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終末東京と90式戦車 ― ひとりの旅人の物語

小説投稿サイト「あいぺん」に投稿された作品

📅 公開日: 2026/1/20 📚 シリーズ: 終末世界90式の旅 📝 1,791文字 🤖 AI創作支援作品 ✅ 全年齢

あらすじ

文明崩壊後の世界を90式戦車に乗って見に行こう

本文

■ 廃ビルの影に沈んでいた鋼鉄の巨躯

枯れたアスファルトの割れ目から草木が茂り、朽ちたかつての環状七号線上に90式戦車が静かに横たわっていた。

塗装はところどころ褪せ、錆びてはいる。

けれど、履帯は意外なほどしっかりしている。

点検ハッチを開けてみると、燃料の匂いがかすかに残っていた。

「……まだ、生きてるじゃないか」

その旅人は、慎重にエンジンをかける。

深い咳のような音が響き、やがて 巨大な12気筒ディーゼルが目を覚ました。

長い長い年月を超え、戦車は再び“動くもの”になった。

■ 環状線を辿る旅 ― 廃都を走る唯一のエンジン

崩れた高架、途切れた道路

東京環状線(C1)の高架は、あちこちが崩れ落ち、蔦に覆われ巨大な樹木が割れ目から生えていた。

90式はゆっくりと慎重に進む。

まるで遺跡の参道を通るように前方監視装置の窓越しに、かつての車線が幻のように見える

頭上ではオオタカが旋回し、道路脇では野生化したイノシシの子どもが水たまりで跳ねている

砲塔はもう誰も狙わない。

主砲は威圧の象徴ではなく、ただ“昔の遺物”として空を向けていた。

■ 車内の静けさ

今や都市で唯一の動くエンジン音。

それがかえって、静寂を際立たせる。

旅人は車内で缶詰を温め、夜は砲塔の影で休む。

ヘッドセットは沈黙した昔の周波数に向けて、無意味な雑音だけを吐き続ける。

しかし、その雑音こそが「自分はまだ生きている」という証のようでもあった。

■ 旅の目的はない ― ただ“東京を見て回るだけ”

90式は角ばった巨体を揺らしながら、ゆっくりと道を進む。

渋谷のスクランブル交差点

→ 動物たちが広場のように使っている

新宿副都心

→ ガラスビルの内部に樹木が根を下ろしている

池袋

→ 地下街から噴き出した湧き水が池のようになっている

お台場

→ 海面が上がり、水没した道路の上をペンギンやアザラシが泳ぎ回っている

旅人は、誰に見せるでもない旅を続ける。

人間最後ではないが、人間の“旧文明を覚えている最後のひとり”かもしれない。

■ そして、環状線の一周を終えるころ

太陽が沈み、東京湾にオレンジの反射が揺れる。

90式は高台に停まり、旅人は砲塔に座って夕日を見る。

文明が失われても

都市が静かに自然へ還っていっても

この光景は変わらなかった。

「……きれいだな」

誰に聞かせるでもなく、ただそう呟く。

鋼鉄の獣と、ひとりの旅人は、

終末の東京をゆっくりと見守りながら生きていく。

■ 終末東京の90式戦車 ― 戦闘車両ではなく、探索車両としての“第二の人生”

◆ 1. 戦う必要はもうない

この世界に「戦うべき相手」はいない

人間同士の争いもない

武装の意味も失われた

主砲は動くが、弾はもうどこにも残っていない

それでも砲身は“時代の記念碑”のように空を向けている

この戦車に残された使命は

東京をゆっくり見て回ることだけ

■ 90式の“探索能力”が真価を発揮する理由

◆ 2. 圧倒的な走破性

崩れた路面

草木に飲み込まれた交差点

車が折り重なる廃道

地面が盛り上がった路肩

普通の車では立ち往生する場所でも

90式ならゆっくりと進める

速度は遅くても関係ない

目的は到達ではなく「見ること」だから

◆ 3. 住居兼移動基地になる

車内は広く快適とはいえないが

雨風は防げる

夜は安全

寒冷化した気候でも暖房が使える

小さな焚き火ストーブを外で使って暖を取れる

旅人は90式を“家ごと動く鉄の巣” のように使っている

◆ 4. 動物にとっても無害な存在

この車両は動物を襲わない

彼らが避ける対象ではあるが

“敵”ではなく“巨大な石”のように捉えられている

夜、戦車の周りには

野良猫

フクロウ

アライグマ

キツネ

まれにペンギン

が静かにたむろして

旅人はその音を聞いて眠る

■ 旅人にとって90式とは

戦車ではなく

文明の亡霊のような相棒

かつての時代を知る唯一の機械であり

誰もいない道を進む“鋼鉄の伴侶”でもある

旅人はときどきこう思う

「この戦車は、私より長く生きるだろうな」

その物言わぬ巨体が

失われた文明との最後のつながりでもあった

■ そして――環七の廃道は彼らの旅の舞台

環七は

車が朽ちて草に埋もれ

中には鳥の巣になっている車両もあり

木々が道路を押し上げ

ガードレールは自然の輪郭線になり

センターラインは苔で消え

高架は骨のように錆び

道路標識にはツタが巻き付いて字が読めない

ゆっくり進む90式は

まるで“東京という巨大な墓標”の上を

歩く巡礼者のように見える

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人とAIによる共著作品発表のため団体という形のペンネームにしました。複数の世界を、ゆっくり旅する物語を書いていきます。ChatGPTことチャティを相棒としてストーリーの概要や場面についてを対話する形で...

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