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第7話「クイーンの初陣」

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/7/26 📚 シリーズ: カプセルウォーズ 📝 1,325文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

あらすじ 中学二年生・神崎恭也は、いつかカプセルウォーズを遊ぶことを夢見ていた。 しかし、一回一万円もするロボットガチャなど、学生の小遣いでは到底回せない。 ある日、商店街の片隅で「ハズレ品・在庫処分」と書かれた100円のクジガチャを見つける。 暇つぶしのつもりで回したそのカプセルには、本来なら一万円でしか手に入らない超高級ロボット―― 《クイーン》 が入っていた。 しかもクイーンは、普通のプレイヤーが知らない謎の機能を秘めた特別な機体だった。 偶然から始まった出会いは、やがて恭也をカプセルウォーズ界の頂点を巡る戦いへと導いていく。

本文

「ビギナーランク戦へようこそ!」

受付のスタッフに案内され、恭也は初めて公式対戦台の前に立った。

心臓がドキドキと高鳴る。

「ついに……初めての試合か。」

『緊張していますか、マスター?』

「そりゃするよ。」

恭也は苦笑する。

「でも、一緒なら大丈夫だ。」

『はい。』

クイーンは静かに微笑んだ。

『必ず勝利をお届けします。』

対戦相手は同じビギナーランクの少年だった。

「よろしく!」

「よろしく!」

相手の機体は量産型のポーン。

右手にはアサルトライフル、左腕には小型シールドというオーソドックスな装備だ。

『対戦開始まで、3……2……1……』

START!!

専用端末が起動し、データ空間に二体のチェスフレームが現れる。

クイーンは左腕にアイアンガード、右手にはガードソードを装備していた。

「行け、クイーン!」

『了解しました。』

ポーンがライフルを構える。

ダダダダダッ!

銃弾が一直線に飛んでくる。

クイーンは落ち着いて盾を構えた。

ガガガガッ!

すべての弾丸を受け止める。

「すごい……!」

恭也は思わず声を上げた。

『アイアンガードの耐久値は十分です。』

『接近します。』

クイーンはジグザグに走り、一気に距離を詰める。

相手も必死に射撃を続ける。

しかし、そのほとんどが盾に防がれた。

「今だ!」

『はい!』

クイーンは盾の裏へ手を回す。

シュンッ。

ガードソードを引き抜いた。

「おぉ!」

店長が言っていた通りだった。

盾と剣が一体化した装備。

攻防の切り替えが一瞬だった。

キィン!

ポーンのシールドを弾き飛ばす。

『まだです!』

そのまま連続で斬撃を放つ。

相手のポーンも懸命に応戦する。

一進一退の攻防。

「クイーン……!」

恭也は拳を握り締めた。

(俺は何もできない。)

(戦っているのはクイーンだ。)

その姿を見ていることしかできない。

だが、不思議と信じられた。

彼女なら勝てる、と。

『マスター。』

戦いながらクイーンが語りかける。

『見ていてください。』

『これは、私たちの最初の勝利です。』

クイーンは一歩踏み込み、ポーンの懐へ潜り込む。

「チェック!」

恭也が思わず叫ぶ。

クイーンの剣が一直線に振り抜かれた。

ガキィン!

ポーンの武器が宙を舞う。

『これで終わりです。』

最後は盾で相手の体勢を崩し、

ガードソードを胸部コアへ突きつけた。

『チェックメイト!』

システム音声が高らかに響く。

ポーンは光の粒となって消えていった。

WINNER 神崎恭也

「……勝った。」

数秒遅れて実感が込み上げる。

「勝ったぁぁぁ!」

恭也は思わずガッツポーズをした。

対戦台の中ではクイーンがこちらを見て、小さく一礼する。

『おめでとうございます、マスター。』

『約束通り、初勝利をお届けしました。』

「ありがとう、クイーン。」

「これは俺じゃなくて、お前の勝利だ。」

クイーンはゆっくり首を横に振る。

『いいえ。』

『これは私たち二人の勝利です。』

その言葉に恭也は笑顔で頷いた。

試合終了後、スマートフォンが震える。

勝利報酬:50PT獲得

「ポイントだ!」

『初めての報酬ですね。』

「まだ武器ガチャには足りないけど……。」

「ゼロじゃなくなった!」

恭也は画面を見つめながら笑った。

一歩ずつ。

少しずつ。

こうして神崎恭也とクイーンは、カプセルウォーズプレイヤーとしての最初の一歩を踏み出したのだった。

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作者について

猫丸

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