黒魔女さんからお手紙ついた【罪】11話
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あらすじ
魔法学校入学のために金貨3億枚の借金を背負ったヴェロア
本文
【11】
基礎魔法の授業が終わると、いつも以上にどっと疲れが押し寄せる。
いつもならばヴェロアは、授業中に他人のことなど気にしている余裕はない。しかし今日ばかりはそうはいかなかったのだ。なにせあのアリエスが同じクラスメイトになったのだから。
いったい何の目的があって、何の思惑があってそんなことをしたというのか、それを少しでも推し量ろうとしたのだった。
しかしそんなヴェロアの考えをよそに、アリエスは他の生徒と同じように、基礎魔法の授業を受けるだけ。もちろん、本来のアリエスの実力だけは隠して。
本気を出せば基礎魔法など、アリエスは指鳴らし一つで全てをこなせてしまうのだが、それでもアリエスはそうすることはせずに、他の生徒とほぼ同じだけの時間をかけて、それらをこなしていたのだった。
そうして結局、その理由はまったくわからないままに授業は終わりを迎える。そして休み時間に入った途端、アリエスの周りには人だかりができていた。
「ねぇねぇ、アリエスちゃんはどこの出身なの?」
「クレモンセスの町よ」
「どの魔法が得意で、どの魔法が苦手なの? 苦手なのは俺が教えてあげるよ」
「えっと、どの魔法も可もなく不可もなくかな。全般的にレベルが低いのよワタシ」
そんな会話が耳に届くと「それは僕への当てつけなの?」もはや言葉として認識できないほどの声を漏らす。見事に朝の出来事のトラウマである。
隣に立ったミエリが、少しばかり困った表情を浮かべながらも優しく慰めてくれると、どうにか心を保っていられた。
「なんだ、それじゃヴェロアみたいじゃないか」
「確かにな」
「ははは、さすがにヴェロアとじゃ比べ物にならないだろ」
思いがけず引き合いに出されて、びくんと反応すると身を縮こませてしまう。別段悪い事をしたわけでもないのに、何とも情けないほどの小心者だと自分でも呆れるほど。
自分の名前がでる時は、たいがい笑いの種にされるということが、身体に刻まれているからだった。
顔を上げることができず、机を睨みつけてただただ嵐が過ぎるのを待つしかできない。
「あ、そうだ、ワタシはヴェロアに用があるんだった」
『え?』
アリエスを取り囲んでいた生徒たちが声を揃えて驚くと、さらにその視線が一斉にヴェロアへと向けられた。不意の発言に顔を上げたヴェロアは、まるで断罪を受けているような気分にさせられて、いっさい生きた心地がしない。
今にも泣き出してしまいそうな表情を、アリエスとその周囲に向ける。
目があったアリエスはにこりと笑顔をよこす。朝の仕返しにしてはひどすぎるという感想を浮かべると、おもむろに席を立ったアリエスがツカツカツカと目の前までやって来たのだった。
失意の泥沼に沈みつつあるそんなヴェロアとは対照的なほど、陽気に手を振って見せるアリエス。
「やっ!」
「なんだい、アリエスちゃんは、ヴェロアと知り合いなのかい?」
アリエスを取り巻く一団の中でも、とりわけ存在感を放つ長身の男子生徒が言葉をかける。
アリエスとは実に四○センチは身長差があるだろうその男子生徒は、成績と人気においては紛れもなくクラスのトップ。人気の方は大抵が女子生徒中心ではあるのだが、それでも男子生徒の中にも彼を慕う者は少なくなかった。なので全てにおいてヴェロアとは雲泥の差だった。
それはもちろん下位クラスにおいてであって、上位クラスからしてみれば、どちらも差は無いに等しかった。
長身の男子生徒は名前をレインス・クレバルトと言い、マルグラートで一番の武器屋の息子だった。貴族ではないが、それに近いくらいの扱いは受けていた。
そんなレインスは、どういった理由があるのかは定かではないが、他の生徒たちがヴェロアへの態度を入学時よりも軟化させる中、頑なにヴェロアを見下し続けていた。もちろんそれはレインスだけではなく、その周囲の取り巻き仲間たちも同様であった。
そんなレインスが今、アリエスと並んでヴェロアの前に立っている。当然のように蔑む視線を上から降りつけながら。
それだけでも十分なほどに心をえぐられる思いなのだが、口許を緩めて、薄ら笑いを浮かべて吐き捨てる一言が、ヴェロアの心に容赦なく突き刺さる。
「ああ、ヴェロアはクラス一の…… 失礼、僕としたことが評価を間違えたようだ。学校一の落ちこぼれだからね、彼から学ぶところはなにもないんだよ?」
「ヴェロア……」
