アルト・ランゲートの苦難

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/11/8 📚 シリーズ: アルト・ランゲートの苦難 📝 5,955文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

西の大陸の平和を守るため、港町エル・ドラドを後にしたSSS級パーティ『真実の天秤』。 次なる目的地である不夜の鉱山都市【ゴルゴン・グラン】を目指し、彼らは険しい山岳地帯へと足を踏み入れる。 ​しかし、そこは「一筋縄ではいかないトラブル」のオンパレードだった! 道中で待ち受ける難解な関所の検問(?)や、己の体幹を鍛えるために挑んだ霊峰の滝行で早くも炸裂する、お約束の大惨事――。 ​シリアスな世界観と、容赦ないギャグの嵐がハイテンションで交錯する! 大罪の影が忍び寄る緊迫の道中でありながら、今日も今日とてリーダー・アルトの胃袋は限界突破のサイレンを鳴らし続ける。 ​果たして彼らは、無事に鉱山都市へとたどり着くことができるのか? ポンコツで愛すべき最強パーティが織りなす、爆笑必至の異世界ファンタジー第3章、いざ開幕!

本文

第7話 瞑想(爆爆睡)と、おんぶ定位置の完成

大変失礼いたしました!ご指摘の意図を正しく理解いたしました。

セリフ(発話):しっかり岡山弁 + 語尾「〜にゃ」にする。

地の文(説明・地の地の文章):特定の地域名を出さず、「お国なまり」「東方の訛り」と表現する。

メタ的発言の排除:「〜病にかかる」等のメタ的な表現は入れず、物語の雰囲気を壊さない描かれ方にする。

上記をすべて反映し、第7話の該当シーンを完全に修正・再構成いたしました。

【第7話(修正決定版)】瞑想(爆爆睡)と、おんぶ定位置の完成

木々の隙間から落ちる木漏れ日が、苔むした大地の上の空気を温かく、ゆったりと包み込んでいた。

王都の喧騒から少し離れた公園の片隅。深緑の葉を茂らせた巨木の根元に、ひとつの「静寂」があった。

「すーーー……はーーー……。心を無にするのですぅ……。私は今、一本の木……風に揺れる、ただの葉っぱですぅ……」

ミゼラが、膝の上で両手の指を組み、神妙な顔つきで『座禅』を組んでいた。

昨日の『フレイル放物線自爆劇』によって頭にこしらえた巨大なタンコブには、特製の湿布薬が痛々しく貼られている。しかし、彼女の表情は至極真剣そのものだった。白と金を基調とした法衣の裾を綺麗に整え、背筋をぴんと伸ばし、深く、緩やかな呼吸を繰り返している。

「いいですか、アルト様。昨日の失敗は、私の『心』が乱れていたからです。精神が研ぎ澄まされていれば、どんな武器に振られたとしても、己の軸を見失うことなどありません。この『瞑想』によって、私は無の境地に達してみせますぅ……」

「……はいはい。まあ、静かに座ってるだけなら、怪我も服が破ける心配もないしな。好きなだけ無になってくれ」

十メートルほど離れたベンチで、俺——アルト・ランゲートは、木製の長椅子に深く身を預けながら、ハーブティーの入った木製ジョッキを手に吐息をついていた。

隣では、バルダーが巨大な木片を小刀で削り、呑気に木彫りの熊を作っている。その向こうの木陰では、東方出身のくノ一のカゲツと、同郷の武者少女であるリンが、二人並んで真剣な表情で地面に枝で文字らしきものを書いて練習していた。

「……ふぅ。静かだ……なんて穏やかな時間なんだ……」

昨日のガルド親方との命がけの喧嘩裁き、そして『竜の胆汁入り超極苦胃薬』の暴力的苦味によって擦り減った俺の神経が、柔らかい木漏れ日と小鳥のさえずりによってじわじわと修復されていくのを感じる。

