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秋の棚

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/9/13 📚 シリーズ: 彼方のラブレター 📝 513文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

それは、彼方から届いた、ちょっと不思議な物語。ショートショート

本文

ある日の午後、お母さんはスーパーの和菓子コーナーに立ち寄りました。

「まだあるかな……」

夏の間、介護をしているおじいちゃんが、毎日おいしそうに食べていたカップの水羊羹です。

嚥下がうまくできないおじいちゃんにとって、なめらかですっと喉を通る水羊羹は、とても食べやすく、毎日の楽しみでもありました。

「秋になっても、まだ暑い日があるから、きっと売っているよね」

そう思って棚を見上げたお母さんは、思わず立ち止まりました。

そこにはもう、水羊羹の姿はありません。

秋らしい栗や芋のお菓子が、きれいに並んでいます。

そして棚の隅には、小さな札が一枚。

「今季の販売は終了いたしました」

「ああ……そうか。もう秋なんだ」

お母さんは、少し寂しくなりました。

「最後に十個くらい、買っておけばよかったなあ」

思わず苦笑いしながら、棚をもう一度見つめます。

でも、季節は待ってくれません。

「さて、今度は何なら食べやすいかな」

お母さんは、また新しいお菓子を探すために、スーパーの中を歩き始めました。

季節が変われば、食べられるものも変わる。

それでも、おいしいものを食べさせてあげたいという気持ちは、変わりません。

お母さんは今日も、次の小さな楽しみを探しているのでした。

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作者について

JJ

JJ

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