ミエリが不安気な表情を向ける。だがレインスのいう事は決して間違いとは言えない事実なので、机を穴が開くほど睨みつけながら、その下で拳を握りしめてひたすら耐える。「今は冷たい雨が身を叩いているだけ。これは通り雨だから、しばらくすればどこかに移ってゆく。それまでの辛抱だ」そう自分に言い聞かせながら。
レインスはやおらアリエスの肩に腕を回すと、もはやヴェロアなど眼中にないと言った様子で、アリエスに顔を近づけて囁きかける。
「アリエスちゃん、魔法ならこの僕が教えてあげようじゃないか。うちのコックが作る夏色果実のクリームパイは絶品なんだ。それを一緒に食べながらでもさ」
「ありがとう。でもワタシは、魔法は得意分野の合うもの同士で学んだ方がいいと思うの。それに実力は近い方が、切磋琢磨できるじゃない?」
レインスの言動にはいっさい怯む事もなく、アリエスはそう言って退ける。そしてずいっと身を乗り出して、まじまじとヴェロアを見つめながら続く言葉をかけた。
「ね? ヴェロアもそう思うでしょ」
顔を上げたヴェロアの目の前に、アリエスの幼い顔がある。それはもう幾度となく見ているはずなのに、不思議と鼓動が早くなるのを感じたのだった。それもそのはずで、アリエスの顔はもう少しで鼻頭が触れるかというところにまで迫っていたのだった。
それほどの至近距離で見たことなど、さすがにありはしなかった。傍らに立つミエリが口許を両手で覆い、目を丸くして驚いていた。
それはなにも、ミエリだけに限った事ではない。アリエスを除いたクラスの全員が、その同じ驚きを共有していたのだった。
アリエスは見た目通りの幼くも人懐っこい笑みを浮かべて、ヴェロアの返事を待っていた。
得意分野が合うというのはわかる。表沙汰にはしていないが、アリエスもヴェロアも、共に得意分野は召喚魔法である。
しかし実力が近い者同士という点には、いささか引っかかりを覚えざるを得ない。ヴェロアは自分の召喚憑依魔法というものを、まだ完全には理解していないし、さらにアイリーシェに指摘された美的センスの無さと不器用さという問題を加味すると、やはりアリエスと近い実力というには無理があるのは否めない。
アリエスがいったい何を思ってこんな行動に出て、どんな意図を持ってその言葉を発したのかについては、到底理解が及ばない。
それならば今は、自分の言葉で思いを尽くすしかない。そう腹に決めると、ゆっくりとその口を開くのだった。
「確かに僕は基礎魔法も一番下手くそだから、偉そうな事は言えない。けれど、もし近い実力同士で同じ悩みを抱えているのなら、それは一人よりも二人。二人よりも三人の方が、解決には近いんじゃないかなと思う。共に考え、共に苦しむことでしか見えてこないものも、あると思うから」
笑顔で大きく頷いて見せたアリエス。長い結わえ髪がふかふかな動物の尻尾のように見える。
「なるほど。それがヴェロアの考えなのね」
「お前はなにを言ってるんだ? 結局世の中は、実力社会なのだぞ? 実力のある者から学ぶのが、圧倒的にいいに決まっているじゃないか。それがもっとも効率がよくて、もっとも有効な手段なのだからな。そんなだからお前は、いつまでも成績が伸びないのだ。才能がない者は、才能のある者にひれ伏し、学ぶのがベストなのだ。そして思う存分尊敬するがいい」
レインスの高圧的な物言いに、ヴェロアだけでなく周りの生徒たちも押し黙ってしまう。教室には重苦しい空気が充満する。
その空気を産み出した原因が、全面的にヴェロアにあるわけではないのだが、それでも身を縮めると、いっそこのまま塵と消えてしまいたいと思わずにはいられなかった。
その空気を払うかのようにパンと手を一叩きすると、努めて明るくアリエスは言葉を口にする。
「そっか。意見が分かれるなら、どちらが正しいかは、やってみるしかないんじゃない?」
「え?」
「それはどういう事だい?」
太陽のような笑顔を絶やさずに、アリエスは意見をぶつけた二人を交互に見ながら、さらなる提案を飄々と投げた。
「ワタシとヴェロアは同じ意見。アナタには…… 教えてもらいたい人はたくさんいるんじゃないかしら?」
そう言ってアリエスが視線を左右に振ると、女子生徒のほとんどが、うんうんと頷いて見せる。アリエスは自分の代わりの相手を、好きなだけ選べと暗に言っているのだ。
するとここぞとばかりに何人かの女子生徒は、早くもレインスとアリエスの間に割って入った。そして腕をしっかりと抱いて離さそうとしない。途端にアピール合戦が始まったのだった。
見事に思惑の外れたレインスの様子に、男子生徒の面々は揃ってほくそ笑んでいる。