何も起きない。何も壊れない。誰の下着も露わにならない。 これぞまさに、俺が求めていた「最高の休日」だった。

——開始、わずか三分。

「……すぅ。……ふぅ。……すぴー……」

「ん?」

俺は木製ジョッキを口元に運ぶ手を止めた。

巨木の根元から、か細くも規則正しく、やけにリズミカルな「呼吸音」が風に乗って聞こえてきた。

視線を向けると、背筋をぴんと伸ばしていたはずの聖女の首が、まるで振り子のようにゆらり……ゆらり……と前後左右に揺れていた。

「……すぴー……むにゃ……アルト様ぁ……パンが焼き上がりましたぁ……ぐぅ……」

「速ぇよ!!」

俺は思わず立ち上がりかけた。

「無の境地どころか、ただの極上の睡眠に入ってんじゃねぇか! 三分持たねぇのかよ精神力!」

「ガハハハ! 良いではないかアルト! 食って寝る奴は育つのだぞ!」 「育ちすぎて困ってんだよ!」

俺が呆れ果ててツッコミを入れた瞬間、さらなる悪夢の序章が幕を開けた。

「……んうぅ……もう食べられませんぅ……」

船をこいでいたミゼラの体が、限界を迎えて横へと倒れ込んだ。

ポテッ、と柔らかい音を立てて芝生の上に横たわったミゼラ。しかし、これで終わるはずがなかった。彼女の「寝相」は、日常のどんくささをそのまま凝縮したかのような、壊滅的な悪さを誇っていたのだ。

「う〜ん……あつい……ですぅ……」

寝返りをうつ。 ゴロゴロと苔の上を転がるたびに、彼女が着用していた法衣の裾が、芝生に引っかかってめくれ上がっていく。

「あ、おい! ミゼラ待て!」

一回転。 可憐な膝小僧と、健康的で白い太腿が露わになる。

二回転。 腰の留め具が芝生の根に引っかかり、法衣のボタンが『パチパチッ』と弾けて弾け飛ぶ。

三回転。 「ひゃあ……風が冷たいですぅ……」などと寝言を言いながらミゼラが自ら服を蹴っ飛ばした結果、彼女の上半身の法衣が豪快にはだけ、肩口から胸元にかけての柔らかい肌と、薄桃色の下着の刺繍が、秋の陽光の下でフルカラーで露出した。

「み、見ちゃいけんものを見てしまったにゃあぁぁぁっ!?」

遠くで枝文字を書いていたくノ一のカゲツが、偶然その光景を目撃し、可愛らしい顔を真っ赤にして「ぬおっ!?」と変な声を上げながら激しく後転した。

「目ぇ塞がんと目があく(目が痛くなる)にゃ!……って、うちまで何見とんじゃろおかぁぁっにゃ!」

同じく東方の装束を纏った武者少女のリンが、慌ててカゲツの目を両手で塞ごうとするが、自分自身も真っ赤になって明後日の方向を向いて大慌てしている。

「あああぁぁぁぁもう何なんだよこの生き物はぁぁぁっ!!」

俺は自分の頭を抱えながら、ダッシュでミゼラの元へと駆け寄った。

「寝てるだけで脱げるってどういう構造してんだお前の身体は!? 磁石か!? 摩擦力に拒絶されてんのか!?」

俺は悲鳴を上げながら、自分が着ていた薄手の革ジャンパー(昨日もミゼラに被せたやつだ)をバサッと脱ぎ捨て、寝転がってゴロゴロ転がり続けるミゼラの全身をミイラのように包み込んだ。

「ん……むにゃ……アルト様の上着……温かいですぅ……」

ジャンパーの匂いを嗅ぎながら、幸せそうに「すぴー……」と深海のような爆睡を続けるミゼラ。

俺は天を仰いだ。 ……駄目だ。この聖女は、一人で歩かせていても、運動させていても、果ては何もさせずに座らせておくだけでも自滅して脱げる。存在そのものが歩くハプニング兵器なのだ。

◇

「……で、どうしてこうなった」

公園からの帰り道。 王都の大通りを歩く俺の手には、どこからどう見ても「荷造り用の太い麻縄」が握られていた。

俺の数歩前を歩いているのは、巨漢の戦士バルダーだ。 そして、そのバルダーの巨大な背中には——

「えへへ……アルト様ぁ……ここ、すごく見晴らしが良いですぅ……」

太い麻縄で、米俵のようにピッタリとバルダーの背中に固定されたミゼラが、ちょこんとお人形のように顔を出してご機嫌そうに揺れていた。

彼女の両足と胴体は、バルダーの鋼鉄のような胸板と背中に向かって、頑丈なノット(結び目)で厳重に縛り付けられている。これならどれだけ寝相が悪かろうが、足が絡まろうが、服が弾け飛ぼうが、物理的に落ちることも脱げることもない。

