第6話「プレイヤー登録」
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
あらすじ 中学二年生・神崎恭也は、いつかカプセルウォーズを遊ぶことを夢見ていた。 しかし、一回一万円もするロボットガチャなど、学生の小遣いでは到底回せない。 ある日、商店街の片隅で「ハズレ品・在庫処分」と書かれた100円のクジガチャを見つける。 暇つぶしのつもりで回したそのカプセルには、本来なら一万円でしか手に入らない超高級ロボット―― 《クイーン》 が入っていた。 しかもクイーンは、普通のプレイヤーが知らない謎の機能を秘めた特別な機体だった。 偶然から始まった出会いは、やがて恭也をカプセルウォーズ界の頂点を巡る戦いへと導いていく。
本文
休日の午後。
恭也はクイーンと共に、町のカプセルウォーズセンターを訪れていた。
建物の中では、あちこちの対戦台でプレイヤーたちが熱戦を繰り広げている。
「ここで対戦するのか……。」
恭也は少し緊張した表情で辺りを見回した。
『まずはプレイヤー登録を行いましょう。』
「登録しないと遊べないの?」
『フリーモードは利用できますが、公式戦やランキング戦には参加できません。』
『また、勝利報酬も受け取れません。』
「報酬?」
クイーンが受付を指差した。
「それなら、先に登録しよう!」
受付には優しそうな女性スタッフがいた。
「こんにちは。初めてですか?」
「はい!」
「プレイヤー登録をお願いします。」
「かしこまりました。」
スタッフはタブレットを差し出した。
「お名前と年齢、それから使用するメインチェスフレームを登録してください。」
恭也は必要事項を入力する。
名前:神崎 恭也
年齢:14歳
メインチェスフレーム:クイーン
「登録完了です。」
ピコン。
恭也のスマートフォンに通知が届く。
『プレイヤー登録が完了しました。』
『現在ランク:ビギナー』
『所持ポイント:0PT』
「これで終わり?」
スタッフは笑顔で頷いた。
「はい。これで公式プレイヤーです。」
「おめでとうございます。」
「ありがとうございます!」
登録を終えた帰り道。
恭也はアプリを眺めていた。
「ポイントってどうやって貯めるんだ?」
『公式戦で勝利すると獲得できます。』
クイーンが説明する。
『対戦相手のランクや大会によって獲得量は変わりますが、勝てば必ずポイントが支給されます。』
「へぇ!」
『また、イベントやミッションでも入手可能です。』
恭也は目を輝かせた。
「ってことは……。」
「お金がなくても武器やロボットを増やせるってこと!?」
『その通りです。』
クイーンは微笑む。
『ポイント専用ガチャをご利用いただけます。』
「そんなのがあるの!?」
アプリを開くと、新しい項目が追加されていた。
ポイントガチャ
ロボットガチャ 10000PT
武器ガチャ 100PT
「武器ガチャは百ポイント!」
「意外と近いかも!」
『まずは一勝しましょう。』
「うん!」
恭也は力強く拳を握る。
「勝ってポイントを貯めて、もっと強くなる!」
その言葉にクイーンも静かに頷いた。
『マスターなら必ずできます。』
こうして恭也は、正式なカプセルウォーズプレイヤーとなった。
目指すは初勝利。
そして、ポイントで新たな装備を手に入れることだった。
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