硝子の魔導書と支配者の特等席【日常編 ―― L'Ordinaire】
小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品
あらすじ
<p> 地上二階の廊下の最果て、がっちりと閉ざされた『<strong>開かずの書斎』</strong>。</p><p> その完璧な静寂の闇のなかで、クラゲのような可憐なウェーブのくせ毛を美しくゆらゆらと漂わせたオーナーは、普段は一度として表舞台に姿を現すことはない。 </p><p> それなのに、なぜ彼女は、一階でジェラルドがプロとしての完璧な背中を気取っていることも、地階の冷徹な空間でアルベリックが不機嫌そうにショコラを練る気配も、すべてを手に取るように知ることができるのか。 </p>
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