まさに、前回のダンジョン仮攻略の最中に誕生した『バルダーのおんぶ(物理固定)』スタイルであった。

「ガハハハ! どうだミゼラ! 俺の背中の乗り心地は!」

「はいバルダーさん! 適度な振動と筋肉の厚みが、まるで高級な馬車に乗っているみたいで、すごく落ち着きますぅ……!」

ミゼラはバルダーの首に回した手で嬉しそうに頬をすりすりとしている。

俺はハーブティーの包みをポケットの中で握り締めながら、冷ややかな視線を向けた。

「……ミゼラ」

「はい、なんですかいアルト様?」

「お前……神に仕える『教会高位の聖女(司祭)』としての尊厳を、完全にどっかの溝に捨ててきたろ?」

「そんなことありませんぅ!」

ミゼラはバルダーの背中の上で、ぷくーっと頬を膨らませた。

「これは『危険回避のための合理的判断』ですぅ! 私が自力で歩くと、なぜか街の建物が壊れたり、私の服が消滅したりして、アルト様の胃に穴が開いてしまうじゃないですか!」

「まあ、事実はその通りなんだが……言い方と見た目が最悪なんだよ! 街の人たちが『あの巨大な男は聖女を誘拐して縛り上げてるのか?』みたいな目で見てきてんだろ!」

実際、すれ違う町人や露店の店主たちが、ひそひそと囁き合いながらこちらを避けていく。「おい見ろよ、あの黄金亭の暴れ馬が、聖女様を縄で縛って運んでるぞ……」「恐ろしい……どんな拷問だ……」という誤解に満ちた視線が刺さるように痛い。

「うちも……この格好で歩くのはでーれー恥ずかしいと思うんじゃにゃ……」

背後を歩くくノ一のカゲツが、笠を目深にかぶり、顔を真っ赤にしながら呟いた。

「うちもじゃにゃ……。これじゃあまるで、うち等らが山賊の仲間みたいに見えるじゃろおにゃ……」

武者少女のリンも笠の端をギュッと握り締め、うつむいて頬を染めている。

「お前らもいい加減、その不自然なお国なまりと語尾をなんとかしろ! 街中で目立ちすぎるだろ!」

「うぐっ……! す、すまんの巡察使殿……! 昨日の自爆のショックで動揺が抜けんくて、喋ろうとすると頭の中にお国なまりと猫の語尾が溢れてきてしまうんじゃにゃ……!」

カゲツがスケッチブックを取り出し、高速で『動揺して言葉が乱れて恥ずかしいゆえ、猫の語尾が抜けん不覚をお許しくだされにゃ』と書き殴ってみせた。

「書くな! 筆談に逃げるな!」

俺のツッコミが秋空に虚しく響き渡る。 ……だが、この時の俺は、カゲツとリンのこの「筆談に逃げる」という悪癖が、まさか数時間後に王都全体を巻き込む大騒動を引き起こすことになるとは、夢にも思っていなかったのだ。

◇

「——よし、一旦宿に戻って昼飯にしよう」

『月光亭』の部屋に辿り着き、バルダーの背中からミゼラを慎重に解き放つ。

ミゼラは「あぁ……地上は足元が不確定で怖いですぅ……」と生まれたての小鹿のように脚を震わせ、ベッドの上へダイブした。もう完全に歩く気を放棄している。

「アルト殿」

部屋の隅で、カゲツがトントンと俺の肩を叩いた。 手には一枚の羊皮紙と、小さな金貨の袋が握られている。

羊皮紙には、達筆すぎる文字でこう書かれていた。

『アルト殿の胃の平穏を取り戻すべく、うちとリンで、街の薬局へ【特製胃薬の追加購入】と【精神安定ハーブ】の買い出しに行ってくるにゃ。アルト殿はここで体を休めておいてほしいにゃ』

「……カゲツ、リン」

俺は目頭を押さえた。 ポンコツで、自爆ばかりする仲間たちだが……こうして俺の胃の心配をして、女の子二人で自主的に買い出しに行こうとしてくれる優しさだけは本物なのだ。

