復讐エンド
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
炎上系YouTuberのぬーいはある時不意に自分の過去を思い出す。それは残酷で、今の彼女に必要不可欠な過去だった。
本文
家につれて帰られたぬーいは両親の静止も聞かず、自分の部屋の中のものをかき集めて家を出ていった。 最初に向かったのは初めてももたと出会った、カフェテラスだった。
「懐かしいな。また転校して、不安だったときにももちゃんが声をかけてくれたんだっけ。」
―――半年前―――
「また転校か。いじめられないと良いな。」
その時不意に後ろから声をかけられた。
「ねえ君!何歳?」
「へっ?13歳ですけど....」
「私と一緒だ!私の名前ももっていうの!気軽にももって呼んでね!君の名前は?」
「えっと...ぬーいって言います。」
「ぬーいちゃんって言うんだね!よろしく!」
それがぬーいとももの初めての出会いだった。それから二人は仲良くなってその日のうちに親友と言われてもおかしくないくらいの友だちになった。
現在時刻(3年前)
「ももちゃん、また元気に声をかけてよ!私さ、ずっとここにいるから。ねえ生きてるんならさ、呼んでよ!またあの日みたいに!私、またももちゃんと仲良くおしゃべりしたいよ!」
ぬーいは泣きながらそう叫んだ。 その時不意に後ろから声をかけられた。
「ねえ君!何歳?」
「え?ももちゃん!?」
そう思って振り返ったぬーいの後ろにいたのはピンク髪のポニーテールをした20代後半ぐらいの女だった。女は笑って、
「アッハッハッハ、知り合いかな?でも人違いだよ。ところで君?YouTuberに興味ない?」
ぬーいは少し考えた。
(YouTuberって言っても私なんて個性なんかなにもないしなる意味もないし断ったほうが良いかな?あ、でも....もし私が有名になって、知名度が上がったら、ももちゃんが私のこと見つけてくれるかもしれない。それに....)
「で、どうする?なってみる?まあ詳しいことはそっちのレストランで話そうよ。」
その女はYouTubeにあこがれがあったようだが自分が出演として出るのではなく他の人の活躍を間近で見たいというもので、YouTuberになってくれる人材を探していた。
(もし私が有名になって、私の言葉に対する信憑性が上がったら、ももちゃんを苦しめた奴らに復讐できるかもしれない。)
「詳しい手続きとかはまた今度になるんだけど、やるでオッケーなんだよね?」
「はい!やらせてください!」
こうしてぬーいはYouTuberになった。
辛いときがあっても、手紙を見てあの日のことを思い出して、憎しみをつのらせた。
(個性がないと売れていけない。もとの私が弱かったから、ももちゃんを守ることができなかった。口調も力強くして目つきも悪くして、ももちゃんの髪型と髪色を真似して、男の子のように振る舞って絶対に売れて見せる。)
憎しみ、怒り、悲しみを抱えながら―――