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第10節「波乱の朝――新たな依頼と三人の距離」

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/1/8 📚 シリーズ: 共感性知能アプリNestTalk(ネストーク) 📝 1,874文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

《蒼真、神殿に立つ ― 異界の剣聖は、美しき仲間と共に》

本文

# ◆ 第1章「蒼の勇者、降り立つ」

## ――第10節「波乱の朝――新たな依頼と三人の距離」――

 翌朝。

 柔らかな陽光が宿の窓辺から差し込み、薄いカーテン越しに部屋を金色へ染めた。

 蒼真が目を覚ますと――

 視界の端に、栗色の髪が見えた。

「ん……すぅ……すぅ……」

 みのりが、自分のベッドからいつの間にか移動し、蒼真のすぐそばの床に丸くなって寝ていた。

(なんでここに……)

 微笑んでしまうほど無防備で、可愛い寝顔だった。

 手にはいつの間にか握ってしまったらしい布切れ――蒼真のマントの端。

(……安心して寝たかったのか)

 と、そのさらに向こう――。

「……スゥ……ん……」

 砂月も、ベッドではなくソファで眠っていた。

 夜中に考え事をしていたのだろう。

 長い髪が揺れ、吐息に合わせて胸元の薄布がわずかに上下する。

(なんなんだこの状況は……)

 蒼真は静かに立ち上がり、二人を起こさないように身支度を整えた。

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## ◆ ● 朝の小さな事件

「ふわぁ……おはようござ……んんっ!?」

 みのりが目をこすりながら起き、

 自分の寝ていた場所に気づいた瞬間――固まった。

「えっ……あ、あの……蒼真さんの……近くで寝て……た? 私……」

「落ち着け。危なかったわけじゃないなら問題ない」

「は、はいっ……! す、すみませんっ!」

 みのりは顔を真っ赤にして両手をばたばたさせた。

 そこへ、砂月もゆっくりと起きる。

「……ん。朝? ……あら、みのり。顔赤い」

「い、いえ!? なんでもないですっ!」

「蒼真の近くにいたのね」

「なぜわかるんですかっ!?」

 砂月は優雅に髪を払ってから、さらりと言った。

「だってあなた、安心しきった顔して寝てたもの」

「ひぃぃ……っ」

 蒼真は咳払いし、話題を切り替えた。

「今日から依頼を受ける。ギルドに向かうぞ」

「は、はいっ! 行きます!」

「了解。私も準備できてるわ」

 二人がほぼ同時に立ち上がり、近くにいた蒼真の左右へ自然と並ぶ。

 ――その姿は、まるで暗黙のポジション争いのようだった。

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## ◆ ● ギルドでの新たな依頼

 ギルドに到着すると、朝早いのに冒険者で賑わっている。

 受付嬢が蒼真を見るなり、ぱっと笑顔を向けた。

「おはようございます、蒼真さん。本日はどのような依頼を?」

「初心者向けだけど、少し長距離のものがいい。二人の経験も積ませたい」

「承知しました。ちょうど良い依頼がありますよ」

 受付嬢が差し出した依頼書には――

**『街道沿いの村・リュミエへ護衛兼調査』**

「ここ最近、街道の先で“正体不明の魔物”が現れるらしくて……。村人の不安が高まっています。危険度は中程度ですが、熟練の冒険者が減ってしまって……」

「なるほど。俺たちで受けよう」

 受付嬢は安心したように胸を撫で下ろした。

「ありがとうございます。蒼真さんたちならきっと……」

 と、その時――

 ギルドの奥から、あからさまにこちらを睨む若い男の視線を感じた。

 黒髪。

 鋭い目つき。

 服装も他の冒険者とは違い、どこか“異質な雰囲気”。

(……日本人か?)

 蒼真がじっと見返すと、その男は舌打ちし、視線を逸らして去っていった。

 みのりが心配そうに蒼真の袖を引っ張る。

「蒼真さん……今の人……」

「わからん。ただ――気配が悪かった」

 砂月は腕を組みながら目を細める。

「……感じたわ。あれ、普通の敵意じゃない。違和感がある」

「砂月の“勘”か」

「ええ。多分、また関わることになる」

(やはり……日本人の男も、この世界にはいるらしい)

 蒼真は静かに気を引き締めた。

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## ◆ ● 旅立ちの支度

「蒼真さん。今日出発ですか?」

 みのりはリュックを抱えながら、楽しそうに笑う。

「そのつもりだ。砂月は?」

「準備できてる。

 ……ただし一つだけ言っておくわ」

「なんだ」

「今のギルドの男――彼、ただの敵じゃ終わらない気がするわ。

 空気が濁ってた。……嫌な感じ」

「予知か?」

「断片的なやつ。でも、私の勘はよく当たるの。女優って役の感情読み取るのが仕事だから」

 みのりが少し怯えた顔になる。

「こ、怖い人なんでしょうか……?」

「大丈夫だ」

 蒼真はみのりの頭を軽く撫でる。

「俺が守る。砂月もいる。心配するな」

「……うんっ!」

 砂月も口元だけ笑い、静かに言った。

「安心しなさい。みのりのことは私も気に入ってるから」

「え!? そ、そうなんですか!?」

「ふふ。可愛い後輩って感じでね」

 そんな三人のやり取りを包み込みながら――

 新しい一日が始まっていく。

 これが、蒼真たちが異世界で初めて挑む“本格的な旅”の始まりとなる。

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冥界焔つむぎ

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