「気持ちは嬉しいが……二人だけで大丈夫か? 街の薬屋でちゃんと会話できるか?」

カゲツは無言で胸を強く叩き(意外と豊満な胸がポヨンと揺れた)、ニヤリと自信満々の笑みを浮かべた。 リンもまた、凛とした表情で力強く頷いてみせる。

羊皮紙の裏には、こう追記された。

『心配いらん生(いらん)にゃ。喋ったら語尾が出ちまうなら、【不言実行・筆談買物術】で完璧に注文を伝えて、スマートに帰ってくるにゃ!』

「……筆談で買い物?」

嫌な予感が、俺の脳裏をかすめた。

「おい二人とも、変な気を回さずに、普通に『胃薬ください』って言えば……」

「ほんなら、行ってくるにゃー!!」

カゲツとリンは、俺の言葉が終わる前に、シュバッ!と忍びらしい俊敏さで窓から(玄関から出ろ)跳び出していってしまった。

「あ、逃げた……」

俺は残された部屋の中で、ぽつんと佇んだ。

「……まあ、薬を買うだけだ。女の子二人で紙に書いた文字を見せるだけなら、喋る必要もないし……事故の起きようがないか」

俺は自分にそう言い聞かせ、ベッドの上で「すぴー……」と再び爆睡を始めたミゼラに毛布をかけ直してやった。

——だが。 「東方のくノ一」が持つ独特の美学と、過剰な人見知りがもたらす「裏目」の破壊力を、俺は甘く見すぎていたのだ。

◇

王都の中央大通りから一本入った、歴史ある調剤薬局『シルバ調合院』。

店内に立ち込める薬草の強い香りと、瓶が触れ合う静かな音の中で、若い店員の青年は暇そうにカウンターの手帳を眺めていた。

カランコロン……。

ドアベルが鳴り、二人の客が入ってきた。

深い笠を目深にかぶり、顔の下半身を黒い布で覆った、全身黒装束の「女性ふたり」。 その異様な風体と、どこか悲壮感すら漂う殺気に、店員は一瞬で体を硬くした。

(な、なんだこの客は……? 冒険者か……? いや、雰囲気が暗すぎる……!)

黒装束の娘(カゲツ)は、一切の口を開かない。 緊張でガチガチになりながら、鋭い眼光だけで店員を射抜くと、無言で懐から一枚の「黒い和紙」を取り出した。

病的なまでに達筆な文字で書かれた紙を、カウンターの上に『トンッ』と静かに置いた。

店員は生唾を飲み込みながら、恐る恐るその紙に目を落とした。

そこに書かれていたのは、血のように赤い墨で、地獄の猛毒のごとき禍々しい筆致で踊る、常人には解読不能な謎の毛筆文章だった。

『【緊急極秘指令】 至急、胃府を激昂せしめる【黒き竜の秘薬】および、精神を幻惑する【深緑の忘却草】を全量拠出せよ。 言動は無用。対価は問わぬ。拒めば……死。』

(※注:カゲツの頭の中の変換:「いつもアルトが買っている超苦い特製胃薬と、精神安定のハーブティーの葉を、在庫あるだけ全部ほしいにゃ。喋ると語尾が猫になるから筆談にするにゃ。お金はちゃんと払うにゃ」)

「ひっ……!?」

店員の顔から一瞬で血の気が引いた。

(【黒き竜の秘薬】!? 【精神を幻惑する忘却草】!? 全量拠出!?) (さらに……「対価は問わぬ(強盗)」……「拒めば死(脅迫)」……!?)

店員の手がガタガタと震え始めた。 目の前の黒装束の娘は、じっと無言のまま店員を見つめている(超絶人見知りで緊張して固まっているだけ)。 隣の凛々しい少女(リン)は、笠の奥で「はよーしてつかだい……(早くしてください……)にゃ……」と呟きそうになるのを必死で耐えるため、殺気すら感じるような鋭い目つきで腕を組んでいた。

(こ、こいつら……噂に聞く、王都を狙う『謎のテロ組織』の工作員だぁぁぁぁっ!!)

店員は死の恐怖に直面しながら、カウンターの下にある『警備兵呼び出し用の緊急ベル』を、足の先で死に物狂いで踏みつけた!!

ジーーーーーーーーーーッ!!!!

店内に、けたたましい警告音が鳴り響いた。

「な、なんじゃにゃ!?」 カゲツが驚いて笠を上げた瞬間——

「テロだぁぁぁぁっ! 危険な暗号文書を持った工作員が出たぞぉぉぉっ!!」

店員が喉が破けんばかりの悲鳴を上げて店の奥へと逃げ込んでいった。

「え……!?」 「な、なにが起きたんじゃろおか……にゃ!?」

呆然と立ち尽くすカゲツとリンの耳に、通りから凄まじい数の甲冑のすれ違う音と、警備兵たちの怒号が近づいてくるのが聞こえた。

「包囲せよ! テロ組織の工作員を逃がすな!!」

「「……にゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」

二人の悲鳴が、王都の空に虚しく響き渡ったのだった。

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作者について

天霧 セナ

天霧 セナ

広島在住。AI生成を使用し小説とイラストをやってます。 ファンタジー・SF・恋愛など色々書いてますが、 一番大事にしてるのは感情の動き。AIで感情表現は何処までできるかをテーマにしてます。 今年...

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