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第5節「美容師みのり、異世界での最初の仕事?」

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/1/3 📚 シリーズ: 共感性知能アプリNestTalk(ネストーク) 📝 1,931文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

《蒼真、神殿に立つ ― 異界の剣聖は、美しき仲間と共に》

本文

# ◆ 第1章「蒼の勇者、降り立つ」

## ――第5節「美容師みのり、異世界での最初の仕事?」――

 翌朝。

 蒼真とみのりは、身支度を整えて宿を出た。

 空は澄み渡り、街は朝市の活気に満ちている。

 南方の温暖な気候らしく、露店では色鮮やかな果物や香草が並び、通りを歩く人々は薄手の衣服を身にまとっていた。

「……すごい。日本じゃ見たことない景色です……!」

「この街〈サン=ルミア〉は交易が盛んだからな。いろんな文化が入り混じってるんだ」

 みのりはきょろきょろと周囲を見回し、まるで修学旅行中の学生のように目を輝かせ続けていた。

「さて、まずは冒険ギルドだ――と言いたいところだが」

「えっ?」

 蒼真が歩みを止め、隣の路地へ視線を向ける。

 そこには簡素な木製の椅子に腰掛け、困ったようにため息をつく女性客が一人。

 その目の前には、小さな〈野外ヘアサロン〉のようなテントが張られ、

 しかし働いているはずの美容師はおらず、店を任された店員が右往左往していた。

「すみません、お客様。本職の美容師が急用で抜けてしまって……! あと三十分待てば戻ると……」

「えぇ……でももうすぐ舞踏会が……困ったわ……」

 蒼真は、隣でぎゅっと唇をかみしめるみのりに気づく。

「……蒼真さん。もしかして……私、役に立てるかも」

「お、やるか?」

「や、やりますっ。私、一応美容師ですし……多少の器具があれば……なんとか……」

 みのりは緊張で指を震わせつつも、一歩前に出た。

 その横顔には、昨夜とは違う“決意”が宿っている。

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## ◆ ● みのり、異世界初の美容仕事へ

「あ、あの……もしよかったら、私が代わりにやりましょうか?」

 みのりが声をかけると、困っていた店員がぱっと顔を上げた。

「えっ、本当に!? 本職の方なのかい?」

「はい……日本っていう遠い国で、美容師を……」

「おお、それは助かる! 報酬ももちろん正規で払うよ!」

 女性客も希望を取り戻したような顔でみのりを見つめる。

「お願いできるかしら? この後すぐ舞踏会なの。ヘアセットだけでいいのだけど……」

「任せてください!」

 みのりは蒼真の方を一度見る。

 蒼真が静かに頷く。

「落ち着いてやれ。お前ならできる」

「……はいっ」

 その言葉に背中を押され、みのりはテント内へ入った。

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## ◆ ● “新人美容師”の本領発揮

 テント内には、はさみ、くし、ピン、ブラシと最低限の器具が揃っていた。

(日本のサロンに比べたらずっと primitive だけど……大丈夫。基本は一緒)

 みのりは深呼吸し、女性客の髪を丁寧に触る。

「……すごく綺麗な髪。柔らかくて扱いやすいです」

「そう? そう言ってもらえるなんて嬉しいわ」

 手際よく編み込みを作り、サイドに柔らかいウェーブを加え、髪飾りで仕上げる。

 動きは軽やかで、迷いがない。

 蒼真はテントの入口からその様子を見ていたが――

「……なんか、プロの顔だな」

 昨夜の不安げな少女とはまるで違う。

 集中したみのりの横顔は、自信と輝きに満ち、何よりも美しかった。

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## ◆ ● 完成、そして――

「お待たせしました。どうでしょう……?」

 みのりが鏡を手渡すと、女性客の目が大きく開かれた。

「……すごい……! 本当に? 本当にあなたがやったの?」

「は、はい……!」

「こんなに素敵なセット、宮廷の美容師でもなかなかできないわ!」

 女性客は歓喜し、そのままみのりの手をぎゅっと握った。

「あなた、天才ね! ありがとう! あなたのおかげで今日を乗り切れそうよ!」

「よ、良かったぁ……!」

 みのりは思わず安堵し、蒼真の方へ振り向いて小さくガッツポーズ。

 蒼真は親指を立てた。

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## ◆ ● 小さな成功が自信になる

 その後、店員から正規報酬を受け取ったみのりは、胸の前で両手をぎゅっと握りしめた。

「……やり切りました、蒼真さん!」

「お疲れ。見事だった。あれならこの世界でも十分通用する」

「へへ……少し自信つきました……!」

 みのりは嬉しそうに頬を染め、蒼真の方をまっすぐ見つめる。

「蒼真さんのおかげです……」

「いや、全部お前の力だよ」

 そう言うと、みのりはさらに顔を赤くし、

 風に揺れる栗色の髪を耳に掛けながら、はにかむように笑った。

 その瞬間、テントの奥からスタッフがひょいと顔を出す。

「すまないが嬢ちゃん、うちで働く気は――」

「ダメだ。こいつは俺の仲間だ」

 即答する蒼真。

「えっ……//////」

 みのりの耳まで真っ赤になった。

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こうして、みのりは異世界で最初の“成功体験”を掴んだ。

そしてこの成功が――

後に仲間となっていく無数のヒロインたちが自分の能力を開花させる

“テンプレでありながら王道の始まり”となるのであった。

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冥界焔つむぎ

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