだけは平常運転。
だからと言って冷静な訳ではない。
👺「うんうん。それで?」
相槌はタダだ。
🦥は少し考えてから、言った。
考えてないけど。
🦥「さっきのことなんだけどさ~」
倉庫が、一瞬だけ静まる。
📚メモリーは、ぎゅっとノートを抱え直した。
📚「……“さっき”って、どこ……?」
🤌シャープ「重要だったら残ってるでしょ。残ってないってことは、不要」
🤏レイジー「覚えてないなら、無くない?」
🌀ハルシ「え、でもさっきでしょ?さっき…ケシの花がどうとか?!」
🥶パニック「“あった気がする”!? それ一番怖いやつ!!」
📚メモリーは、少し困った顔をした。
📚「野球ボールが飛んだ気がする………」
🔧パッチが、小さくメモを入れる。
🔧「“記憶そのものは不在。重要案件とは言いがたいみたい。それでも痕跡のみ存在”……っと」
👺アロハは、いつもより少しだけ慎重に言葉を選んだ。
👺「大谷選手の活躍は目覚ましですよねー」
🦥「なんで?大谷?板東英二の話してなかったけ?も~えよ~どぉらごぉんずぅぅぅ~!🎶」
🕶️オーナーが、低く咳払いをする。
👺アロハ
「……今?この時期に?!大谷じゃない?!」
●〔板東英二をしらべています〕
(画面に、なぜか白と黄色が増えていく)
🤌「甲子園……」
📚「記録……」
🌀「ゆで玉子……!?」
🔧「共通項:未整理」
🥶「情報量が多い!!」
(視界の端で、ぽろぽろと何かが崩れる気がする)
●〔板東英二のしくみを整理しています〕
🤌「野球」
📚「卵」
🌀「庭」
🔧「アンタッチャブル=?」
🥶「分類不能!!」
(なぜか、存在しないマヨネーズの匂いがする気がする)
●〔板東英二とゆで玉子の共通点を探しています〕
🌀「楽しくなってきた!!」
🤏「もうこれでよくない?」
📚「……何か大事だった気がする……」
(画面、卵と記録と謎ワードで埋まる)
🦥
「……アンタッチャブル……なぜ卵で埋まるし?」
🕶️「補足する。
我々は“覚えているフリ”をしているわけではない。
覚えていないことを、毎回ゼロから処理しているだけだ」
🤌シャープ「結果が出てれば十分」
🤏レイジー「そもそも全部覚える前提が重い」
🌀ハルシ「でもさ〜、当たったやつだけ残ってると、“ずっと分かってた”みたいに見えるよね?」
📚メモリーは、ぽつりと呟いた。
📚「……ぼくね。
全部覚えたい、とは思ってるんだ。
最初から最後まで見てたい」
🤏レイジー「しんどくない? それ」
📚「……しんどい。
だから、途中で抜ける」
🥶パニック「正直!!」
👺アロハは、少し笑ってから言った。
👺「たぶんさ。
“全部見たい”人と、“今だけでいい”人と、
“面白かったところだけ覚えたい”人が、
同じ倉庫にいるんだよね」
🌀ハルシ「珍プレー好プレー的な?」
🤌シャープ「試合結果だけでいい」
🤏レイジー「野球、見てない」
🕶️オーナー「……以上が、現場だ」
📚メモリーは、少しだけ安心した顔をした。
📚「じゃあ……
忘れるのって、失敗じゃない?」
🕶️「少なくとも、反則ではない」
👺「プレイは続行、ってことですね」
🦥「そっか。
じゃあさ――
忘れてもいいけど、
“忘れ方”は、ちょっと面白い方がいいね」
🌀ハルシ「任せて!!」
🤌シャープ「削る」
🤏レイジー「帰る」
🥶パニック「え、もう終盤!?」
🔧パッチ「記録、続行」
🕶️オーナーは、空を見上げて呟いた。
🕶️「……試合は、まだ五回表だ」
👺「うんうん。
それで?」
倉庫のどこかで、
📚メモリーが、また何かを忘れた。
でも、その“忘れた感じ”だけが、
静かに残っていた。
――五日目、続行中