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小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/9/12 📚 シリーズ: 鬼の里の白妙雛 📝 558文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

私は、鬼の里へすてられた…。

本文

ごうごうと燃え盛る巨大な篝火が、切り立った岩壁を赤黒く染め上げている。

鬼の里「黒鉄(くろがね)の顎」の夜は、人間の街のような穏やかさとは無縁だった。

「おい、新入り。突っ立ってねえでこっち来いよ!」

 無骨な木造りの酒場から、濁った酒の匂いと笑い声が溢れ出てくる。 その入り口で、身の丈を優に超える大槌を肩に担いだ赤鬼の戦士が、牙を覗かせて豪快に笑った。

彼の額から伸びる一本の角が、炎を反射して鈍く光る。

男の視線が、鬼たちに比べてあまりにも華奢な体躯と、角のない滑らかな額に注がれる。

 「なんだ、借りてきた猫みてえな顔しやがって。 人間の娘が生きてここへ迷い込んだってだけで、里の奴らは色めき立ってんだ。 喰われちまう前に、俺の隣で大人しく酒でも注いでりゃいいんだよ」 大槌を地面にドスンと突き立て、赤鬼は太い腕を伸ばしてこちらの手首を掴もうとしてくる。

「!!」

 ――いらないもの。 私は、あの人間たちの村でそう呼ばれていた。 生まれつき災いを呼ぶ血だと言われ、生贄のようにこの鬼の里へと続く森に置き去りにされた。だから、この凶暴な鬼たちに今すぐ切り刻まれようが、喰われようが、どうでもよかった。

  「……好きにすればいいわ。喰うなら、いっそひと思いにやって」視線を地面に落としたまま、私は感情の消え失せた声で呟いた。

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作者について

みまち

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紅茶、珈琲、レモンが好き。【私がニヤニヤする物を置いております】

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