境界の狭間のお宿

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/10/28 📚 シリーズ: きまぐれまほろば夜行帖【本編】 📝 1,078文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

――いつものお宿。夕刻。今日のお仕事、無事終了!本日のお客様は、狸さん、河童さん、そしてかまいたちのご夫婦。

本文

――いつものお宿。夕刻。

今日のお仕事、無事終了!

本日のお客様は、狸さん、河童さん、そしてかまいたちのご夫婦。

狸さんはお茶を飲みながらくつろぎ、河童さんはお皿を乾かさないように気を配り、かまいたちのご夫婦は仲良く並んで帰り支度をしている。

狸「いやぁ、よい宿だった。飯もうまかったぞ」

河童「お風呂もよかったねぇ。きゅうりまで出してもらっちゃって」

かまいたちの妻「あなた、忘れ物はない?」

かまいたちの夫「大丈夫。……あっ、いや、鎌は?」

妻「腰にあるでしょう?」

夫「おお、あった!」

狸「お前さん、そんなんで大丈夫かい」

わいわい、がやがや。

今日もお宿は平和だった。

――そして、仕事を終えた私。

ようやくひと息つける時間である。

「よーし、お着替えしよう!」

せっかくの自由時間だもの。今日はちょっとおしゃれをしたい気分だった。

選んだのは、紺色のレースのパーティドレス。

艶やかな紺色の生地に、繊細なレースがあしらわれている。袖はシースルーで、膝丈のスカートはAライン。ふんわりと上品に広がる、かわいらしいデザインだ。

黒髪の毛先にある、りんご色ともよく似合う。

「わぁ、かわいい!」

鏡の前でくるりと回ると、紺色のスカートがふわっと揺れた。

それから、いつもの巾着を手に取る。

大樹のりんご印がついた、大切な巾着。中には大樹のりんごの葉っぱがたくさん入っている。

これは絶対に忘れない。

木札も、ドレスのポケットへ。外から見えないように、きちんとしまった。

「よしっ、準備完了!」

鏡に映るのは、黒と赤の華やかなドレス姿。

そして、片手にはいつもの巾着。

……ちょっと組み合わせが不思議?

まあ、いいの!

おしゃれはその日の気分。巾着と木札は、絶対に必要なもの。

そこは別問題なのだ。

「行ってきまーす!」

私はご機嫌で部屋を出て、玄関へ向かった。

お気に入りの靴を履いて、姿を整える。

巾着よし。木札よし。

忘れ物はない!

玄関の戸を開けると、夕暮れの風がふわりと頬をなでた。

「ふふっ。今日はどこに行こうかなぁ」

まだ行き先は決めていない。

でも、それでいい。

私は片手に巾着を持ち、いつものお宿を後にした。

みみの大切な持ち物

巾着:大樹のりんご印がついた不思議な巾着。中には、大樹のりんごの葉っぱがたくさん入っている。いつも片手に持ち歩く。

木札:大樹のりんご印がついた守り札。ドレスのポケットなど、外から見えない場所に身につけている。

大樹のりんごの葉っぱ:みみの生命線。葉っぱから遠く離れすぎると、意識や会話はできるものの、力が抜けて動きがとても遅くなる。葉っぱは枯れない。

巾着と木札は、どんな服装でも絶対に忘れない。

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作者について

みまち

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紅茶、珈琲、レモンが好き。【私がニヤニヤする物を置いております】

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