両脇を何人もの女子生徒に捕まれたレインスは、それでも最後の抵抗となる一言を漏らした。
「いや、しかしそれでは納得がいかない。やはりなにか目に見える結果がなければ、君たちを認めるわけにはいかない」
「あら、そんなの簡単じゃない。こちらはワタシが、そちらは女の子の誰かが、劇的な成長を見せればいいんだから。例えば、クラストップの成績を修めるとか…… ね?」
最後の「ね?」を、残りの男子生徒に向けて飛ばすと、全員が蕩けてしまいそうな表情で肯定する。満場一致で有無を言わさない空気を一瞬で作り上げる辺りに、見た目とは違う十年の歳の差を感じるヴェロア。
「だが……」
それでも引き下がらないレインスは、まるで駄々をこねる子供のように、モゴモゴと言葉にもならない感情を吐き出している。
そんなレインスに対して、あくまで笑顔を貫くアリエスだったが、その額には微かに怒り成分によるシワが刻まれていることに、ヴェロアだけが気づくことができた。
そして同時に、勝負の決着の対象を『ヴェロアの成長』といわなかった辺りに、恐ろしいほどのしたたかさを感じたのだった。
なにせアリエスは、本来の実力を隠しているだけであって、すでにクラスの誰よりも基礎魔法はできるのだから、つまるところは完全な出来レースである。
それどころかアイリーシェから聞いた話によると、在学中でもすでに歴代三指に入るほどの成績を修め、その世代では首席だったともいうではないか。なので上位クラスをも含めた魔法学校全体で見ても、誰よりもできるといって間違いはない。
それをさらりと言ってしまう辺り、黒魔女と言うよりも腹黒魔女だなという感想を抱かずにはいられない。
もはや引くに引けなくなったのか、レインスは売り言葉に買い言葉といった感じでそれを承諾する。
「よし! いいだろう。ならばこちらは、今話題の幽霊を退治できるほどに、この女の子たちを強くしてやろうではないか。なんならそのまま退治してやってもいいぞ」
「それはダメだよ。捕獲しなくちゃ金貨五千枚が手に入らなくなる」
「なに?」
しまったと口を押さえた時には手遅れ。それはすでに水面にできた波紋のように広がっていき、止めることなどできはしないのだった。アリエスは額を押さえ、盛大にため息を吐いて飽きれ顔。
問題を引き起こした張本人には、クラスメイトからの矢継ぎ早の質問が浴びせかけられる。
「おいヴェロア、五千枚の金貨ってなんだよ」
「捕獲ってどういう事なの?」
「幽霊って、学校内に出るアレだろ?」
その事態をどう切り抜けていいものかわからず、たまらず視線を向けるが、アリエスは知らないとばかりにプイとそっぽを向いたまま。ミエリは困惑気味な笑顔を見せるだけ。このままでは収まりがつかないと判断したヴェロアは、仕方なく白状するのだった。
「学校内で騒がれている幽霊には、懸賞金がかけられているらしくて、捕獲をすればそれがもらえるんだよ」
「それが金貨五千枚ってわけだな」
「うん……」
するとにわかに色めき立ったクラスの一団は、気の合う者同士あれこれ相談し合う。それが個人では到底太刀打ちできない幽霊に対して、グループで捕獲に乗り出そうという悲しき算段なのは、容易に想像がついた。
「ねえねえ、アリエスちゃん。俺と組まない? 一緒に幽霊を捕獲しようよ」
ハルスがみんなの隙をついてそう声をかけると、男子生徒から三々五々に非難される。
「あ、汚ねぇぞ、ハルス」
「アリエスちゃんはたった今、ヴェロアと組むって言ったじゃないか」
「ああ、聞いてたさ。だから仕方ないから、ヴェロアも一緒にだ」
言うに事欠いて仕方がないなどとは、相変わらず失礼でバカが過ぎる意見だと、心中でハルスを非難する。自分の成績を棚に上げていうのもなんだが、ハルスと組んで得することなどまったく無いと言ってもいいのだから。
「ずるいぞ。そういうことだったら、俺と一緒の方が……」
「抜け駆けすんなよ!」
アリエスを巡って、教室内が騒然とする。こうなっては一触即発。先程まで仲良くほくそ笑んでいた男子生徒たちは、今度は互いを牽制しあっている。
そんな中、空気を読むことのできない男が口を開く。レインスだった。
「それならばここはやはり、僕と組むのが最善だろう。そう思うだろう? ね、アリエスちゃん」
アリエスの髪を手に取り、息を吹きかけるようにしながら。
「レインス! お前はさっき、別々に対決するって言ったろ!」
クラスの男子から総ツッコミをもらうレインス。次第に収拾がつかなくなる捕獲話に、アリエスが一石を投じたのだった。
