気づかなかった恋心
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
僕の名前はダイチ!今日から幼稚園に入るんだ!幼稚園の仲間たちは皆元気でとっても仲良し!でもね、皆なんか秘密があるみたい...?
本文
次の時間はお友達作り。だから、ぼくはほのかさんとお友だちになりたかったのに...
ほのかさんはお友達作りの時間でも、ぼくのことなんて見てくれないや。
そうすけくんやゆみちゃん、ゆいちゃんと楽しそうにお話してる。何を話してるのかなあ?僕には聞こえないや。
ぼくが独りでうつむいてるのを見て、りゅうせいくんが静かにぼくのもとに歩いてきた。
「ダイチ、なんでほのかさんとともだちにならないの?僕もあんまり友達は作らない主義だけど、お前はそんなやつじゃないじゃん。」
「あ、りゅうせいくん。ぼくさ、もしかしたらほのかさんに嫌われてるのかもな―って。そういうりゅうせいくんは人のこと信じれないって前言ってたけど、お友だち作れたの?」
「ううん、まだ。そっか、嫌われてるんだな。でもそれはまだ決まったわけじゃない。いつものバカみたいに明るくてポジティブなお前だったら、そんな気持ちすっ飛ばして話しかけに行ってるだろ。僕がそうだったし。だから話しかけてみたらどうだ?もしかしたら僕と同じように理由があるかもだよ。」
「りゅうせいくん....、お友だち早く作ったほうが良いよ!」
「せっかく気にかけてやったのに言うことそれかよ!?」
「あははは、冗談冗談。ありがとうりゅうせいくん、バカみたいって言うのは嫌な気持ちになりかけたけどすっごく勇気が出たよ!今度こそちゃんとほのかさんに理由を聞いてみるね!」
「おう、行ってこい。」
わっ、りゅうせいくんちっちゃく笑ってる!うれしいな〜。
ほのかさんの前に来て、ぼくは笑顔で、元気な声でこういった。
「ほのかさん!こんどこそ、ぼくと友だちになってください!」
「えっ!?」
ほのかさんはすっごく驚いた顔してる。ぼくが話しかけてくるって思わなかったのかな?
「あの...ダイチさん。ちょっと廊下に来てくれませんか?」
えっ?ほのかさんが返してくれた?しかも廊下に来いって?頭がはてなでいっぱいだ―!でもでもっ、せっかく掴んだこのチャンス、のがすわけには行かないぞっ!
「おっけー、いいよ!」
廊下に出ると、ほのかさんが恥ずかしそうに口を開いた。顔がお熱を出したみたいにまっかっかで、モジモジしてる。
「ダイチさん、私、ダイチさんのことが.....
好きなんです!」
「え?」
「今日の朝にダイチさんが「お友だちになろう」って言ってくれたとき、私はダイチさんとお友だちじゃなくて恋人になりたいんです!って言いたかったんですけど、言えなくて...。つらい思いをさせてしまってごめんなさい!」
「えっとー、ほのかさんはその...ぼくのことが好き...何だよね?僕も別に嫌いじゃないけど。ちょっと気持ちが追いつかないんだ。だから、その...まずは友達から、ほのかさんと友だちになって、それからどんどん仲良くなっていって、それでその..............恋人になればいいかなって今思ったんだけど、いいかな?」
誰かに好きなんて言われたことないからすっごく恥ずかしいし緊張する!でも、ほのかさんは僕のこときらいじゃなかったんだな。りゅうせいくんに言われた通り、勇気を出してよかった〜。
「全然構いませんっ!ダイチくんとお友だちになれるなんて嬉しいです!ありがとうございます!」
「ほんと!?嬉しいな〜、これでようやく皆と友だちになろう大作戦成功だ!」
その後は、皆とお話したりしてお弁当を食べていつも通り、お家に帰る時間になって、お家に帰る途中、ぼくは夕日を見てこう叫んだ。
「皆と友だちになろう大作戦は成功したから、これからはもっともっと、皆のこと知ろう大作戦を始めるぞ―!」
これから皆の秘密とかもいっぱい知りたいな〜。そう思ってぼくは元気に玄関の扉をがちゃんと開けて、お家に帰っていきました。
作品統計
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