独白 ー長月 椿ー
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
独白 - 独白 ー長月 椿ー
本文
はい!
どうも自他共に厳しい事で有名な椿です
歳は21?10月で22か。
あんま他人のも自分のも気にしないから咄嗟に出ないのよ。
ホントに独白って何も指示無いのね…
"彼女"らしいっちゃらしい事この上無いケド…
今日はテキトーに気の向くまま思うまま書かせて貰うから、理解りにくかったら本編で私が出てくる迄は取っておくのをオススメかな?
先にするのは自己紹介よね。
私は中学の入学式で新入生総代や体育祭の選手宣誓務めたり、バスケ部では声の大きさや取り組み方を買われ部長を。
小学校と高校は生徒会に積極的に参加。
工業高校の集大成として三年生が一年掛けてモノ作りをする授業で班長を務め、職業技術校では学校代表に選ばれ、県内の職訓代表生の中で自分の体験と抱負をスピーチして最優秀賞取った。
この経歴結構色々言われるケド、私はコレ何も感じない。
私は家で褒められる事が無かったから、評価を外に求めただけ。
真面目にやればやった分褒めてくれるから先生に懐いて、先生の望む模範や規律を重んじた。
そんな私の家での姿を先生や友達が見たら驚くと思う。
まず、一人称を変える。
外では「私」で家では「戸籍の下の名」で自身を呼ぶ。
例えば
「母親とこんな話をして、私はこう返したんだ」という私は家で
「学校でこんな話をして、〇はこう返したんだ」という。
そう。私の本名は椿じゃない。椿は私に望まれた祈り生き方とでも言えば良いのかな。
”彼女”から貰った大切な名前で誇りでもある。
私にとっては極々当たり前なコレは恐らく一種の処世術。
自画自賛もイイトコだけど私は演技が上手いと思う。
相手の目や動きを観て、その言葉や行動の裏にあるモノを拾う。
自分に落とし込むフィードバックに足りなければ想像で補い、合わせる。
その完成系が《《家の私彼女を演じる》》事。
隠すコトでも無いから言うね。
椿私は”彼女”が有るコトによって創り出した解離人格。
” 彼女”は長く虐待を受け続けていた。
正しく言うなら過去形ではなく今も受けている。
彼女は私と同じく子を望まない。
過去を次なる世代に呪いとして残したくない。
少し前は「多重人格障害」とも呼ばれていたこの性質について調べた人は、私を憐れむかもしれない。
虐待の記憶を押し付けられた側、の存在椿は可哀そう、と。
それは勝手な妄想なんだよね。私も他の子も多くの子は彼女を恨んでいないし、寧ろ役割や人生を与えてくれた事に感謝している。
私は今、かなり追い詰められている。
両の親との関係がかなり酷く、でも関わらざるを得ない状況が長く続いていて解離も双極も悪化。
睡眠時間は一日二時間取れていれば良い方。
そして【《《長月の名を持つ者達の大半は椿私が生んでいる》》】事実から、私を恨む子人格も多い。
一難去ってまた一難、ではなく去っても無いのにまた一難、一難と重なっていて……
2026年1月15日に、また新たな子人格を望んでしまった。
凛音。彼女は私の記憶と感情をほぼなぞったけれど、全く逆の記憶を有した。
”長月 彼女”に性的被害の事実はあまり無い。
のにも関わらず、私が相談に乗ってた女性達の性的被害を自身がそのまま受け続けてしまったという記憶を有してしまっている。
ゴメンね。
その記憶なら中学時代の私と同様、世の男性全てを許せないよね。
私が受けてきた相談事の中にはどうしても救えなかった友達の命が有るけれど、確かに辛いけど、その出来事を自分に置き換え、友達の人生全てを無かった事にするのはダメ。
私は私の救えない過去と共に生きていく。
それが助けられなかったあの子への私なりの贖罪だと思うから。
2026/1/17 06:50 長月 椿
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