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第4話 愛の巣

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/1/2 📚 シリーズ: 200cmのくーちゃんと135cmのしーちゃん、配信者デビュー! 📝 2,568文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

200cmのくーちゃんと135cmのしーちゃん、配信者デビュー! - 第4話 愛の巣

本文

「案内するわね。ここがリビングで、あそこがトイレ。こっちに来て」

手を引かれるがまま、黒羽の後ろを付いていく白音。

次に案内されたのはバスルーム。一般的な浴槽でも足を伸ばせる白音から見たら、まるでプールのように思える広さだ。

「危ないから一人で入ろうとしたら駄目よ?」

「う、うん……」

正直言ってこの広さは恐怖を感じる。

泳ぎも苦手な白音からすると、黒羽と一緒に入浴する方が安心出来るだろう。

「ここが寝室。私に合わせたからベッドは大きいけど、これなら二人で寝ても大丈夫ね」

「うん!」

白音の部屋が4つ以上は余裕で入るであろう広さ。

そんな部屋の中央に天蓋付きの大きなベッドが置かれている。

黒羽の身長に合わせただけあって、白音ならベッドの上だけでも住めそうな程だ。

「ここが書斎兼仕事部屋よ」

「ひえぇ……!?」

次に案内されたのは壁一面が本棚となっていて、パソコンが置かれた部屋。

壁一面に本が並ぶ光景など、白音は人生で一度も見た事が無かった。

「此処の鍵は常に開けておくから何時でも来て良いわ。

でもパソコンには触らないでね? 本も好きな物を読んで良いけど、高い所にあるのは私が取るから言ってね?」

「う、うん……あれ?」

そんな書斎の椅子の上には、モフモフの白く大きなクッションが置いてあった。

「これって……」

「しーちゃんから貰ったシロクマさんのクッションよ」

「えへへ……使ってくれてるんだね」

思わず笑みが溢れる。あのつぶらな瞳のシロクマとは昔黒羽の誕生日に白音がプレゼントしたものだ。

そんなシロクマのクッションを黒羽は優しく撫でながら微笑んだ。

「当然でしょう? しーちゃんから貰った物も、思い出も……全部私の宝物なんだから。しーちゃんもそうでしょう?」

「うん!」

白音も昔貰ったプレゼントや撮って貰った写真が詰まったアルバムを大切に保管している。

黒羽も白音も、お互いから贈られた物は全て大切で大事な思い出なのだ。

「リビングに戻りましょうか」

「うんっ」

そして二人はまた手を繋いでリビングに戻る。

「ここがキッチンよ。ちょうど良い時間だしお昼にしましょう。

しーちゃんは危ないから一人で入っちゃ駄目よ?」

「う、うん……」

キッチンも広く、大きな冷蔵庫が鎮座している。

白音を椅子に座らせると、黒羽は髪を纏めエプロンを付ける。

「ホットケーキにしましょうか。しーちゃん好きだったでしょう?」

「うんっ!」

幸か不幸か、白音の食の好みは子供の頃から変わっていない。

野菜は嫌いでは無いが、やはり甘いお菓子を前にするとワクワクしてしまう。

「待っててね? すぐ作るから」

黒羽はホットケーキミックス、牛乳と卵で手慣れた様子でホットケーキを焼いていく。

あっという間に甘い香りが漂い、まるで魔法の様だった。

「はいどうぞ」

「わあぁ……!」

そうして黒羽が作ってくれたのはバターとメープルシロップたっぷりの、キツネ色のホットケーキ。

白音の前に置かれた皿の上には二枚も乗ったホットケーキが湯気を上げていた。

「切るわね」

黒羽がナイフとフォークで小さく切り分ける。

フォークに刺したホットケーキの欠片を白音に向けると、白音は嬉しそうに齧り付く。

「おいひぃ!」

「ふふっ、良かった」

ホットケーキを口いっぱいに頬張った白音に黒羽は微笑む。

1枚で満腹になった白音に代わって黒羽がもう一枚を完食し昼食は終了。

満腹で眠くなった白音をソファーの上で抱いてゆったりとした時間を過ごし。

夕食はお祝いという事で出前寿司を食し。

黒羽がお風呂の準備をしている間、白音がテレビを見て時間を潰していると。

「しーちゃん、そろそろお風呂に入るわよ」

「うんっ!」

黒羽が白音を連れて脱衣場へ移動する。

「脱ぎ脱ぎしましょうね?」

「一人で出来るよぉ……」

見た目も中身も幼いが白音もれっきとした成人。

実家に居た頃は家事は母親に任せっきりだったが、流石に一人でお風呂くらい入れる。

だが黒羽は白音を甘やかしたいのか、服を脱がすと言って聞かないのだ。

「だーめ」

「むぅ……」

渋々とされるがままに服を脱がされる白音だったが……全てを脱がし終えた黒羽が自分をジッと見つめている事に気付いた。

「くーちゃん?」

「ちょっと失礼するわね?」

「ふぇっ!?」

突然黒羽は白音の体を触り始めた。

腕や足、お腹や胸をペタペタと触っていく。

「えっと……くーちゃん?」

「……痩せた?」

「え? いや……年相応になったんじゃない?」

10年前……当時12歳だった白音は今よりも少しプクプクしていた。

要するに幼児体型である。

だが今の白音はスラリとした細身だ。

出てる所も出ていない貧相な……という言葉が出てくる程に。

「むぅ……」

「くすぐったいよぉ……」

そんなお腹周りをふにふにと触り続ける黒羽は不満そうに眉根を寄せている。

「……ストレス、よね?」

「ぅ……」

「不登校や引き篭もりになって、精神的にも追い詰められていたんだもの。

背が伸びなかったのもその影響?

やっぱり何をしてでも残るべきだった……?」

「くーちゃんっ!」

「しーちゃん……?」

「くーちゃんは間違ってないよ。中学生が一人残るなんてやっぱり無茶だし……一人でも大丈夫って言ってたのに結局負けちゃったシロが悪いの。

でもね、こうしてくーちゃんが迎えにしてくれた。

ダメダメなシロを変わらず好きでいてくれた。

だから……もう大丈夫。あとは幸せな事しか待ってないから!」

「しーちゃん……えぇ、絶対幸せにしてみせるわ。ふふ、私も脱がないとね」

「わぁ……」

裸になった黒羽に思わず声が漏れ出た。

200cmの長身ではあるが、体型そのものはスリムだ。

しかし薄く筋肉を纏った身体は白音と違い虚弱な印象は無い。

「洗うわね」

「んー……」

風呂椅子に座らされ、シャンプーを泡立てた黒羽の手が白音の髪を優しく洗う。

「痒い所は無い?」

「なーいっ」

「ふふっ」

昔、一緒に入った時にも聞いたやり取りだ。

そんな懐かしいやり取りに二人して笑い合う。

「流すわねー?」

「はーい」

シャワーでシャンプーが流されていく。

そしてトリートメントまでしっかりと施され、そのまま体まで洗われる。

「……くーちゃん? 手で洗うの?」

「しーちゃんのお肌は繊細だから」

「うぅ……」

くーちゃんの事は好きだけど……と、顔を赤らめる。

子供の頃すら洗いっこの時はスポンジだったのに、大人になった今手で洗われるのは流石に恥ずかしかった。

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作者について

生獣(ナマ・ケモノ)

生獣(ナマ・ケモノ)

ほのぼのな百合も過激な百合も好き。

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