黒曜石の檻 [2]
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
<p>伸ばした俺の指先が、彼女の頬に触れる。</p><p>凍てつく夜の氷のようになめらかで、酷く冷たかった。だが、俺を射抜く紫色の瞳に宿る光だけは、すべてを焼き尽くす烈火のように熱い。</p><p>月の逆光を浴びて、風に揺れる夜色の髪が、彼女の白い首筋に妖しく絡みついていた。 世界の終わりを前にしてもなお、彼女は傲慢に、そして残酷なほど美しく微笑んでいる。</p>
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