「あんまり大人数でも効率が悪いから、少人数がいいわね。ワタシはもちろんヴェロアと組むけれどね」
「なんでそんなにヴェロアにこだわるわけ?」
なぜか非常に悲しげな表情を浮かべたハルスが、まるで男子生徒を代表するかのようにそんな質問をぶつける。男子生徒たちは身を乗り出さんばかりに固唾を飲んで、それに対する答えを待っていた。
その理由についてはヴェロアも心当たりが無いので、理由は是非とも聞いておきたいところだった。
しかしアリエスがその答えを口にすると、男子生徒一同は愕然とし、ヴェロアは呆然とするのだった。男子生徒全員を一瞬にしてどん底に突き落とした、アリエスの衝撃的な一言。
「だってヴェロアは、ワタシの婚約者だから」
教室内の空気が一気に凍りつくと、時がしばらく止まったようだった。誰よりも一番驚いたヴェロアは、視線をぶつけてきたミエリに力なく首を横に振って応えた。
「本当に?」
男子生徒の誰かがようやくその弱々しい一言を漏らすと、止まっていた時が動き出す。しかし一様にその表情には生気が感じられないまでになっていた。そんな男子生徒たちを嘲り笑うかのように、笑顔で「もちろん」と、アリエスは朗らかに答えるのだった。もちろんという言葉を使うのであれば、もちろんヴェロアにはそんな話は与り知らない。
途端にヴェロアには、殺気立った視線が一斉に襲いかかり、それが次から次にぐさぐさと突き刺さる。
あっという間に、どうにもこうにも抜き差しならぬ状況に追い込まれたヴェロア。
そんな中真っ先に立ち直ったハルスは、そのターゲットをミエリに変更したのだった。
「じゃあミエリ、俺と一緒に……」
「じゃあってなに? じゃあって。失礼じゃない? 私ももちろんヴェロアと組むわ」
内容からすれば当然の反応を、口を尖らせた魅力的な表情で示す。そのやり取りに、ヴェロアは改めて思うのだった。この男は本当のバカだと。
バカを拗らせすぎたハルスは、ひときわ悲しげな表情を浮かべるが、そんなものは自業自得である。誰一人として慰めにまわることはなかった。
「それじゃあ、ワタシとヴェロアとミエリ。こちらはこの三人でこれで決まりね」
するとアリエスは、そう言ってさっさとグループを締め切った。
恐らくは、それ以上のやり取りをするのが面倒になったからだと、ヴェロアはすぐさま理解した。するとなにやら不穏な空気を感じ取ったヴェロアの耳に、思いがけず飛び込んできたクラスメイトの会話。それはヴェロアを、さらにげんなりとした気分にさせるのだった。
「なんてことだ。かわいそうにアリエスちゃんてば、きっとヴェロアに無理矢理婚約させられたんだぜ」
「だよな。じゃなきゃヴェロアとなんか…… あり得ないよな」
あり得ないと言い切られるのはひどく癪だが、ただ自分自身で考えても、答えはあり得ない。だった。
「ヴェロアがきっと、なにかアリエスちゃんの弱味を握ってるのよ」
「汚ねぇヤツだな」
むしろ借金という弱みを握られているのはこちらの方なのだが、それを話すわけにもいかない。
「おとなしそうなフリして、信じられないわよね。女の敵よ」
それは男子に限らず、女子生徒を巻き込むまでに膨れ上がっていた。わずかの時間で、もともとほとんどありはしなかったヴェロアの評価は、一気に地に落ちたのだった。
弁解も抗議も、もはや無意味どころか逆効果だろうと考えたヴェロアは、誠に不本意ではあるが、今はそれを甘んじて受け入れるしかないとじっと耐え忍ぶ。
ヴェロアを共通の敵にすることで、なぜか団結したクラスメイトたち。すると話は、さらに収集のつかない所へと向かって暴走し始める。
「おい、ヴェロアのグループより先に幽霊を捕獲すれば、ヴェロアがたいした事ないという証明にならないか?」
「そうだな。そうすれば婚約解消だ」
「なるほどアリエスちゃんを、ヴェロアの悪の手から救えるわね」
そもそもヴェロアがクラス一の落ちこぼれで、端からたいした事などないのだという事実さえも、どこかに吹き飛んでしまっていた。誰一人としてそれに気づかないままの集団心理の暴走に、アリエスという人物の影響力が、いかに恐ろしいものかを感じずにはいられなかった。
しかしながらこの展開には、さすがにアリエスも肩をすくめるしかないようで、完全に暴走した話は、もはや誰にも止めることができないまでになっていた。
「よし、決まりだ。これからは、打倒ヴェロアだ!」
『おう!』
その瞬間、ヴェロアたちを除いた下位クラスに、妙な一体感が生まれたのだった。
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